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シティ・オブ・イーヴル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『シティ・オブ・イーヴル』
アヴェンジド・セヴンフォールドスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヘヴィメタルハードロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース アンドリュー・マードック、アヴェンジド・セヴンフォールド
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 16位(日本[1]
  • 30位(アメリカ[2]
  • 63位(イギリス[3]
  • アヴェンジド・セヴンフォールド アルバム 年表
    ウェイキング・ザ・フォーレン
    (2003年)
    シティ・オブ・イーヴル
    (2005年)
    アヴェンジド・セヴンフォールド
    (2007年)
    ミュージックビデオ
    「Beast And The Harlot」 - YouTube
    「Burn It Down」 - YouTube
    「Bat Country」 - YouTube
    「Seize The Day」 - YouTube
    テンプレートを表示

    シティ・オブ・イーヴル』(City of Evil)は、アメリカ合衆国ヘヴィメタルバンドアヴェンジド・セヴンフォールド2005年に発表した3作目のスタジオ・アルバムワーナー・ブラザース・レコード移籍第1弾アルバムで、メジャー・デビュー作に当たる。

    背景

    [編集]

    ボーカリストのM.シャドウズは、前作『ウェイキング・ザ・フォーレン』(2003年)の制作後「まったくスクリームを入れない作品を作りたい」と語っており[4]、音楽評論家の有島博志は本作のボーカルについて「これまでの作品で頻繁に聴けた激烈スクリームは完全に一掃」と評している[5]。「ビースト・アンド・ザ・ハーロット」と「サイドワインダー」ではシニスター・ゲイツピアノを担当し、「シーズ・ザ・デイ」ではザ・レヴがピアノを担当した[6]

    本作の発表に先行して、2005年4月には「ビースト・アンド・ザ・ハーロット」がバンドの公式サイトを通じて配信された[7]

    反響・評価

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    バンドは本作で初めてBillboard 200入りを果たし、最高30位に達した[2]。2006年1月にはRIAAによってゴールドディスクに認定され、その後も売り上げを伸ばして2009年8月にはプラチナディスクに認定された[8]。また、本作からのシングル「バット・カントリー」はBillboard Hot 100で60位、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートで2位、モダン・ロック・チャートで6位のヒットとなった[2]。イギリスでは本作が2005年6月18日付の全英アルバムチャートで63位に達し[3]、2006年3月18日付の全英シングルチャートではシングル「ビースト・アンド・ザ・ハーロット」が47位となった[9]

    アメリカでのリリースから1年後の2006年6月7日には日本盤も発売され、オリコンチャートでは11週チャート・インして最高16位を記録した[1]

    「バット・カントリー」のミュージック・ビデオは、2006年のMTV Video Music Awardsで最優秀新人賞を受賞した[10]

    収録曲

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    全曲ともアヴェンジド・セヴンフォールド作。

    1. ビースト・アンド・ザ・ハーロット "Beast and the Harlot" – 5:40
    2. バーン・イット・ダウン "Burn It Down" – 4:58
    3. ブラインデッド・イン・チェインズ "Blinded in Chains" – 6:34
    4. バット・カントリー "Bat Country" – 5:13
    5. トラッシュト・アンド・スキャッタード "Trashed and Scattered" – 5:53
    6. シーズ・ザ・デイ "Seize the Day" – 5:32
    7. サイドワインダー "Sidewinder" – 7:01
    8. ザ・ウィキッド・エンド "The Wicked End" – 7:10
    9. ストレングス・オブ・ザ・ワールド "Strength of the World" – 9:14
    10. ビトレイド "Betrayed" – 6:47
    11. M.I.A. "M.I.A." – 8:46

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    • ブライアン・ハナー - アコースティック・ギター・ソロ(#7)、アディショナル・ギター、ペダル・スティール
    • オーケストラ
      • サミュエル・フィッシャー、マーク・ロバートソン、ソンガ・リー=キット、サム・フォーミコラ、ブルース・ドゥコフ、アラン・グランフェルド、ラリー・グリーンフィールド、リアン・モートナー - ヴァイオリン
      • デヴィッド・ワルザー、マシュー・フューンズ、アルマ・フェルナンデス - ヴィオラ
      • ヴィクター・ローレンス、デヴィッド・ロウ、デヴィッド・マーゲン - チェロ
    • クワイア
      • ジーニー・ワグナー - クワイア・リーダー
      • Zachary Biggs, Colton Beyer-Johnson, Josiah Yiu, Nathan Cruz, Stephen Cruz, C.J. Cruz, Sean Sullivan, Alan Hong, Nico Walsh, Sally Stevens - クワイア

    脚注

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    1. ^ a b ORICON STYLE
    2. ^ a b c Avenged Sevenfold - Awards : AllMusic
    3. ^ a b AVENGED SEVENFOLD | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
    4. ^ 『アヴェンジド・セヴンフォールド』日本盤CD(WPCR-12770)ライナーノーツ(有島博志、2007年9月18日)
    5. ^ 日本盤CD(WPCR-12319)ライナーノーツ(有島博志、2006年4月17日)
    6. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    7. ^ AVENGED SEVENFOLD: New Song Available For Download - Blabbermouth.net - 2014年2月1日閲覧
    8. ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"CITY OF EVIL"と入力して検索すれば表示される
    9. ^ AVENGED SEVENFOLD | Artist | Official Charts
    10. ^ MTV Video Music Awards | 2006 | Highlights, Winners, Performers and Photos from the 2006 MTV Video Music Awards - 「Winners」をクリックすれば表示される