シトシンデアミナーゼ
シトシンデアミナーゼ(cytosine deaminase, EC 3.5.4.1)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- シトシン + 水 ウラシル + アンモニア
従って、この酵素の2つの基質は、シトシン[1]と水、一方、2つの生成物は、ウラシルとアンモニアである。
この酵素は、加水分解酵素の中で、ペプチド結合以外の炭素-窒素結合、特に環状アミドに作用するものとして分類される。系統名は、イソシトシンデアミナーゼ(isocytosine deaminase)である。ピリミジン代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、13個の三次構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、 1K6W、1K70、1OX7、1P6O、1R9X、1R9Y、1RA0、1RA5、1RAK、1RB7、1UAQ、1YSB及び1YSDである。
出典
[編集]- ^ Sukumar, Uday Kumar; Packirisamy, Gopinath (2015-08-11). “Bioactive Core-Shell Nanofiber Hybrid Scaffold for Efficient Suicide Gene Transfection and Subsequent Time Resolved Delivery of Prodrug for Anticancer Therapy” (英語). ACS Applied Materials & Interfaces 7 (33): 18717-18731. doi:10.1021/acsami.5b05280. ISSN 1944-8244. PMID 26234345.
- “The conversion of 5-methyldeoxycytidine to thymidine in vitro and in vivo”. J. Biol. Chem. 226 (2): 631–42. (1957). PMID 13438848.
- Kream J; Chargaff E (1952). “On the cytosine deaminase of yeast”. J. Am. Chem. Soc. 74 (20): 5157–5160. doi:10.1021/ja01140a050.