出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
この項目では、織物のシフォンについて説明しています。
|
シフォン(フランス語: chiffon)は、織物の一種。フランス語の原義はぼろ布・雑巾であるが、服飾用語としては、薄く柔らかい織物、またはそれを使った衣類の装飾のことである。絹モスリンとも称される[1][2]。
本来は、片糸撚りの生糸を荒い平織りにした絹織物である。広義のシフォンには、レーヨンやナイロンなどの化学繊維を使ったもの、メリヤスに編んだものなど、さまざまなものがある。
柔らかいものは婦人用のベール、肩掛け、夏用の衣類や帽子の装飾などに使われる。ややしっかりしたものは、ドレス、ブラウス、スカーフなどにも使われる。
- ^ 「シフォン」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、精選版 日本国語大辞典、百科事典マイペディア、デジタル大辞泉、世界大百科事典 第2版』。https://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3。コトバンクより2023年4月3日閲覧。
- ^ 広辞苑第五版、1998年、岩波書店