シリウス級戦闘給糧艦
シリウス級戦闘給糧艦 ネス型給糧艦 | |
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「USNSスピカ (T-AFS-9)」 | |
基本情報 | |
種別 | 戦闘給糧艦 |
運用者 |
イギリス海軍補助艦隊 アメリカ海軍 |
就役期間 |
1966年 - 1983年 1981年 - 2009年 |
前級 |
ヒービー型 マーズ級 |
次級 |
リソース級 ルイス・アンド・クラーク級(AKE) |
要目 (アメリカ海軍時代) | |
軽荷排水量 | 9,010 t |
満載排水量 | 16,792 t |
総トン数 | 12,358 t |
全長 | 159.52 m |
垂線間長 | 149.35 m |
最大幅 | 22.0 m |
吃水 | 7.77 m |
主機 | スルザー8RD76 ディーゼルエンジン×1基 |
推進器 | スクリュープロペラ×1軸 |
出力 | 12,700 bhp |
電力 | 3,575 kW |
速力 | 19ノット |
航続距離 | 27,500海里 (12kt巡航時) |
乗員 |
MSC要員:110〜125名 海軍要員:40〜45名 航空要員:27名 |
搭載機 | UH-46ヘリコプター×2機 |
レーダー | 航法用×2基 |
シリウス級戦闘給糧艦(シリウスきゅうせんとうきゅうりょうかん、英語: Sirius-class combat stores ship)は、アメリカ海軍が運用していた補給艦の艦級。イギリス海軍補助艦隊(RFA)が運用していたネス型給糧艦(Ness-class)を購入したものであった。
概要
[編集]1979年にイラン革命が発生し、イランとアメリカ合衆国の関係が悪化した。アメリカはインド洋・アラビア海・ペルシア湾などに空母機動部隊を展開させる必要が生じたが、これを支えるには艦隊補給能力が不足であった。このことから、まず1981年1月17日、RFAの「ライネス」が1年間のリース契約で傭船され、続いて9月30日には「ターバットネス」が傭船された。
その後、これらの船が非常に有用であることが判明したことから、1982年3月1日と9月30日に相次いで購入契約に切り替えられたほか、1983年1月27日には、RFAに残っていた3隻目にして最後の同型船である「ストームネス」もアメリカ海軍によって買い付けられた[1]。
4ヶ所の貨物倉を備えており、計12,234 m3の貨物を収容できる。内訳は、乾燥糧食8,313 m3、冷蔵・冷凍食品3,921 m3、予備部品40,000個である。また洋上移送装置として、STREAM対応の補給ステーション5ヶ所(右舷3ヶ所+左舷2ヶ所)を備えている。
岸壁での貨物の揚降用として、力量25トンのクレーン1基、力量12.5トンのクレーン2基、力量12トンのクレーン1基、力量2.5トンのクレーン2基を備えている[1]。
艦尾楼上には33.5 m×18.3 mのヘリコプター甲板と、UH-46輸送ヘリコプター2機分のハンガーを備えている[1]。
同型艦
[編集]イギリス海軍補助艦隊 | アメリカ海軍 | その後 | ||||||
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# | 艦名 | 起工 | 就役 | # | 艦名 | 就役 | 退役 | |
A339 | ライネス RFA Lyness |
1965年 7月7日 |
1966年 12月22日 |
T-AFS-8 | シリウス USNS Sirius |
1981年 1月18日 |
2005年 7月1日 |
連邦海事局にて 「テキサス・クリッパーIII」として再就役 |
A345 | ターバットネス RFA Tarbatness |
1966年 4月15日 |
1967年 8月10日 |
T-AFS-9 | スピカ USNS Spica |
1981年 11月1日 |
2008年 1月26日 |
2009年5月9日 実艦標的として海没処分 |
A344 | ストームネス RFA Stromness |
1965年 10月5日 |
1966年 9月10日 |
T-AFS-10 | サターン USNS Saturn |
1983年 1月1日 |
2009年 4月6日 |
2010年10月27日 実艦標的として海没処分 |
参考文献
[編集]- ^ a b c Bernard Prezelin (1990). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991. Naval Institute Press. p. 861. ISBN 978-0870212505
関連項目
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、シリウス級戦闘給糧艦に関するカテゴリがあります。