シロオビネズミカンガルー
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シロオビネズミカンガルー | |||||||||||||||||||||||||||
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シロオビネズミカンガルー Bettongia lesueur
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Bettongia lesueur (Quoy & Gaimard, 1824) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
シロオビネズミカンガルー | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Boodie Burrowing bettong Lesueur's bettong Lesueur's rat-kangaroo |
シロオビネズミカンガルー(Bettongia lesueur)は、二門歯目ネズミカンガルー科フサオネズミカンガルー属に分類される有袋類。
分布
[編集]形態
[編集]体長28-36cm。尾長21.5-32.6cm。体重0.9-1.8kg。尾は太い。全身は黄色みを帯びた灰色の体毛で覆われる。腰の体色は帯状に淡色になり、和名の由来になっている。尾を覆う体毛は薄い。
耳介は小型で丸みを帯びる。
生態
[編集]荒地などに生息し、スピニフェクスが点在する環境を好む。ネズミカンガルー科では唯一地中棲で、複数の出入り口がある巣穴の中で生活する。夜行性。オスは単独で生活するが、ペアで生活したりメスのみで群れを形成する事もある。
食性は植物食傾向の強い雑食で、植物の根、根茎、果実、種子、菌類、シロアリなどを食べる。
繁殖形態は胎生。1回に1頭の幼獣を年に2回に分けて産む。幼獣は生後115日は母親の育児嚢の中で生活し、5-6か月後に独立する。
人間との関係
[編集]人為的に移入されたアナウサギとの競合、アカギツネやノネコによる捕食などにより生息数は激減した。以前はオーストラリア南部にも分布していたが、西オーストラリア州のドール島とバーニア島、バロー島の個体群を残して絶滅した。競合相手や天敵となる外来種を駆除した上で、再導入する試みが進められている。1992年にハイリソン・プロング半島、1999年にニューサウスウェールズ州に再導入され生息数は増加傾向にある。
参考文献
[編集]- 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、12、206頁。
- 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科6 有袋類ほか』、平凡社、1986年、138、146、175頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社、2000年、22、140頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- IUCN Red List - Home Page -
- Richards, J., Morris, K. & Burbidge, A. 2008. Bettongia lesueur. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.1.