シー・デビル
シー・デビル | |
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She-Devil | |
監督 | スーザン・シーデルマン |
脚本 |
バリー・ストルガッツ マーク・R・バーンズ |
製作 |
ジョナサン・ブレット スーザン・シーデルマン |
出演者 |
ロザンヌ・バー メリル・ストリープ エド・ベグリー・Jr リンダ・ハント |
音楽 | ハワード・ショア |
撮影 | オリヴァー・ステイプルトン |
編集 | クレイグ・マッケイ |
配給 |
オライオン・ピクチャーズ ワーナー・ブラザース |
公開 |
1989年12月8日 1990年6月15日 |
上映時間 | 99分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $15,351,421 |
『シー・デビル』(She-Devil)は、1989年に製作されたスーザン・シーデルマン監督、ロザンヌ・バー主演のブラックコメディ映画である。
概要
[編集]人気テレビ番組『ロザンヌ』で人気を博したコメディエンヌ、ロザンヌ・バーの記念すべき映画初主演作である本作。お世辞にも美しいとは言えない地味で平凡な主婦が、夫の浮気に逆上して、計画的に復讐していくというフェイ・ウェルドン原作のブラック・コメディなのだが、女性に関するサクセス・ストーリーでもある。共演には、『ソフィーの選択』で見事アカデミー主演女優賞を受賞したメリル・ストリープに、エド・ベグリー・Jr、そして同じくアカデミー賞受賞女優のリンダ・ハントら“個性派”が顔を揃える。それまでは知的で聡明な女性を演じることが多かったストリープだが、本作では一転。見事に頂点から転げ落ちる女流作家をユーモラスかつコミカルに演じている。監督は、後に人気テレビシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』の数エピソードの監督を務めた女性監督のスーザン・シーデルマンが務める。
あらすじ
[編集]とある郊外の住宅地に住む平凡で地味な主婦のルース(ロザンヌ・バー)。二人の子供を持ち、夫で会計士のボブ(エド・ベグリー・Jr)との4人暮らしで一見幸せそうに見えた。しかしふたを開けてみれば、夫のボブはかなりの浮気人で、若い娘に目をつけては声を掛けまくるような性格。おまけに二人の子供は、やんちゃで自分勝手。そんな生活にいい加減飽き飽きし始めていたある日、ルースとボブはとあるパーティに出席する。パーティの最中、ボブは人気女流作家のメアリー・フィッシャー(メリル・ストリープ)にワインをこぼしてしまう。そのことがきっかけで2人は、急接近。早速その夜に関係を持ち始め、ルースを尻目によろしくやり始める。冴えない風貌の妻にいい加減うんざりしていたボブも、しまいにはメアリーとの同棲を決意。しかし、ボブの浮気に薄々勘付き始めていたルースも、とうとうボブの両親を招いた夕食の席で怒り爆発。そんな妻に見かねたボブも、家を出て行ってしまう。一人取り残されたルースは、自分を裏切った夫ボブへの復讐を誓い、4つの項目を書いたリストを作成するのだった…。
登場人物
[編集]- ルース・パチェット
- 主人公。夫と子供がいる平凡な主婦。地味な容姿で、夫からは人前でもぞんざいに扱われ、しまいには浮気をされた事に怒り復讐を計画する。主婦時代には要領が悪い場面が見られたが、復讐計画後は綿密な計画を練り、女性専用の雇用代理店を起業するなど商才を発揮している。
- メアリー・フィッシャー
- 「ロマンス小説の女王」と称される人気女流作家。現在は名声を手に入れ、豪邸で暮らしているが、母親により出自[1]を暴露されてしまう。
- ボブ・パチェット
- ルースの夫。職業は会計士。女好きで、女性関係がだらしない面があり、メアリーと不倫関係になるほか、オリヴィアにも手を出す。
- フーパー
- ルースが老人ホームに潜入した際に出会った女性。ルースとは意気投合し、女性専用の雇用代理店を起業する。
- ミセス・フィッシャー
- メアリーの母親。メアリーの「過去」を知っているため、老人ホームに厄介払いされていた。
- オリヴィア・ハニー
- ルースの雇用代理店の社員。ボブ好みの美女で、ボブの秘書として送り込まれる。
スタッフ・キャスト
[編集]キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | ||
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ソフト版 | TV版 | |||
ルース・パチェット | ロザンヌ・バー | 吉田理保子 | 磯辺万沙子 | |
メアリー・フィッシャー | メリル・ストリープ | 藤田淑子 | 島本須美 | |
ボブ・パチェット | エド・ベグリー・Jr | 富山敬 | 宮本充 | |
フーパー | リンダ・ハント | |||
ミセス・フィッシャー | シルヴィア・マイルズ | |||
ニコレット・パチェット | エリザベス・ピーターズ | |||
アンディ・パチェット | ブライアン・ラーキン | 又村奈緒美 | ||
ガルシア | A・マルティネス | 島田敏 | ||
オリヴィア・ハニー | マリア・ピティロ | 松井菜桜子 | ||
ラリー | ジャック・ギルピン | 喜多川拓郎 | ||
ピープル誌のリポーター | デボラ・ラッシュ |
スタッフ
[編集]- 監督:スーザン・シーデルマン
- 原作:フェイ・ウェルドン
- 製作:ジョナサン・ブレット、スーザン・シーデルマン
- 脚本:バリー・ストルガッツ、マーク・R・バーンズ
- 音楽:ハワード・ショア
- 撮影:オリヴァー・ステイプルトン
- 編集:クレイグ・マッケイ
脚注
[編集]- ^ 年齢詐称や10代の頃に乱れた生活をしており、隠し子がいる事