ジェームズ・メイトランド (第7代ローダーデイル伯爵)
第7代ローダーデイル伯爵ジェームズ・メイトランド(英語: James Maitland, 7th Earl of Lauderdale、1718年1月23日 – 1789年8月17日)は、スコットランド貴族。1747年から1761年までと1782年から1784年までの2度にわたってスコットランド貴族代表議員を務めた[1]。1744年までメイトランド子爵の儀礼称号を使用した[1]。
生涯
[編集]第6代ローダーデイル伯爵チャールズ・メイトランドと妻エリザベス(Elizabeth、1692年5月6日ごろ – 1778年9月24日、第4代フィンドレイター伯爵ジェームズ・オグルヴィの娘)の息子として、1718年1月23日に生まれた[1]。
1740年にイギリス陸軍に入隊、1745年に中佐に昇進、以降20年ほど務めたのち1765年に辞任した[1]。
1744年7月15日に父が死去すると、ローダーデイル伯爵位を継承、1747年から1761年までと1782年から1784年までの2度にわたってスコットランド貴族代表議員を務めた[1]。1747年、スコットランド世襲的司法権廃止法により、サールスタンのレガリティ(regality)とローダーデイルのbailiaryの放棄と引き換えに1,000ポンドの補償を受け取った[1]。
1766年から1782年までスコットランド警察卿(Commissioner of Police)を、1780年から1781年までグラスゴー大学の学長(Lord Rector)を務めた[1]。
1789年8月17日にハルトンで死去、息子ジェームズが爵位を継承した[1]。
家族
[編集]1749年4月24日、メアリー・ターナー・ロンブ(Mary Lombe、1734年ごろ – 1789年7月20日、ロンドンの長老議員サー・トマス・ロンブの娘)と結婚、6男6女をもうけた[1][2]。
- ヴァルデイヴ・チャールズ・ローダー(Valdave Charles Lauder、1752年12月14日 – 1754年9月5日) - 夭折[1]
- ジェームズ(1759年1月26日 – 1839年9月15日) - 第8代ローダーデイル伯爵[1]
- トマス(1760年3月10日 – 1824年1月17日) - セイロン総督、マルタ総督、庶民院議員、生涯未婚[3]
- ジョン(1768年10月8日没[2])
- ウィリアム・モードント(William Mordaunt、1841年6月24日没) - メアリー・トラヴァース(Mary Travers、ジョン・トラヴァースの未亡人、リチャード・オーペンの娘)と結婚、子供あり。1810年6月5日にジェーン・ワザーストーン(Jane Watherstone、ダルハウジー・ワザーストーンの未亡人、トマス・ウォーカーの娘)と再婚。第11代ローダーデイル伯爵トマス・メイトランドの父[2]
- チャールズ(1767年3月24日没) - 夭折[2]
- ハンナ(1768年9月16日没)
- エリザベス(1824年没) - 1770年4月9日、デイヴィッド・ギャヴィン(David Gavin)と結婚、子供あり[2]
- メアリー・ジュリアン(Mary Julian、1795年2月2日没) - 1770年3月9日、トマス・ホッグ(Thomas Hog)と結婚、子供あり[2]
- ハンナ・シャーロット(1804年5月8日没) - 1785年4月18日、第7代ツィードデール侯爵ジョージ・ヘイと結婚、子供あり[2]
- ジェーン(1834年没) - 1787年12月22日、サミュエル・ロング(Samuel Long、1746年8月5日 – 1807年10月9日、ビーストン・ロングの息子、庶民院議員[4])と結婚、子供あり。1808年11月5日、初代準男爵サー・ウィリアム・ヒューストンと再婚
- イザベル・アン(1858年9月4日没) - 1793年7月1日、フランシス・ダッシュウッド(Francis Dashwood、第11代ル・ディスペンサー男爵フランシス・ダッシュウッドの息子とされたものの、ル・ディスペンサー男爵に嫡子はいなかった)と結婚[2]
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k Cokayne, George Edward; Doubleday, Herbert Arthur; Howard de Walden, Thomas, eds. (1929). The Complete Peerage, or a history of the House of lords and all its members from the earliest times, volume VII: Husee to Lincolnshire. Vol. 7 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press. pp. 493–494.
- ^ a b c d e f g h Paul, James Balfour, Sir, ed. (1908). The Scots Peerage (英語). Vol. V. Edinburgh: David Douglas. pp. 317–318.
- ^ Thorne, R. G. (1986). "MAITLAND, Hon. Thomas (1760-1824).". In Thorne, R. G. (ed.). The House of Commons 1790-1820 (英語). The History of Parliament Trust. 2021年1月26日閲覧。
- ^ Thorne, R. G. (1986). "LONG, Samuel (1746-1807), of Carshalton Park, Surr.". In Thorne, R. G. (ed.). The House of Commons 1790-1820 (英語). The History of Parliament Trust. 2021年1月26日閲覧。
外部リンク
[編集]学職 | ||
---|---|---|
先代 アンドルー・ステュアート |
グラスゴー大学学長 1779年 – 1781年 |
次代 ヘンリー・ダンダス |
スコットランドの爵位 | ||
先代 チャールズ・メイトランド |
ローダーデイル伯爵 1744年 – 1789年 |
次代 ジェームズ・メイトランド |