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テレフタル酸ジメチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テレフタル酸ジメチル
識別情報
略称 DMT
CAS登録番号 120-61-6 チェック
PubChem 844112241382 (2H4)
ChemSpider 13863300 チェック
UNII IKZ2470UNV チェック
EC番号 204-411-8
MeSH Dimethyl+4-phthalate
ChEBI
RTECS番号 WZ1225000
バイルシュタイン 1107185
特性
化学式 C10H10O4
モル質量 194.18 g mol−1
外観 白色の固体
密度 1.2 g/cm3, ?
融点

142℃

沸点

288℃

酸解離定数 pKa -7.21
塩基解離定数 pKb -6.60
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テレフタル酸ジメチル(テレフタルさんジメチル、Dimethyl terephthalate, DMT)は、ポリエチレンテレフタラートポリトリメチレンテレフタラートといったポリエステルの合成に使われる、テレフタル酸メタノールとのエステルである。ベンゼンのパラ位(1,4位)にメチルエステル基が結合した構造をしている。

不揮発性のテレフタル酸と比べ、テレフタル酸ジメチルは蒸留によって高純度化しやすい利点がある。高純度テレフタル酸 (Purified Terephthalic Acid, PTA) を生産する際の中間体とされるほか、エチレングリコールエステル交換反応させることで直接ポリエチレンテレフタラートの生産にも使われる。これは可逆反応のため、重合度を高めたいときは副生するメタノールを除去すればよい。

出典

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関連項目

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