ジャノリス・ジェンキンス
Janoris Jenkins | |||||||||||||
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基本情報 | |||||||||||||
ポジション | コーナーバック | ||||||||||||
生年月日 | 1988年10月29日(36歳) | ||||||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 フロリダ州パホーキー | ||||||||||||
身長: | 5' 10" =約177.8cm | ||||||||||||
体重: | 193 lb =約87.5kg | ||||||||||||
経歴 | |||||||||||||
大学 | ノースアラバマ大学 | ||||||||||||
NFLドラフト | 2012年 / 2巡目全体39位 | ||||||||||||
初出場年 | 2012年 | ||||||||||||
初出場チーム | セントルイス・ラムズ | ||||||||||||
所属歴 | |||||||||||||
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受賞歴・記録 | |||||||||||||
オールプロ選出(計1回) | |||||||||||||
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プロボウル選出(1回) | |||||||||||||
2016年 | |||||||||||||
NFL 通算成績 | |||||||||||||
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Player stats at PFR |
ジャノリス・ジェンキンス(Janoris Jenkins、1988年10月29日 - )はフロリダ州パホーキー出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはコーナーバック。あだなは「ジャックラビット」[1]。
経歴
[編集]プロ入りまで
[編集]高校3年次の2008年には、パレード誌よりオールアメリカンに選ばれた。またRivals.comからは4つ星に評価されて、全米で6位のコーナーバックと評価された[2]。
フロリダ大学時代には1年次からレギュラーとしてプレー、BCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームにも出場した[3]。この年、カレッジフットボールニュース、スポーティングニュースよりフレッシュマンのオールアメリカンに選ばれた。
しかし、2009年6月1日にゲインズビルのバーのそばでけんかを起こし、逮捕される際に警察に抵抗したためテイサーで制圧された。警察からけんかのきっかけを尋ねられた彼は、誰かが自分の首から金のチェーンを盗もうとしたことだと語った[4]。この事件では、6ヶ月の保護観察処分を受けた。
2010年、サウスカロライナ大学のアルション・ジェフリー、ジョージア大学のA・J・グリーン、アラバマ大学のフリオ・ジョーンズとのマッチアップで、平均4.7キャッチ、38ヤードに抑える活躍を見せてAP通信より、サウスイースタン・カンファレンスのファーストチーム、Rivals.comよりオールアメリカンのサードチームに選ばれた[5]。
2011年1月と4月23日にマリファナの不法所持で逮捕された。4月26日、フロリダ大学のフットボール部は彼を追放した[6]。その後NCAAディビジョンIIのノースアラバマ大学に編入した[7]。
シニアボウルで活躍[8]、ドラフトコンバインでは、40ヤード走で4秒46を出すなど、高い身体能力を示した[9]。
セントルイス・ラムズ
[編集]2012年のNFLドラフト2巡でセントルイス・ラムズから指名された。7月に4年500万ドルで契約を結んだ[10]。
トレーニングキャンプでは、新人のトルメイン・ジョンソン、ベテランのコートランド・フィネガン、ブラッドリー・フレッチャーとポジションを争い、開幕から先発コーナーバックに選ばれた。
デトロイト・ライオンズとの開幕戦ではマッチアップしたタイタス・ヤングにトラッシュトークをしかけ、試合中に頭突きを受けた[11]。この試合でマシュー・スタッフォードからプロ入り初のインターセプトをあげた。第2週のワシントン・レッドスキンズ戦ではフレッド・デービスへのアンネセサリーラフネスで15,750ドルの罰金を課せられた[12]。
第6週のマイアミ・ドルフィンズ戦では彼が守るレシーバーに、9本中9本のパスを決められ、マーロン・ムーアの29ヤードのTDレシーブも許した[13]。第10週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦にはチームの規律を破ったことから、インアクティブとなった[14]。第12週のアリゾナ・カージナルス戦では2インターセプト、いずれもリターンタッチダウンをあげた[15]。1試合で2インターセプトリターンTDは、NFLでは1960年のボビー・フランクリン以来となる[16]史上4人目の快挙であり、この週のNFC最優秀守備選手に選ばれた[17]。第13週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦では2ヤードのファンブルリカバーTDをあげた[18]。第16週のタンパベイ・バッカニアーズ戦でも41ヤードのインターセプトリターンTDをあげた[19]。この年先発14試合を含む15試合に出場し、73タックル、4インターセプト、4タッチダウンをあげた。パントリターナーとしても起用され9回で46ヤードをリターンしたが、3回ファンブルしている。守備選手としての4タッチダウン(インターセプト3回、ファンブルリカバー1回)はこの年のNFLトップの数字であった。この年彼はキャロル・ローゼンブルーム記念賞を受け取った。新人で3インターセプトリターンタッチダウンをあげたのは、シカゴ・ベアーズのチャールズ・ティルマンに並ぶNFLタイ記録となった。
2013年もフィネガンとともに先発コーナーバックを務めた。開幕戦のアリゾナ・カージナルス戦では4タックル、シーズン最多の3パスブロックで27-24の勝利に貢献した。10月13日のヒューストン・テキサンズ戦ではT・J・イエーツをサック、NFL初サックをあげた。次のプレーで彼はイエーツのパスをインターセプト、チームは38-13で勝利した。第15週のニューオーリンズ・セインツ戦ではシーズン最多の6タックルをあげた。この年、全16試合に先発出場し、61タックル、14パスブロック、1サック、1インターセプトをあげた。
2014年、E・J・ゲインズと先発コーナーバックを務めた。9月21日のダラス・カウボーイズ戦ではトニー・ロモのパスをインターセプト、25ヤードのリターンタッチダウンをあげた。第9週のシアトル・シーホークス戦ではシーズン最多の9タックルをあげた。第8週と第9週の試合をひざの負傷で欠場した。11月23日のサンディエゴ・チャージャーズ戦では4タックル、1ファンブルフォース、さらに99ヤードのインターセプトリターンタッチダウンをあげた。この年、先発13試合を含む14試合に出場し、59タックル、1ファンブルフォース、2インターセプト、2タッチダウンをあげて、チームメートのタボン・オースティンとともに、プロボウルの補欠選手に選ばれた[20]。
2015年9月27日のピッツバーグ・スティーラーズ戦でシーズン最多の9タックル、ベン・ロスリスバーガーからインターセプトを奪ったがチームは6-12で敗れた。。翌週のアリゾナ・カージナルス戦でもカーソン・パーマーのパスをインターセプト、24-22の勝利に貢献した。第12週のシンシナティ・ベンガルズ戦ではアンディ・ダルトンのパスをインターセプトしたが、チームは7-31で敗れた。この年15試合に先発出場し、64タックル、16パスブロック、3インターセプトをあげた。
ニューヨーク・ジャイアンツ
[編集]2016年3月9日、5年6250万ドル(2900万ドルの保証、1000万ドルのサインボーナス)でニューヨーク・ジャイアンツと契約した[21]。この年、ドミニク・ロジャース=クロマティ、イーライ・アップル、ランドン・コリンズとともにディフェンスバック陣を形成した。
ダラス・カウボーイズとの開幕戦では、3タックルをあげるとともに、デズ・ブライアントをレシーブ1回、8ヤードに抑え、20-19の勝利に貢献した。翌週のニューオーリンズ・セインツ戦では8タックルをあげるとともに、FGブロックされたボールをリターンし、タッチダウンをあげた。10月9日のグリーンベイ・パッカーズ戦ではアーロン・ロジャースから2回インターセプトをあげた。ロジャースが地元ランボー・フィールドで同じ選手に2度インターセプトされたのは初めてのことであった。11月14日のシンシナティ・ベンガルズ戦ではその時点でNFLのリーディングレシーバーであったA・J・グリーンをわずか4回23ヤードに抑えた。この年15試合に先発出場した彼は、49タックル、自己ベストの18パスブロック、1サック、3インターセプトをあげた。ジャイアンツは、11勝5敗でプレーオフに進出、2017年1月8日のパッカーズ戦は彼にとって初めてのプレーオフとなったが、1タックルにとどまり、チームは13-38で敗れた。この年、自身初のプロボウル及びオールプロセカンドチームに選ばれた。またNFLトップ100選手(2017年)の54位に評価された[22]。プロボウルにノースアラバマ大学出身の選手が選ばれたのは1956年のハーロン・ヒル以来であった[23]。
2017年10月15日、デンバー・ブロンコス戦で5タックル及びトレバー・シーミアンのパスをインターセプト、43ヤードのリターンタッチダウンをあげた。10月31日の試合はチームの規律違反を犯したため出場停止となった[24]。わずか1試合の欠場で11月7日の試合に復帰した[25]。足首の手術をすることとなり、11月29日に故障者リスト入りした[26]。この年9試合に出場、31タックル、3インターセプト(2リターンタッチダウン)、1ファンブルフォースをあげた。
2018年は、全16試合に出場し、70タックル、2インターセプト、1ファンブルフォースの成績を残した。ジャイアンツは、5勝11敗でプレーオフを逃した。
2019年、第4週のワシントン・レッドスキンズ戦で新人QBドウェイン・ハスキンズから2インターセプトをあげて、NFCの週間最優秀守備選手に選ばれた[27]。12月13日、Twitterにて中傷的な発言をした後、謝罪することを拒否したとしてジャイアンツから解雇された[28]。ジャイアンツでは13試合に出場し、53タックル、4インターセプトをあげた[29]。
ニューオーリンズ・セインツ
[編集]ジャイアンツを解雇された直後の2019年12月16日、ニューオーリンズ・セインツと契約を結んだ。背番号はジャイアンツ時代と同じ20番[29]。第17週のカロライナ・パンサーズ戦でカイル・アレンのパスをインターセプトした。プレーオフのミネソタ・バイキングス戦では8タックル、1ファンブルフォースを記録した。
2020年3月23日、2年1675万ドルの契約を結んだ。第1週のタンパベイ・バッカニアーズ戦でトム・ブレイディのパスをインターセプト、36ヤードのリターンタッチダウンをあげた。第11週のアトランタ・ファルコンズ戦でマット・ライアン、第12週のデンバー・ブロンコス戦でケンドール・ヒントンのパスをインターセプトした。
2021年3月11日、セインツから解雇された[30]。
テネシー・タイタンズ
[編集]2021年3月19日、テネシー・タイタンズと2年1500万ドルの契約を結んだ[31]。この年先発13試合を含む14試合に出場、54タックル、6パスディフェンス、1ファンブルフォース1インターセプトをあげた。
サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
[編集]2022年11月29日、サンフランシスコ・フォーティナイナーズとプラクティス・スクワッド契約を結んだ[32]。
人物
[編集]いとこのパーネル・マクフィーもNFL選手となっており、トラッシュトーカーである[33]。
2018年6月、彼の所有する住居で遺体が発見され、兄に殺人容疑がかけられた[28]。
脚注
[編集]- ^ Des Bieler and Matt Bonesteel (2019年12月11日). “Giants cut Janoris Jenkins two days after he directed slur toward fan on Twitter”. ワシントン・ポスト. 2019年12月16日閲覧。
- ^ “JANORIS JENKINS”. rivals.com. January 1, 2013閲覧。
- ^ “素行に問題ありも素材は一級品、ドラフト注目株のCBジェンキンス”. NFL JAPAN (2012年2月28日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ Joe Schad (2009年6月1日). “Gators CB Jenkins arrested near bar"”. ESPN. 2013年1月1日閲覧。
- ^ “PLAYER BIO”. 北アラバマ大学. 2013年1月1日閲覧。
- ^ Edward Aschoff (2012年4月26日). “Florida boots Janoris Jenkins from team”. ESPN. 2013年1月1日閲覧。
- ^ “更生アピールの問題児 その願いは届くのか”. NFL JAPAN (2012年). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “コンバイン前、注目のCBトップ5”. NFL JAPAN (2012年2月22日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “現地28日のコンバイン、トップパフォーマーたち”. NFL JAPAN (2012年2月29日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “Janoris Jenkins signs $5 million deal”. florida.scout.com (2012年7月25日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “喧嘩早い性格直らず?WRヤングが頭突きで一時ベンチ待機”. NFL JAPAN (2012年9月11日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “第2週の試合で罰金を受けた選手たち”. アメフトNewsJapan (2012年9月21日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “Second Read: Washington turns RGIII loose, and other Week 6 observations”. スポーツ・イラストレイテッド (2012年10月16日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ Josh Katzowitz (2012年11月11日). “Rams' Janoris Jenkins, Chris Givens inactive for rules violations”. CBSスポーツ. 2013年1月1日閲覧。
- ^ “ラムズが4INT奪取で勝利、CBジェンキンスは2リターンTD”. NFL JAPAN (2012年11月26日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “半世紀ぶりの快挙も出た!第12週の記録集”. NFL JAPAN.COM編集部オフィシャルブログ (2012年11月29日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “週間MVPに2INTリターンTDのCBジェンキンス -守備部門-”. NFL JAPAN (2012年11月29日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “ラムズが49ers撃破の番狂わせ、引き分け直前に劇的FG”. NFL JAPAN (2012年12月3日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ “ラムズ、5ターンオーバー奪取でバッカニアーズ撃破”. NFL JAPAN (2012年12月24日). 2013年1月1日閲覧。
- ^ Nick Wagoner (2014年12月25日). “Janoris Jenkins, Tavon Austin are Pro Bowl alternates”. ESPN. 2019年12月16日閲覧。
- ^ Conor Orr (2016年3月9日). “Janoris Jenkins to sign with New York Giants”. nfl.com. 2019年12月16日閲覧。
- ^ “[FORMER LION JANORIS JENKINS IS PRO BOWL PICK TOP 100 PLAYERS OF 2017]”. nfl.com. 2019年12月16日閲覧。
- ^ “FORMER LION JANORIS JENKINS IS PRO BOWL PICK”. ノースアラバマ大学 (2016年12月10日). 2019年12月16日閲覧。
- ^ Kevin Patra (2017年10月31日). “Giants suspend Janoris Jenkins for violating team rules”. nfl.com. 2019年12月16日閲覧。
- ^ Kevin Patra (2017年11月7日). “Giants reinstate CB Jenkins after 1-game suspension”. nfl.com. 2019年12月16日閲覧。
- ^ “Giants place Janoris Jenkins on IR, sign DT Khyri Thornton”. ニューヨーク・ジャイアンツ (2017年11月29日). 2019年12月16日閲覧。
- ^ Jeremy Bergman (2019年10月2日). “Nick Chubb, Jameis Winston among Players of the Week”. nfl.com. 2019年12月16日閲覧。
- ^ a b “ジャイアンツにカットされたCBジェンキンスをセインツが獲得”. NFL JAPAN (2019年12月17日). 2019年12月18日閲覧。
- ^ a b Josh Alper (2019年12月16日). “Saints claim Janoris Jenkins off of waivers”. NBCスポーツ. 2019年12月18日閲覧。
- ^ “セインツがベテランCBジェンキンスをリリース、サラリーキャップへの対応続く”. NFL JAPAN (2021年3月12日). 2022年12月17日閲覧。
- ^ “Janoris "Jackrabbit" Jenkins Signs with the Tennessee Titans” (英語). Tennessee Titans.com (2021年3月19日). 2022年12月17日閲覧。
- ^ “49ers Sign CB Janoris Jenkins to the Practice Squad” (英語). 49ers.com (2022年11月28日). 2022年12月17日閲覧。
- ^ Vinvent Rapisardi (2016年11月19日). “Janoris Jenkins & Trash Talker Pernell McPhee Are Cousins”. bigblueunbiased.com. 2019年12月16日閲覧。
外部リンク
[編集]- 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference
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ディフェンシブライン
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