コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ジャン=ポール・ブレリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャン=ポール・ブレリー
Jean-Paul Bourelly
ジャン=ポール・ブレリー(2006年)
基本情報
出生名 Jean-Paul Etienne Bourelly
生誕 (1960-11-23) 1960年11月23日(63歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ
ジャンル フュージョンロックアヴァン・ロックブルースワールドミュージック
職業 ミュージシャン、歌手、作曲家、音楽プロデューサー、レーベル所有者
担当楽器 ギター
活動期間 1980年 -
公式サイト www.bourelly.com

ジャン=ポール・ブレリーJean-Paul Bourelly1960年11月23日 - )は、フュージョンロックの境界を越える音楽を演奏するアメリカのギタリスト。

ブレリーはイリノイ州シカゴで、ハイチ出身の両親のもとに生まれた。祖母が彼にヨルバの音楽を教えたという。10歳の時には、リリック・オペラで歌ったこともある。彼はピアノとドラムのレッスンを受けた[1]。その後はアコースティックギターを演奏していたが、ラジオでジミ・ヘンドリックスを聴いた後、叔父のガソリン・スタンドで働いて貯めたお金でエレクトリックギターを購入した。同年、深夜のラジオ番組で紹介されたチャーリー・パーカーの音楽に感銘を受けた[2]

1979年、ニューヨークに移住。1980年代には、ムハル・リチャード・エイブラムスオル・ダラロイ・ヘインズエルヴィン・ジョーンズファラオ・サンダースマッコイ・タイナー[3]スティーヴ・コールマンマーク・リボーエリオット・シャープアーチー・シェップデヴィッド・トーンと仕事をした。カサンドラ・ウィルソンのアルバムではプロデュースを担当した。フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『コットン・クラブ』には、端役で出演している。移住から10年が経とうとする頃、マイルス・デイヴィスの最後のアルバムの1つである『アマンドラ』[3]で演奏した[1][2]。1987年、初のソロ・アルバム『ジャングル・カウボーイ』をリリースし、1995年まで「ブルーウェイヴ・バンディッツ (BluWave Bandits)」を率いていた[2]

ブレリーは、1990年代にヨーロッパへ移住したとき、自らの音楽を分類することが難しくなり、ハイチの伝統、アフリカのリズム、ブルース、ロックを組み合わせたものになっていったと語っている。彼はレコード・レーベル「JPGotMangos」を設立し、2000年代には、3kings、Citizen X、Blues Banditsなど、いくつかのグループを率いた[2]

彼の娘であるビビ・ブレリーは、シンガーソングライターになっている[4]

ディスコグラフィ

[編集]

リーダー・アルバム

[編集]
  • 『ジャングル・カウボーイ』 - Jungle Cowboy (1987年、JMT)
  • 『トリッピン』 - Trippin (1992年、Enemy)
  • 『セインツ&シナーズ』 - Saints & Sinners (1993年、DIW)
  • 『ブラッカデリック・ブルー』 - Blackadelic-Blu (1994年、DIW)
  • 『トリビュート・トゥ・ジミ』 - Tribute to Jimi (1995年、DIW)
  • 『ライヴ!』 - Live! Fade to Cacophony (1995年、DIW)
  • 『ヴァイブ・ミュージック&ザ・ブルース』 - Rock the Cathartic Spirits: Vibe Music And The Blues! (1996年、DIW)
  • Mag Five (1998年、PAO) ※with Harry Sokal, Lonnie Plaxico, Ronnie Burrage
  • 『ヴァイブ・ミュージック』 - Vibe Music (1999年、PAO)
  • Boom Bop (2000年、PAO)
  • Trance Atlantic (Boom Bop II) (2001年、Double Moon)
  • News from a Darked Out Room (2006年、Phonector)
  • CutMotion (2007年、JPGotMangos)
  • Kiss the Sky (2018年、JPGotMangos) ※with Daryl Taylor, Kenny Martin

参加アルバム

[編集]

カサンドラ・ウィルソン

その他

脚注

[編集]
  1. ^ a b Jean-Paul Bourelly”. AllMusic. 11 January 2017閲覧。
  2. ^ a b c d Yanow, Scott (2013). The Great Jazz Guitarists. San Francisco: Backbeat. ISBN 978-1-61713-023-6 
  3. ^ a b Gilbert, Mark (2002). Kernfeld, Barry. ed. The New Grove Dictionary of Jazz. 1 (2nd ed.). New York: Grove's Dictionaries. p. 277. ISBN 1-56159-284-6 
  4. ^ Augustin, Camille (17 April 2015). “Views From The Studio With… Songwriter Bibi Bourelly”. Vibe. http://www.vibe.com/2015/04/views-from-the-studio-bibi-bourelly-interview/ 11 January 2017閲覧。. 

外部リンク

[編集]