ジュリー・ニューマー

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ジュリー・ニューマー
Julie Newmar
Julie Newmar
1965年撮影
本名 Julia Chalene Newmeyer
別名義 Charlene Jesmer、
Julie Neumar、
Julie Newmeyer
生年月日 (1933-08-16) 1933年8月16日(90歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
職業 ダンサー俳優歌手実業家著作家
活動期間 1952年 -
配偶者 J. Holt Smith(1977年-83年)
公式サイト julienewmar.com
主な作品
『怪鳥人間バットマン』(ミス・キャット)
 
受賞
トニー賞
演劇助演女優賞:『The Marriage-Go-Round』(1959年)
その他の賞
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ジュリー・ニューマーJulie Newmar、出生名ジュリア・シャーリーン・ニューメイヤー (Julia Chalene Newmeyer)1933年8月16日 - )は、カリフォルニア州ロサンゼルス出身のアメリカ合衆国女優ダンサー歌手。テレビシリーズ『バットマン』のキャットウーマン(日本ではミス・キャット)役で最も知られている。

前半生[編集]

ジュリー・ニューマーは、ドン、ヘレン・ジェズマー・ニューメイヤー夫妻の3人の子供の長子として生まれた。父親はロサンゼルスシティカレッジの体育学部の学部長で、1920年代にはプロのアメリカンフットボーラーであった。弟のジョン・ニューメイヤーはハーバード大学出身のPh.D.で、サンフランシスコに拠点を置く疫学者著作家、ナパバレーのワインメーカーである。

ニューマーは『Slaves of Babylon』(1953年)で「ダンサー/暗殺者」を、『Serpent of the Nile』(1953年)で金のペンキで覆われた「金色の女性」を演じた(いずれもジュリー・ニューメイヤー名義)。また『バンド・ワゴン』(1953年)や『ディミトリアスと闘士 (Demetrius and the Gladiators)』(1954年)などの映画の中で踊った(いずれもクレジットはされず)。ユニバーサル・スタジオの振付師、ダンサーとしても働いていた。

キャリア[編集]

舞台・映画[編集]

彼女が初めて重要な役を演じたのは『掠奪された七人の花嫁』(1954年)であった(ジュリー・ニューメイヤー名義)。1956年、新聞連載漫画を原作とするブロードウェイミュージカル『リル・アブナー (Li'l Abner)』に脚線美の「ステューピファイン・ジョーンズ (Stupefyin' Jones)」役で出演し、1959年の映画版でも再びこの役を演じた。また低予算コメディ映画『The Rookie』(1959年)のヒロイン役も務めた。その他にも1969年の『マッケンナの黄金 (Mackenna's Gold)』など数作に出演。テレビ出演を専らとした1970年代を経て、1980年代以降は低予算の映画に出演している。1995年の映画『3人のエンジェル (To Wong Foo, Thanks for Everything! Julie Newmar)』はニューマーに対し敬意を表した。ニューマーはラスト近くに本人役でカメオ出演している。

ニューマーがブロードウェイ初舞台を踏んだのは1955年、ヒルデガルト・クネフとドン・アメチー (Don Ameche) が主演した『Silk Stockings』だった。1959年にはシャルル・ボワイエクローデット・コルベールが主演した舞台『The Marriage-Go-Round』におけるスウェーデン人の狡猾な女性の演技により、トニー賞演劇助演女優賞を獲得した。後に彼女はジョエル・グレイと共に『Stop the World – I Want to Get Off』の全国ツアーの舞台に立った。また『くたばれ!ヤンキース』のローラや『あなただけ今晩は (Irma La Douce)』のイルマを演じた。

テレビ[編集]

1969年『The Maltese Bippy』予告編より
2007年12月

ニューマーの名声は主にテレビ出演によるものである。『My Living Doll』(1964年-65年)で「ガイノイドのローダ (Rhoda)」を演じ、1966年-67年の『バットマン』では当たり役のキャットウーマン(ミス・キャット)を繰り返し演じた(1966年の映画版はリー・メリウェザー (Lee Meriwether) が演じ、テレビ版最終シーズンはアーサ・キット (Eartha Kitt) が演じた)。

1962年、『ルート66』のアリゾナ州ツーソンで撮影されたエピソード「How Much a Pound is Albatross」とテネシー州で撮影された「Give the Old Cat a Tender Mouse」の2度、ライダーで自由人の資産家ヴィッキー・ラッセル役で登場した。また『トワイライト・ゾーン』、『F Troop』、『The Beverly Hillbillies』、『それ行けスマート』にもゲスト出演。1967年には『モンキーズ』の「ブロークン・ハート (Monkees Get Out More Dirt)』の回にエイプリル・コンクエスト役でゲスト出演、『宇宙大作戦』の「宿敵クリンゴンの出現 (Friday's Child)」では妊娠したプリンセスを演じた。1970年代には『刑事コロンボ』や『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』にゲスト出演している。

その後も『The Love Boat』、『Buck Rogers in the 25th Century』、『探偵ハート&ハート』、『白バイ野郎ジョン&パンチ』、『Fantasy Island』にゲスト出演した。1996年には『メルローズ・プレイス』の1エピソードに彼女自身の役で登場した。

2003年、テレビ映画『バットマン&ロビン ザ・リターン (Return to the Batcave: The Misadventures of Adam and Burt)』 にかつての共演者アダム・ウェストバート・ウォード、フランク・ゴーシン (Frank Gorshin) やリー・メリウェザーと共に本人として出演、昔のテレビシリーズの回想場面ではジュリア・ローズ (Julia Rose) がニューマーを演じた。

その他[編集]

ニューマーはエリザベス・ジョーダンプレイメイトとなったPLAYBOY誌1968年5月号のグラビアページに登場した。

1992年、ジョージ・マイケルの「Too Funky」のミュージック・ビデオに出演している。

ファッションデザイナーティエリー・ミュグレーはパリで開催した自身の20周年記念ファッションショーでニューマーをモデルに選んだ。

実業家として[編集]

ニューマーはアメリカの特許を3つ取得している。「たるんだヒップの形を整えるバンド付のパンティーストッキング」に関する3,914,799番と4,003,094番、及びブラジャーに関する3,935,865番である。ニューマーは1980年代からロサンゼルスの不動産に投資している。ある女性誌は「ニューマーはロサンゼルスのラ・ブレア・アベニューとフェアファクス・アベニュー近隣の不動産価値を高める役割を果たした。」と書いている。

私生活[編集]

1950年代初めに作家のルイス・ラムーア(Louis L'Amour)と短期間婚約、1977年8月5日に弁護士のJ・ホルト・スミス (J. Holt Smith) と結婚したが1984年に離婚。ジョン・ジュール・スミス (John Jewl Smith) という聴覚障害のあるダウン症候群の子供が1人いる。

隣人であるジェームズ・ベルーシとの法廷闘争は、ベルーシが自身のシットコム番組『According to Jim』の、この確執をからかったエピソード「Grumpy Guy」で共演するよう誘った事で友好的に終わった。熱心なガーデナーであるニューマーはロサンゼルス市議会で少なくとも一時的にでもリーフブロワー(落ち葉をノズルからの空気の勢いで拭き飛ばす園芸用具)の禁止を求める発議をした[1]

2008年、ニューマーはシャルコー・マリー・トゥース病と診断された。これは著作家としての経歴を開始するきっかけとなり、3冊の本の執筆に取り組んだ[2]

出演映画[編集]

テレビ出演[編集]

脚注[編集]

  1. ^ PeterR Gumbel (1997年12月3日). “Actress Julie Newmar and Others Struggle With Noisy Leaf Blowers” (英語). Wall Street Journal.com. 2010年6月1日閲覧。
  2. ^ Patricia Towle (2008年7月28日). “'Batman' icon Julie Newmar says Angelina Jolie should play her old role” (英語). NYDailyNews.com. 2010年6月1日閲覧。

外部リンク[編集]