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ジョシュ・バード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョシュ・バード
Josh Bard
ロサンゼルス・ドジャース コーチ #54
ワシントン・ナショナルズでの現役時代
(2009年5月18日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニューヨーク州トンプキンス郡イサカ
生年月日 (1978-03-30) 1978年3月30日(46歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 捕手
プロ入り 1999年 MLBドラフト3巡目
初出場 2002年8月23日
最終出場 2011年9月17日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴

ジョシュア・デビッド・バード英語: Joshua David Bard, 1978年3月30日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州トンプキンス郡イサカ出身の元プロ野球選手捕手)、野球指導者。右投両打。2020年シーズンよりMLBロサンゼルス・ドジャースのブルペンコーチを務める。

経歴

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プロ入りとロッキーズ傘下時代

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1999年MLBドラフト3巡目(全体100位)でコロラド・ロッキーズから指名され、プロ入り。

インディアンス時代

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その後、2001年クリーブランド・インディアンスへ移籍した。

2002年8月23日にメジャーデビュー。当初から打撃力があり、デビュー戦でいきなりサヨナラ本塁打を放つ。2試合目も本塁打を打ち、捕手としてはメジャー史上4人目の「デビュー戦から2試合連続本塁打」を記録した(なおバードの次にこの記録を達成したのは城島健司)。

2003年ビクター・マルティネスとの争いを制して正捕手を務める。

2004年以降は自身の故障とマルティネスの台頭により、ほとんど出場機会がなかった。

レッドソックス時代

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2006年1月にギレルモ・モタアンディ・マルテケリー・ショパックとのトレードで、ココ・クリスプデビッド・リスキー英語版と共にボストン・レッドソックスに移籍した。ナックルボーラーティム・ウェイクフィールド専属捕手として期待されたが、シーズンが始まると不規則な変化をするナックルの捕球に戸惑ってパスボールを連発。一方、前年までウェイクフィールド専属捕手だったダグ・ミラベリは正捕手を務める予定でサンディエゴ・パドレスに移籍したが、強打のマイク・ピアッツァが加入したため出場機会を失い、レッドソックスに戻すことを主張した。

パドレス時代

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サンディエゴ・パドレス時代
(2008年5月19日)

2006年5月1日にクラ・メレディスと共にミラベリとのトレードで、パドレスに移籍した。

パドレス移籍後は守備に難のあるピアッツァとの併用で起用され、この年は打率.338(パドレスのみの数字)を記録する。

2007年は正捕手格となり、自身初めて100試合以上に出場。得点圏打率が4割を超えるなどチャンスに強いところを見せた。

2008年、前年の半分以下となる57試合の出場に留まる。その影響で打撃成績全般が低下。特に打率は.200を切る寸前(.202)にまで落ち込んだ。シーズン終了後にFAとなった[1]

ナショナルズ時代

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2009年1月2日に古巣のレッドソックスと2010年の年俸300万ドルのオプションを含む、 1年160万ドルで契約したが[2][3]、3月18日にレッドソックスを自由契約となった。[4]

3月21日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、開幕ロースター入り。移籍先のナショナルズでは、90試合の出場で打率.230、6本塁打、31打点という成績を残した。

マリナーズ時代

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2009年12月28日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。

ドジャース傘下時代

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2011年12月にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ。

2012年3月29日に自由契約となった。しかし、再契約を結び傘下のAAA級アルバカーキ・アイソトープスへ異動した。ここでは、ティム・フェデロビッチの控えを務めた。この年は、メジャーに昇格できなかった。シーズン終了後に引退を表明した。

引退後

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引退後はドジャースのスペシャル・アシスタントに就任した。

2015年7月6日に第4回WBC予選のニュージーランド代表打撃コーチを務める事が発表された[5]

2016年から2年間はドジャースのブルペンコーチを務めた。

2018年シーズンからはニューヨーク・ヤンキースのベンチコーチとなり[6]、2年間務めた。

2020年シーズンからは再びドジャースのブルペンコーチを務める[7]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2002 CLE 24 95 90 9 20 5 0 3 34 12 0 0 1 0 4 0 0 13 6 .222 .255 .378 .633
2003 91 329 303 25 74 13 1 8 113 36 0 2 1 3 22 1 0 53 9 .244 .293 .373 .666
2004 7 23 19 5 8 2 0 1 13 4 0 0 0 1 3 0 0 0 0 .421 .478 .684 1.162
2005 34 95 83 6 16 4 0 1 23 9 0 0 1 2 9 0 0 11 2 .193 .266 .277 .543
2006 BOS 7 21 18 2 5 1 0 0 6 0 0 0 0 0 3 0 0 3 0 .278 .381 .333 .714
SD 93 263 231 28 78 19 0 9 124 40 1 0 2 2 27 1 1 39 9 .338 .406 .537 .943
'06計 100 284 249 30 83 20 0 9 130 40 1 0 2 2 30 1 1 42 9 .333 .404 .522 .926
2007 118 443 389 42 111 27 2 5 157 51 0 1 1 3 50 7 0 58 16 .285 .364 .404 .768
2008 57 198 178 11 36 9 0 1 48 16 0 0 1 0 18 2 1 25 5 .202 .279 .270 .549
2009 WSH 90 301 274 20 63 18 0 6 99 31 0 1 1 1 24 1 1 50 5 .230 .293 .361 .655
2010 SEA 39 126 112 9 24 7 0 3 40 10 0 0 3 1 10 0 0 27 4 .214 .276 .357 .634
2011 26 86 81 5 17 4 0 2 27 11 0 0 0 0 5 0 0 20 0 .210 .256 .333 .589
MLB:10年 586 1980 1778 162 452 109 3 39 684 220 1 4 11 13 175 12 3 299 56 .254 .320 .385 .705

年度別守備成績

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捕手(C)






















2002 CLE 24 153 13 2 4 .988 2 16 9 7 .438
2003 87 486 55 5 7 .991 4 64 41 23 .359
2004 7 47 4 0 1 1.000 0 6 4 2 .333
2005 31 164 10 3 2 .983 3 11 7 4 .364
2006 BOS 7 32 7 0 2 1.000 10 13 12 1 .077
SD 71 385 30 3 5 .993 0 51 41 10 .196
'06計 78 417 37 3 7 .993 10 64 53 11 .172
2007 108 751 39 3 4 .996 3 131 121 10 .076
2008 49 329 20 3 1 .991 1 63 53 10 .159
2009 WSH 79 397 27 5 3 .988 3 59 43 16 .271
2010 SEA 39 202 12 2 0 .991 0 18 12 6 .333
2011 25 156 12 2 2 .988 0 24 15 9 .375
MLB 527 3102 229 28 31 .992 26 456 358 98 .215
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

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  • 44(2002年 - 2005年)
  • 77(2006年 - 同年途中)
  • 28(2006年途中 - 2009年途中)
  • 7(2009年途中 - 同年終了)
  • 26(2010年)
  • 3(2011年)
  • 54(2016年、2020年 - )
  • 56(2017年)
  • 59(2018年 - 2019年)

代表でのコーチ歴

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脚注

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  1. ^ Padres part ways with Bard, Estes Both veterans clear waivers and elect for free agency” (英語). MLB.com. 2009年3月19日閲覧。
  2. ^ Red Sox Look To Re-Sign Catcher Bard”. AHN. 2008年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月19日閲覧。
  3. ^ Bard, Red Sox agree to one-year deal Catcher returns to Boston; terms of contract not revealed”. redsox.com. 2009年3月19日閲覧。
  4. ^ Red Sox release backstop Bard Kottaras will serve as backup to Varitek behind the plate”. redsox.com. 2009年3月19日閲覧。
  5. ^ Team NZ WBC Coaching Staff Named Baseball New Zealand (英語) (2015年7月6日) 2015年8月20日閲覧
  6. ^ Andrew Mearns (2018年2月6日). “The Yankees' new coaching staff should seem very familiar to veteran baseball fans” (英語). http://m.mlb.com/cutfour/2018/02/05/265937582/yankees-coaching-staff-is-loaded-with-major-leaguers 2018年2月10日閲覧。 
  7. ^ Ken Gurnick (2019年12月9日). “Is Cole among LA's 'narrow group' of targets?” (英語). MLB.com. 2020年1月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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