ジョゼフ・バタンドン
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選手情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | Joseph Batangdon | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | カメルーン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
競技 | 陸上競技 (短距離走) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種目 | 100m, 200m | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1978年7月29日(46歳) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕地 | ヤウンデ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 176cm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 74kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オリンピック |
100m 2次予選2組9着 (2000年) 200m 2次予選3組5着 (2000年) 4x100mR 予選4組5着 (2000年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世界選手権 |
200m 準決勝1組8着 (2001年) 4x100mR 予選2組5着 (1999年) 4x100mR 予選4組5着 (2001年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地域大会決勝 |
アフリカ選手権 200m 優勝 (2004年) 4x100mR 3位 (2004年, 2008年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自己ベスト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
60m | 6秒89 (2003年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
100m | 10秒19 (2002年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
200m | 20秒31 (1999年, 2000年, 2001年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
400m | 46秒50 (1996年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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編集 |
ジョゼフ・バタンドン(Joseph Batangdon、1978年7月29日 ‐ )は、カメルーン・ヤウンデ出身の元陸上競技選手。専門は短距離走。100mで10秒19(元カメルーン記録)、200mで20秒31(カメルーン記録)、室内200mで20秒47(カメルーン記録)の自己ベストを持つ。2003年バーミンガム世界室内選手権男子200mの銀メダリストである。
200mを中心に活躍したカメルーンを代表するスプリンター。2003年バーミンガム世界室内選手権男子200mで銀メダルを獲得し、全種目を通じてカメルーン男子初の世界室内選手権メダリストとなった。オリンピックと世界選手権には合わせて6回出場しているものの、準決勝まで進出したのは2001年エドモントン世界選手権男子200mの1回だけである。しかし、アフリカの大会では、2004年アフリカ選手権男子200mで金メダル、1999年アフリカ競技大会男子200mで銀メダルを獲得するなど活躍した。2000年シドニーオリンピック男子200mの2次予選3組5着、2001年エドモントン世界選手権男子200mの準決勝1組8着という成績は、オリンピックと世界選手権の200mにおけるカメルーン男子最高成績である。
経歴
[編集]1999年
[編集]9月のアフリカ競技大会男子200mで決勝に進出すると、決勝では20秒37(+0.6)をマークし、フランシス・オビクウェル(20秒06)に次ぐ2位で銀メダルを獲得した。
2001年
[編集]7月のアフリカ選手権男子200mで決勝に進出すると、決勝では20秒31(+0.2)のカメルーンタイ記録を樹立し、アジズ・ザカリ(20秒23)に次ぐ2位で銀メダルを獲得した。8月のエドモントン世界選手権男子200mでも2次予選で20秒31(+1.2)のカメルーンタイ記録を樹立して準決勝進出条件の組4着までに入り、世界選手権において自身初となる準決勝進出を果たしたが、準決勝は20秒66(+1.0)で組8着に終わった[1]。
2003年
[編集]3月のバーミンガム世界室内選手権男子200m準決勝を全体2位の20秒65で突破し、屋外と室内の世界大会(オリンピック・世界選手権・世界室内選手権)を通じて自身初となる決勝に進出すると、決勝では20秒76と準決勝よりもタイムを落としたものの、準決勝を全体1位で突破したマーロン・デボニッシュ(20秒62)に次ぐ2位で銀メダルを獲得した[2]。これは世界室内選手権の全種目を通じて、カメルーン男子選手初のメダル獲得となった[注 1]。
2004年
[編集]3月のブダペスト世界室内選手権男子200m準決勝を全体3位の20秒86で突破し、2大会連続となる決勝に進出したが、決勝では今大会で一番悪いタイムの21秒16をマークし、3位のトビアス・ウンガー(21秒02)とは0秒14差の4位で2大会連続のメダルを逃した[4]。7月にはアフリカ選手権男子200m決勝を20秒46(0.0)で制し、この種目ではカメルーン選手初となるメダルを獲得した[注 2]。
自己ベスト
[編集]記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 10秒19 (0.0) | 2002年6月12日 | ボルドー | 元カメルーン記録 |
200m | 20秒31 (+0.8) 20秒31 (+0.2) 20秒31 (+1.2) |
1999年9月17日 2000年7月14日 2001年8月7日 |
ヨハネスブルグ アルジェ エドモントン |
カメルーン記録 |
300m | 32秒44 | 2000年9月11日 | シドニー | |
400m | 46秒50 | 1996年6月16日 | ノジャン=シュル=マルヌ | |
室内 | ||||
60m | 6秒89 | 2003年2月23日 | リエヴァン | |
200m | 20秒47 | 2003年3月2日 | オービエール | カメルーン記録 |
300m | 33秒17 | 2005年2月26日 | リエヴァン |
主要大会成績
[編集]備考欄の記録は当時のもの
年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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1999 | 世界選手権 | セビリア | 200m | 2次予選 | 20秒70 (0.0) | |
4x100mR | 予選 | 39秒25 (3走) | カメルーン記録 | |||
アフリカ競技大会 (en) | ヨハネスブルグ | 200m | 2位 | 20秒37 (+0.6) | ||
2000 | アフリカ選手権 (en) | アルジェ | 200m | 2位 | 20秒31 (+0.2) | カメルーン記録 |
オリンピック | シドニー | 100m | 2次予選 | 10秒52 (+0.3) | ||
200m | 2次予選 | 20秒55 (-0.2) | ||||
4x100mR | 予選 | 39秒62 (3走) | ||||
2001 | 世界室内選手権 | リスボン | 200m | 準決勝 | 21秒43 | |
フランス語圏競技大会 (en) | オタワ | 200m | 3位 | 20秒75 (+0.5) | ||
世界選手権 | エドモントン | 200m | 準決勝 | 20秒66 (+1.0) | 2次予選20秒31 (+1.2):カメルーン記録 | |
4x100mR | 予選 | 39秒29 (3走) | ||||
2002 | 英連邦競技大会 (en) | マンチェスター | 100m | 準決勝 | 10秒37 (+0.8) | |
200m | 7位 | 20秒36 (+1.4) | ||||
4x100mR | 7位 | 39秒52 (4走) | ||||
アフリカ選手権 (en) | ラデス | 200m | 4位 | 20秒47 (+2.4) | ||
2003 | 世界室内選手権 | バーミンガム | 200m | 2位 | 20秒76 | カメルーン男子初の世界室内選手権メダリスト |
世界選手権 | パリ | 200m | 2次予選 | 20秒81 (+2.3) | ||
4x100mR | 予選 | DQ (4走) | ||||
アフリカ競技大会 (en) | アブジャ | 200m | 6位 | 21秒09 (-0.9) | ||
4x100mR | 4位 | 39秒94 (4走) | ||||
2004 | 世界室内選手権 | ブダペスト | 200m | 4位 | 21秒16 | |
アフリカ選手権 (en) | ブラザヴィル | 200m | 優勝 | 20秒46 (0.0) | カメルーン男子初の金メダリスト | |
4x100mR | 3位 | 39秒87 (4走) | ||||
オリンピック | アテネ | 200m | 2次予選 | DNS | ||
ワールドアスレチック ファイナル (en) |
モナコ | 200m | 7位 | 20秒95 (+0.7) | ||
2005 | イスラム諸国連帯 競技大会 (en) |
メッカ | 200m | 2位 | 20秒73 (0.0) | |
世界選手権 | ヘルシンキ | 200m | 2次予選 | 21秒38 (+2.0) | ||
2006 | 英連邦競技大会 (en) | メルボルン | 200m | 予選 | DNS | |
2008 | アフリカ選手権 (en) | アディスアベバ | 200m | 6位 | 21秒24 (+0.3) | |
4x100mR | 3位 | 40秒60 (4走) | ||||
2009 | フランス語圏競技大会 (en) | ベイルート | 4x100mR | 5位 | 40秒07 (4走) |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ カメルーンは今大会まで男女通じて世界室内選手権のメダルを獲得したことがなかったが、今大会で女子三段跳のフランソワーズ・ムバンゴ、男子200mのバタンドンがそれぞれ銀メダルを獲得した[3]。
- ^ 女子は1996年大会でジョルジェット・ンコマが金メダルを獲得している。
出典
[編集]- ^ “第8回世界選手権男子200m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月12日閲覧。
- ^ “第9回世界室内選手権男子200m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月12日閲覧。
- ^ “Men 200 metres Final”. 国際陸上競技連盟 (2003年3月15日). 2016年2月12日閲覧。
- ^ “第10回世界室内選手権男子200m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年8月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- ジョゼフ・バタンドン - ワールドアスレティックスのプロフィール
- ジョゼフ・バタンドン - Olympedia
- After good indoor results Joseph Batangdon is now looking to triumph outdoors - 国際陸上競技連盟