ジョゼフ・ファヴロ
ジョゼフ・ファヴロ Joseph Faverot | |
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ジョゼフ・ファヴロ作「Prestidigitation」(1890年代) | |
生誕 |
1862年5月2日 フランス、パリ |
死没 |
1918年2月18日 フランス、パリ |
ジョゼフ・ファヴロとして知られる、バティスト=バンジャマン・ファヴロ(Joseph Faverot、本名:Baptiste Benjamin Faverot、1862年5月2日 - 1918年2月18日)はフランスの画家、イラストレーターである。19世紀末のモンマルトルで活動し、サーカスの人々を描いたことで知られる。
略歴
[編集]パリで生まれた。父親は仕立て屋で母親は刺繍職人であった[1]。パリ国立高等美術学校に入学し、ジャン=レオン・ジェロームの教室で学んだ。1887年からフランス芸術家協会の展覧会に1900年まで毎年出展し、フランス芸術家協会の会員になった[2]。風刺画家の協会、"Les Humoristes" が、1905年から開いた協会展、「サロン・ド・ウモリステ(Salon des humoristes)」にも出展した。1914年の国民美術協会の展覧会に道化師の肖像画を出展した[3].。パリで活動したが、パリ近郊のクレシー=ラ=シャペルやオーヴェル=シュル=オワーズにもしばらく住み、1899年にオーヴェル=シュル=オワーズで結婚した[4]。パリで没した。
パリの人々の余暇の生活などを描き、「Au cirque Fernando」や「Cirque Medrano」といった有名なサーカス団の出演者の生活を描いた多くの小品を制作した[5]。パリのカフェ「Le Rat mort」の壁画やカフェ・コンセール、「ル・ディヴァン・ジャポネ(le Divan Japonais)」で演じられた演目の舞台美術にもかかわった[6]。ポスターや雑誌の挿絵も描き、挿絵は「 Le Courrier français」、「 Cocorico」、「 La Vache enragee」、「Le Rire」「 La Grande Guerre」、「 Les Quat'z'Arts 」といった雑誌に掲載された。
作品
[編集]-
酔っ払いピエロ (1894年)
-
ピエロと犬
参考文献
[編集]- ^ Archive de Paris 18e : naissance le 2 mai 1862 (acte n° 1132, vue 22/31).
- ^ Fiche exposant SAF 1887, base salons du musée d'Orsay.
- ^ Fiche exposant SNBA 1914, base salons du musée d'Orsay.
- ^ Archives de Paris : décès à Paris 18e le 19 février 1918 (acte n° 725, vue 2/31).
- ^ D'après Adolphe Léon Willette, Feu Pierrot, Henri Floury, 1919, p. 107.
- ^ Le Matin, Paris, 25 octobre 1892, p.|3 — sur Gallica.