コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ジョリー (格闘家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョリー
基本情報
通称 安保瑠輝也の愛弟子
マッドディザスター
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1997-04-23) 1997年4月23日(27歳)
出身地 和歌山県
所属 創道塾
→フリー
→ MFL team CLUB es
身長 170cm
体重 61.0kg
階級 バンタム級
テンプレートを表示
ジョリーと清水
YouTube
チャンネル
活動期間 2022年 -
登録者数 15.1万人
総再生回数 112,206,827回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年8月20日時点。
テンプレートを表示

ジョリー1997年4月23日 - )は、日本男性プロ総合格闘家。MFL team CLUB es所属。師匠は安保瑠輝也[1]。安保のYouTubeチャンネルのメンバーとしても活動[2]。別名、四至本ジョリー竜馬(ししもとジョリーりょうま)[3]和歌山県出身[1]

来歴

[編集]

日本人の父とフィリピン人の母との間に神奈川県横浜市で生まれ、和歌山県で育つ[1]暴走族に入り、喧嘩を繰り返した末に5回ほど傷害で逮捕され、高校2年生の時に高校を退学になる[1]。傷害事件で1400万円の慰謝料を請求されたことで、両親から「自分で払え。いい企業に入るために高校に入り直せ」と言われ、高校に入り直して20歳で高校を卒業[1]

また、慰謝料の支払いのためにキャッチの仕事などの夜の仕事を始め、20歳(2017年)でキャバクラ店を経営[1]。以降4年にわたって4店舗の店を経営していたが、2020年に安保瑠輝也のYouTube企画に喧嘩自慢として出演し[4]、スカウトされて安保に弟子入りする[1]。格闘技に専念するために店はすべて売却し[1]、2021年に安保のYouTubeチャンネルのメンバーに加入[5]

また、かつて経営していたキャバクラ店に体験入店していた清水ゆりをマネージャーにし、清水とともに2022年以降YouTubeチャンネルやTikTokなどでも活動している[6]

格闘家としての主な経歴

[編集]
  • 2017年7月16日、アマチュア修斗東海選手権バンタム級トーナメント優勝[7]
  • 2018年1月21日、GLADIATORの大会「GLADIATOR 005 in OSAKA」で上田祐起と対戦し、1RTKO勝ち[8]。(プロデビュー戦)
  • 2018年6月3日、GLADIATORの大会「GLADIATOR × DEMOLITION」で井口翔太と対戦し、2R開始1秒でドクターストップによるTKO勝ち[9]。(プロ2戦目)

BreakingDown出場以降

[編集]

2022年7月、「BreakingDown5」でBreakingDownに初出場。「在日中国人の中で喧嘩最強」を自称するチョン・ツーウェイとキックルールで対戦し、判定5-0で勝利[10][11]。同年11月に開催された「BreakingDown6」では、BreakingDown対THE OUTSIDERの対抗戦に出場し、THE OUTSIDER出身の萩原裕介と対戦[2]。延長判定の末に勝利したが、試合後に病院へ搬送されて眼窩底骨折と診断された[2]

2023年2月開催の「BreakingDown7」では、前試合に引き続きTHE OUTSIDER出身の啓之輔と対戦が決定。試合前日記者会見では啓之輔を挑発し、揉み合いになる場面があった[12]。試合は延長の末に判定4-1で勝利したが、啓之輔が判定に納得が行かないと主張。これを受けて翌3月開催の「BreakingDown7.5」のメインカードとして啓之輔との再戦が決定。試合前日記者会見では啓之輔にビンタするなど、前試合に引き続き挑発的な態度で臨んだ[13]。また、完全決着をつけるために1分3ラウンドルールで試合が行われることとなった[14]。試合は更に1ラウンド延長した末に、判定2-1で勝利[15]

2023年5月開催の「BreakingDown8」では日韓対抗戦に出場し、韓国・ROAD FC出身のパク・ヒョングンと対戦。判定0-5で初のBreakingDownでの敗北となった[16]。同年10月開催の「BreakingDown9.5」で大阪喧嘩自慢のシェンロンとの対戦が決まっていたが、練習中に眼窩底骨折の怪我を負い、欠場することとなった[17]

2024年2月開催の「BreakingDown11」でBreakingDownに復帰。「地下格レジェンド対抗戦」に出場し、地下格闘技団体「三河幕府」の貴aka悪魔王子と対戦し、判定5-0で勝利[18]。ここまでBreakingDownではキックルールで対戦してきたが、同年6月開催の「BreakingDown12」ではRIZINファイターのYUSHIMMAルールでの対戦が決定。「BreakingDown12」のオーディションでは、RIZINへの出場を見据えてYUSHIを対戦相手に指名し、YUSHIとの試合に勝った場合にはRIZINへの出場交渉への同行をBreakingDown CEO朝倉未来に依頼した。試合は飛び膝蹴りからのパウンドアウトで1RKO勝利[19]

YUSHI戦での勝利を受けて、朝倉未来同行のもとRIZIN CEOの榊原信行に直談判しにいく動画が朝倉未来の公式YouTubeチャンネルで公開された[20]。榊原はYUSHIとの試合内容および前日会見でのパフォーマンス[注 1]を評価し、同年7月の超RIZIN.3ないし9月に開催されるRIZINへの出場を確約した[21]。ところが、怪我の悪化により手術を免れなくなり、7月および9月のRIZINへの出場を断念することを報告した[22][23]

戦績

[編集]

プロ総合格闘技

[編集]
総合格闘技 戦績
2[3] 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
2 2 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
井口翔太 2R 0:01 TKO(ドクターストップ) GLADIATOR × DEMOLITION 2018年6月3日
上田祐起 1R 1:07 TKO (肘の負傷) GLADIATOR 005 in OSAKA 2018年1月21日

アマチュア総合格闘技

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
YUSHI 1R 0:47 KO(左飛び膝蹴り→パウンド) BreakingDown12 2024年6月2日
× 加藤裕彦 4分1R終了 判定1-2[24] 全日本アマチュア修斗選手権
【2回戦】
2017年9月22日
阿部寛翔 4分1R終了 判定3-0 全日本アマチュア修斗選手権
【1回戦】
2017年9月22日
松原聖也 4分1R+延長1R終了 判定3-0 第6回東海アマチュア修斗選手権
【決勝】
2017年7月16日
守屋雅史 4分1R終了 判定3-0 第6回東海アマチュア修斗選手権
【準決勝】
2017年7月16日
加々美賢人 4分1R終了 判定3-0 第6回東海アマチュア修斗選手権
【1回戦】
2017年7月16日
若松翼 1R 0:10 TKO(ドクターストップ) JMMAF Kansai 19 2017年2月18日

アマチュアキックボクシング

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
貴aka悪魔王子 1分1R終了 判定5-0 BreakingDown11 2024年2月18日
× パク・ヒョングン 1分1R終了 判定0-5 BreakingDown8 2023年5月21日
啓之輔 1分3R+延長1R終了 判定2-1 BreakingDown7.5 2023年3月31日
啓之輔 1分1R+延長1R終了 判定4-1 BreakingDown7 2023年2月19日
萩原裕介 1分1R+延長1R終了 判定5-0 BreakingDown6
【BreakingDown×THE OUTSIDER対抗戦】
2022年11月3日
チョン・ツーウェイ 1分1R終了 判定5-0 BreakingDown5 2022年7月17日
× 虎之介 3分1R終了 判定0-3 Blue☆Star 2022年4月10日

獲得タイトル

[編集]
  • アマチュア修斗東海選手権バンタム級優勝(2017年

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ フェイス・トゥ・フェイスでYUSHIと対面した際に、顔を極端に近づけてYUSHIが堪えきれず仰け反る場面があった

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h 【BreakingDown】ジョリー、喧嘩で慰謝料1400万請求された過去も、波乱万丈の人生を語る”. eFight (2023年7月14日). 2024年9月11日閲覧。
  2. ^ a b c 【BreakingDown】ジョリーが緊急搬送されていた!、アウトサイダー萩原祐介との壮絶打ち合いに、腫れた顔で報告”. eFight (2022年11月9日). 2024年8月20日閲覧。
  3. ^ a b Ryoma Shishimoto | MMA Fighter Page” (英語). Tapology. 2024年8月20日閲覧。
  4. ^ 安保瑠輝也 Rukiya Anpo (2020-10-10), 大阪の喧嘩自慢がジムに殴り込みにきた【前編】, https://www.youtube.com/watch?v=xdR-nMHQ6jo 2024年9月11日閲覧。 
  5. ^ 安保瑠輝也 Rukiya Anpo (2021-02-20), ついに安保瑠輝也チャンネルに新メンバー加入!!!, https://www.youtube.com/watch?v=VWoB7mrt8-4 2024年9月11日閲覧。 
  6. ^ テレビ東京・BSテレ東『制服がごみ箱に…壮絶いじめ体験!バズって人生大逆転したインフルエンサーの衝撃過去 | テレ東・BSテレ東の読んで見て感じるメディア テレ東プラスhttps://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/202406/15350.html2024年9月11日閲覧 
  7. ^ 7月16日 アマ修斗(一般)東海選手権 試合結果”. j-shooto過去データ保管庫 (2017年7月24日). 2024年8月14日閲覧。
  8. ^ Sherdog.com. “Gladiator - Gladiator 005 in Osaka” (英語). Sherdog. 2024年11月11日閲覧。
  9. ^ Sherdog.com. “Gladiator - Gladiator x Demolition, Vol. 1” (英語). Sherdog. 2024年11月11日閲覧。
  10. ^ “自称最強中国人”ツーウェイは判定負け 互いに挑発のジョリーと壮絶な殴り合い/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2024年8月20日). 2024年8月20日閲覧。
  11. ^ 【Breaking Down】安保瑠輝也からの刺客、”自称”最強中国人の張り手に激怒「覚えとけ、楽しい1分間にしてやる」”. eFight (2022年7月17日). 2024年8月20日閲覧。
  12. ^ 啓之輔、対戦前日から乱闘 朝倉未来が制止に入る<BreakingDown7> - モデルプレス”. モデルプレス - ライフスタイル・ファッションエンタメニュース (2023年2月18日). 2024年8月20日閲覧。
  13. ^ 【BreakingDown】啓之輔vsジョリーの“因縁”リマッチ決定!全8試合を発表=3.31”. eFight (2023年3月21日). 2024年8月20日閲覧。
  14. ^ 【BreakingDown】ジョリーが因縁リマッチの啓之輔に“ビンタ”の暴挙!「当日バチバチに殴り合う」=記者会見”. eFight (2023年3月21日). 2024年8月20日閲覧。
  15. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年3月31日). “【BreakingDown7.5】ジョリー、啓之輔を返り討ちも「こんな闘い方じゃ駄目」 延長判定勝ちに笑顔なし”. サンスポ. 2024年8月20日閲覧。
  16. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年5月21日). “【ブレイキングダウン8】ジョリーはパク・ヒョングンに判定負け 大将戦前に日本の負け越し決まる/日韓対抗戦”. サンスポ. 2024年8月20日閲覧。
  17. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年10月2日). “ブレイキングダウンのジョリーが眼窩底骨折で入院 「9.5」シェンロン戦を欠場 「今は目ん玉が落ちないように治療に専念します」”. サンスポ. 2024年8月20日閲覧。
  18. ^ 【BreakingDown】ジョリー、進化した姿で完勝!貴aka悪魔王子にパンチ連打で圧倒”. eFight (2024年2月18日). 2024年8月20日閲覧。
  19. ^ 千葉修宏. “【BD】安保の愛弟子ジョリーがYUSHIを跳び膝KO「未来さん、一緒に榊原さんに直談判を」 - 格闘技 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年8月20日閲覧。
  20. ^ 朝倉未来 Mikuru Asakura (2024-06-17), RIZIN事務所にジョリーと直談判に行った, https://www.youtube.com/watch?v=_dlBoveQ2xc 2024年8月20日閲覧。 
  21. ^ ブレイキングダウンでYUSHIをKOしたジョリー、超RIZINへ榊原CEOに直談判!その条件とは?”. eFight (2024年6月19日). 2024年8月20日閲覧。
  22. ^ BreakingDownのジョリーが超RIZIN参戦消滅!「僕がやらかしてしまったことが原因」”. バトル・ニュース. 2024年8月20日閲覧。
  23. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年7月20日). “ブレイキングダウンのジョリー、両膝のけがで7月&9月の「RIZIN」出場を断念 手術へ”. サンスポ. 2024年8月20日閲覧。
  24. ^ 『全日本アマ修斗選手権大会 試合レポート』”. YOKOLOG☆総合格闘技柔術道場SAI-GYM日記. 2024年8月20日閲覧。

外部リンク

[編集]