ジョン・バンヴィル
表示
ジョン・バンヴィル John Banville | |
---|---|
ジョン・バンヴィル(2019) | |
誕生 |
1945年12月8日(78歳) アイルランド・ウェックスフォード県 |
職業 | 小説家、ジャーナリスト |
言語 | 英語 |
国籍 | アイルランド |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『海に帰る日』 |
主な受賞歴 |
ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞(1976) ブッカー賞(2005) フランツ・カフカ賞(2011) オーストリア国家賞(2013) アストゥリアス皇太子賞文学部門(2014) |
ウィキポータル 文学 |
ジョン・バンヴィル(John Banville, 1945年12月8日 - )は、アイルランドの小説家、ジャーナリスト。
経歴
[編集]1945年、アイルランド・ウェクスフォード生まれ。12歳よリ小説を書き始める。
1970年、短篇集Long Lankinでデビュー。
アイルランド紙で文芸記者として働きながら執筆を続け、『コペルニクス博士』(1976)でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞、『ケプラーの憂鬱』(1981)でガーディアン賞、『海に帰る日』(2005)でブッカー賞受賞。2011年、フランツ・カフカ賞受賞。
現代アイルランドを代表する作家であり、The New York Review of Booksなどで批評家としても活躍している。ダブリン在住。
また、ベンジャミン・ブラック(Benjamin Black)名義でミステリ作品も発表。
邦訳作品
[編集]- 『ケプラーの憂鬱 高橋和久・小熊令子訳、工作舎、1991年10月。ISBN 4-87502-187-9
- 『コペルニクス博士』斎藤兆史訳、白水社、1992年1月。
- 『プラハ 都市の肖像』高橋和久・桃尾美佳訳、DHC出版、2006年4月。
- 『バーチウッド』佐藤亜紀・岡崎淳子訳、早川書房、ハヤカワepiブック・プラネット、2007年7月。
- 『海に帰る日』村松潔訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス、2007年8月。
- 『ダブリンで死んだ娘』松本剛史訳、ランダムハウス講談社文庫、2009年4月。
- 『無限』村松潔訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス、2010年10月。
- 『溺れる白鳥』松本剛史訳、武田ランダムハウスジャパン、RHブックス・プラス文庫、2011年7月。
- 『いにしえの光』村松潔訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス、2013年11月。
- 『黒い瞳のブロンド』小鷹信光訳、早川書房、ハヤカワ・ポケット・ミステリ、2014年10月。レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』の公認続編
著作リスト
[編集]- 小説
- Nightspawn (1971)
- 科学革命三部作 :
- コペルニクス博士 Doctor Copernicus (1976) 斎藤兆史訳、白水社、1992年1月。
- ケプラーの憂鬱 Kepler (1981) 高橋和久・小熊令子訳、工作舎、1991年10月。ISBN 4-87502-187-9
- The Newton Letter (1982)
- Mefisto (1986)
- The Book of Evidence (1989)
- Ghosts (1993)
- Athena (1995)
- The Ark (1996)
- The Untouchable (1997)
- Eclipse (2000)
- Shroud (2002)
- 海に帰る日 The Sea (2005) 村松潔訳、新潮社〈新潮クレスト・ブックス〉、2007年8月。
- 無限 The Infinities (2009) 村松潔訳、新潮社〈新潮クレスト・ブックス〉、2010年10月。
- いにしえの光 Ancient Light (2012) 村松潔訳、新潮社〈新潮クレスト・ブックス〉、2013年11月。
- The Blue Guitar (2015)
- ベンジャミン・ブラック名義で刊行された小説
- 病理医クワーク・シリーズ
- ダブリンで死んだ娘 Christine Falls (2006) 松本剛史訳、ランダムハウス講談社文庫、2009年4月。
- 溺れる白鳥 The Silver Swan (2007) 松本剛史訳、武田ランダムハウスジャパン〈RHブックス・プラス〉文庫、2011年7月。
- Elegy for April (2010)
- A Death in Summer (2011)
- Vengeance (2012)
- Holy Orders (2013)
- Even the Dead (2015)
- The Lemur (2008)
- 黒い瞳のブロンド The Black-Eyed Blonde (2014) 小鷹信光訳、早川書房〈ハヤカワ・ポケット・ミステリ〉、2014年10月。レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』の公認続編。2022年、『探偵マーロウ』として映画化。
- ノンフィクション
- プラハ 都市の肖像 Prague Pictures: Portrait of a City (2003) 高橋和久・桃尾美佳訳、DHC出版、2006年4月。