ジョン・ボーズ (第9代ストラスモア=キングホーン伯爵)
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第9代ストラスモア=キングホーン伯爵ジョン・ボーズ(英語: John Bowes, 9th Earl of Strathmore and Kinghorne、出生名ジョン・ライアン(John Lyon)、1737年7月17日 – 1776年3月7日)は、スコットランド貴族。美貌で知られ、「美しきストラスモア卿」(The beautiful Lord Strathmore)と呼ばれたという[1]。
生涯
[編集]第8代ストラスモア=キングホーン伯爵トマス・ライアンとジーン・ニコルソン(Jean Nicholson、1778年5月13日没、ジェームズ・ニコルソンの娘)の長男として、1737年7月17日に生まれた[2]。1753年1月18日に父が死去すると、ストラスモア=キングホーン伯爵の爵位を継承した[2]。1755年3月3日にケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジに入学、1757年にM.A.に学位を修得した[3]。1760年にグランドツアーに出て、最初の数か月は学友のトマス・ピット(後の初代キャメルフォード男爵)に同伴した。グランドツアー途上の1761年3月から1763年6月に帰国するまでコンスタンツァ・スコッティ(Costanza Scotti)を愛人とした[4]。
1767年2月24日、メアリー・エレノア・ボーズ(1749年 – 1800年、ジョージ・ボーズの娘)と結婚、同年に庶民院の議決でボーズに改姓した[2]。2人は3男2女を儲けた[2]。
- メアリー(1768年4月21日 – 1806年4月22日) - 1789年5月11日、バリントン・プライス(Barrington Price)と結婚
- ジョン(1769年 – 1820年) - 第10代ストラスモア=キングホーン伯爵、子供あり
- アンナ・マリア(1770年6月3日 – 1832年3月29日) - ヘンリー・ジェームズ・ジェソップ(Henry James Jessop)と結婚
- ジョージ(1771年11月17日 – 1806年12月26日) - 1805年6月14日、メアリー・ソーンヒル(Mary Thornhill)と結婚、子供なし
- トマス(1773年 – 1846年) - 第11代ストラスモア=キングホーン伯爵、子供あり
1767年から1776年までスコットランド貴族代表議員を務めた[2]。
1776年3月7日に死去、長男ジョンが爵位を継承した[2]。
脚注
[編集]- ^ “Archived copy”. 17 May 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年5月26日閲覧。
- ^ a b c d e f Burke's Peerage, Baronetage and Knightage (英語) (99th ed.). London: Burke's Peerage Limited. 1949. p. 1925.
- ^ "Bowes-Lyon or Bowes (formerly Lyon), John (BWS755J)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ Moore, Wendy (2009). Wedlock: The True Story of the Disastrous Marriage and Remarkable Divorce of Mary Eleanor Bowes, Countess of Strathmore. New York: Crown Publishers. pp. 86-88. ISBN 978-0-307-45223-8
スコットランドの爵位 | ||
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先代 トマス・ライアン |
ストラスモア=キングホーン伯爵 1753年 – 1776年 |
次代 ジョン・ボーズ |