ジョーカー (スティーヴ・ミラー・バンドのアルバム)
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『ジョーカー』 | ||||
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スティーヴ・ミラー・バンド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ハリウッド キャピトル・スタジオ フィラデルフィア タワー・シアター(#7) ボストン アクエリアス・シアター(#8) | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | キャピトル・レコード | |||
プロデュース | スティーヴ・ミラー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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スティーヴ・ミラー・バンド アルバム 年表 | ||||
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『ジョーカー』(原題:The Joker)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、スティーヴ・ミラー・バンドが1973年に発表した8作目のスタジオ・アルバム。バンドがよりコンパクト、メロディック、キャッチーな音楽性に変化したアルバムとして位置付けられている[2]。
背景
[編集]バンドの中心人物スティーヴ・ミラーは1972年に交通事故で重傷を負い、療養期間を経て本作を制作した[2]。9曲中2曲はライヴ録音で、ロバート・ジョンソンのカヴァー「カム・オン・イン・マイ・キッチン」はフィラデルフィア公演、「イーヴル」はボストン公演における演奏である[3]。
反響・評価
[編集]アメリカのBillboard 200では2位に達し、バンド初の全米トップ10アルバムとなった[1]。本作からのシングル「ジョーカー」は全米1位獲得を果たし、続く「ユア・キャッシュ・エイント・ナッシング・バット・トラッシュ」は51位を記録した[4]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「『ジョーカー』は意識を拡大させる作品ではなく、良い雰囲気に満たされ、決してヘヴィなトリップをもたらさず、常に軽快でリラックスしていて緩やかなパーティー音楽である」と評している[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はスティーヴ・ミラー作。
- シュガー・ベイブ - "Sugar Babe" – 4:34
- メリー・ルー - "Mary Lou" (Obie Jessie, Sam Ling) – 2:25
- シュ・バ・ダ・ドゥ・マ・マ・マ・マ - "Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma" – 5:42
- ユア・キャッシュ・エイント・ナッシング・バット・トラッシュ - "Your Cash Ain't Nothin' But Trash" (Chuck Calhoun) – 3:22
- ジョーカー - "The Joker" (S. Miller, Eddie Curtis, Ahmet Ertegün) – 4:26
- ラヴィン・カップ - "Lovin' Cup" – 2:11
- カム・オン・イン・マイ・キッチン - "Come On in My Kitchen" (Robert Johnson) – 4:04
- イーヴル - "Evil" – 4:36
- サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン - "Something to Believe In" – 4:41
参加ミュージシャン
[編集]アディショナル・ミュージシャン
- スニーキー・ピート・クレイナウ - ペダル・スティール・ギター
- ロニー・ターナー - ベース(on #8)
脚注・出典
[編集]- ^ a b “Steve Miller - Awards”. AllMusic. 2016年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月23日閲覧。
- ^ a b Cambell, Al. “Steve Miller Band - Biography & History”. AllMusic. 2016年6月5日閲覧。
- ^ Steve Miller Band - The Joker (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ Gallucci, Michael (2016年5月20日). “40 Years Ago: Steve Miller Band Finally Soar With 'Fly Like An Eagle'”. Ultimate Classic Rock. Diffuser Network. 2016年6月5日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “The Joker - Steve Miller Band”. AllMusic. 2016年6月5日閲覧。