ジョー・ペリー (アルバム)
『ジョー・ペリー』 | ||||
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ジョー・ペリー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ボーンヤード・スタジオ | |||
ジャンル | ハードロック、ブルースロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ローマン・レコード/コロムビア・レコード | |||
プロデュース | ジョー・ペリー、ポール・カルーソ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジョー・ペリー アルバム 年表 | ||||
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『ジョー・ペリー』(Joe Perry)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ジョー・ペリーが2005年に発表したスタジオ・アルバム。ペリーのソロ・プロジェクトとしては通算4作目のアルバムに当たる。
背景
[編集]ペリーはエアロスミスを一度脱退した後、1980年代に「ジョー・ペリー・プロジェクト」名義で3作のアルバムを発表してきたが、その後エアロスミスに復帰し、本作は22年ぶりのソロ・アルバムとして発表された[1]。共同プロデューサー兼ドラマーのポール・カルーソは、エアロスミスの『ジャスト・プッシュ・プレイ』(2001年)、『ホンキン・オン・ボーボゥ』 (2004年)でレコーディング・エンジニアを務めてきた[3]。収録曲のうち11曲はペリーのオリジナル曲で、「クリスタル・シップ」はドアーズのカヴァー、「ヴィジランティ・マン」はウディ・ガスリーのカヴァーである[4]。
当初はアメリカ盤が2005年3月29日、日本盤が4月6日に発売予定だったが、最終的には両国とも5月に延期された[1]。
反響・評価
[編集]アメリカでは2005年5月21日付のBillboard 200で110位を記録したが、翌週にはチャート圏外に落ちた[2]。収録曲「メルシー」は、第48回グラミー賞において最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[5]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「ここ最近のエアロスミスのレコードよりもハードにロックしており、いかにもワン・マン・バンドのプロジェクトといった響きになることは滅多になく、まあまあ楽しめるレコードである」と評している[6]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョー・ペリー作。#9. #13.はインストゥルメンタル[7]。
- シェイキン・マイ・ケイジ - "Shakin' My Cage" - 4:13
- ホールド・オン・ミー - "Hold on Me" - 4:41
- プレイ・フォー・ミー - "Pray for Me" - 4:07
- キャント・コンペア - "Can't Compare" - 3:52
- ロンリー - "Lonely" - 4:50
- クリスタル・シップ - "Crystal Ship" (Jim Morrison, Ray Manzarek, Robby Krieger, John Densmore) - 2:42
- トーク・トーキン - "Talk Talkin'" - 3:33
- プッシュ・カムズ・トゥ・ショーヴ - "Push Comes to Shove" - 3:39
- トワイライト - "Twilight" - 3:36
- テン・イヤーズ - "Ten Years" - 4:35
- ヴィジランティ・マン - "Vigilante Man" (Woody Guthrie) - 3:32
- ダイイング・トゥ・ビー・フリー - "Dying to Be Free" - 3:40
- メルシー - "Mercy" - 4:22
参加ミュージシャン
[編集]- ジョー・ペリー - ボーカル、ギター、ギターシンセサイザー、ベース、キーボード、バックグラウンド・ボーカル
- ポール・カルーソ - ドラムス、ハンド・パーカッション、ドラム・プログラミング
- クリス・ノイズ - アナログ・シンセサイザー (on #10)
- The Bonaires(ビリー・ポーレット・ペリー、ローマン・ペリー、ポール・カルーソ、ジム・サーヴィス) - バックグラウンド・ボーカル (on #7)
脚注
[編集]- ^ a b c d “エアロスミスのジョー・ペリー、22年振りのソロ作”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年7月15日閲覧。
- ^ a b “Joe Perry Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2020年7月15日閲覧。
- ^ Paul Caruso | Credits | AllMusic
- ^ Baltin, Steve (2005年2月4日). “Joe Perry Goes Solo”. Rolling Stone. 2020年7月15日閲覧。
- ^ “Joe Perry - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2020年7月15日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Joe Perry - Joe Perry”. AllMusic. 2020年7月15日閲覧。
- ^ 日本盤CD (SICP-763)歌詞カード