ジ・アウター・リミッツ (アルバム)
表示
『ジ・アウター・リミッツ』 | ||||
---|---|---|---|---|
ヴォイヴォド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | カリフォルニア州ハリウッド ミュージック・グラインダー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、スラッシュメタル、プログレッシブ・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル | MCAレコード/メカニック・レコード | |||
プロデュース | マーク・S・ベリー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ヴォイヴォド アルバム 年表 | ||||
|
『ジ・アウター・リミッツ』(The Outer Limits)は、カナダのヘヴィメタル・バンド、ヴォイヴォドが1993年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]前スタジオ・アルバム『エンジェル・ラット』(1991年)レコーディング後にオリジナル・ベーシストのブラッキー(ジャン・イヴ・テリオー)が脱退し、本作には後任ベーシストのピエール・セント・ジョアンが参加したが、ジョアンは結果的にバンドの正式ベーシストとならず、本作リリース後のツアーには別のセッション・ベーシストが帯同した[2]。「ナイルの歌」はピンク・フロイドのカヴァーである[3]。オリジナル盤のブックレットは3Dアート仕様となっており、3D眼鏡が付属していた[4]。
本作リリースに伴うツアーの終了後、オリジナル・ボーカリストのスネイク(デニス・ベランジェ)がバンドを一度脱退した[5]。
Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け、アルバム全体に関して「バンドは幾つかの優れた曲を提示しているが、ヴォイヴォドが前3作のアルバムで既に芸術的なピークを迎えたことは明白だ」、「ジャック・ルミナス」に関して「18分近くにわたって曲折を繰り返しており、プログ・ロック(特にイエスやジェスロ・タル等)が世界を統治していた、過ぎ去りし日々を想起させる」と評している[3]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はスネイク(デニス・ベランジェ)、ピギー(デニス・ダムール)、アウェイ(ミシェル・ランジュヴァン)の共作。
- フィックス・マイ・ハート "Fix My Heart" – 4:56
- ムーンビーム・ライダー "Moonbeam Rider" – 4:10
- ル・ポン・ノワール "Le Pont Noir" – 5:43
- ナイルの歌 "The Nile Song" (Roger Waters) – 4:00
- ザ・ロスト・マシーン "The Lost Machine" – 5:52
- タイム・ワープ "Time Warp" – 3:54
- ジャック・ルミナス "Jack Luminous" – 17:28
- ロング-ウェイ・ストリート "Wrong-Way Street" – 3:50
- ウィ・アー・ノット・アローン "We Are Not Alone" – 4:28
参加ミュージシャン
[編集]- スネイク(デニス・ベランジェ) - ボーカル、サウンド・エフェクト
- ピギー(デニス・ダムール) - ギター、キーボード、サウンド・エフェクト
- アウェイ(ミシェル・ランジュヴァン) - ドラムス、キーボード、サウンド・エフェクト
アディショナル・ミュージシャン
- ピエール・セント・ジョアン - ベース
脚注・出典
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ 『ネガトロン』日本盤CD (PCCY-00833)ライナーノーツ(平野和祥、1995年8月5日)
- ^ a b Prato, Greg. “The Outer Limits - Voivod”. AllMusic. 2017年10月5日閲覧。
- ^ Voivod - The Outer Limits (CD, Album) at Discogs
- ^ “2017 Biography”. Voivod Official Website. 2017年10月5日閲覧。