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ジーク・スプライル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジーク・スプライル
Zeke Spruill
ボストン・レッドソックス時代
(2015年2月19日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 バージニア州チェサピーク
生年月日 (1989-09-11) 1989年9月11日(35歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト2巡目(全体70位)でアトランタ・ブレーブスから指名
初出場 MLB/ 2013年6月21日
KBO/ 2016年4月1日
CPBL/ 2017年3月28日[1]
最終出場 MLB/ 2014年09月23日[2]
CPBL / 2019年5月19日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
プレミア12 2015年
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
男子野球
WBSCプレミア12
2015

エジキエル・スティーブン・スプライルEzekiel Stephen Spruill, 1989年9月11日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州チェサピーク出身のプロ野球選手投手)。右投右打[2][注 1]。CPBL所属時の登録名は「史博威」。現在はFA。

本来は「スプライル」ではなく「スプルール」("SPROO-l")と読むのが正しい[3]。この場合の「~ui」は前の音をそのまま伸ばす発音となる。

経歴

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プロ入りとブレーブス傘下時代

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アトランタ・ブレーブス時代
(2012年3月5日)

2008年MLBドラフトアトランタ・ブレーブスから2巡目(全体70位)指名され、6月12日に契約した。この年は傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスでプレー。

2009年はA級ローム・ブレーブスでプレー。夏期にはルーキー級ガルフ・コーストリーグでプレーした。

2010年はA+級マートルビーチ・ペリカンズでプレー。この年もガルフ・コーストリーグでプレーした。

2011年はA+級リンチバーグ・ヒルキャッツでプレー。8月にAA級ミシシッピ・ブレーブスへ昇格した。

2012年はAA級ミシシッピで27試合に登板し、9勝11敗・防御率3.67だった。オフの11月20日に40人枠入りを果たした[4]

ダイヤモンドバックス時代

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2013年1月24日にクリス・ジョンソンジャスティン・アップトンとのトレードで、マーティン・プラドランドール・デルガドブランドン・ドルーリーニック・アーメドと共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[5]。傘下のAA級モービル・ベイベアーズで開幕を迎え、6月21日にメジャー初昇格を果たした。同日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー。4点リードの6回表から登板し、1回を投げ1安打無失点1奪三振だった。6月28日にAAA級リノ・エーシズへ降格した[6]。8月1日に再昇格[7]。同日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャー初先発を果たしたが、4回を投げ7安打5失点で初黒星を喫し、8月11日のニューヨーク・メッツ戦では3回を投げ6安打5失点と結果を出せず、翌日AAA級リノへ降格した[8]。この年は6試合に登板し0勝2敗・防御率5.56だった。

2014年3月3日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意した[9]。3月9日にAAA級リノへ異動した[10]。5月25日にダブルヘッダーで登録枠が拡大されたため昇格し[11]、同日のニューヨーク・メッツ戦・2試合目に登板したが、5.1回を10安打3失点と打ち込まれ、翌日にAAA級リノへ降格した。6月25日に再昇格し[12]、同日のクリーブランド・インディアンス戦でリリーフとして6回から登板したが、3安打2失点と結果を残せず、翌日AAA級リノへ降格した[13]。9月9日に再昇格した[3]。9月14日のサンディエゴ・パドレス戦では1点リードの5回表から登板し、3回を1安打無失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた。この年は6試合に登板し、1勝1敗・防御率3.57だった。オフの12月8日にDFAとなった[14]

レッドソックス傘下時代

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2014年12月12日にマイルス・スミスとのトレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍した[15]

2015年は、40人枠には入ったものの昇格しないまま7月3日にDFAとなった。6日に傘下のAAA級ポータケット・レッドソックスに異動した。11月第1回WBSCプレミア12にアメリカ合衆国代表として出場した[16]。グループリーグの韓国戦で6回無失点と好投したものの、勝利投手にはなれなかった。準決勝のメキシコ戦では5回1失点と好投し、勝利投手となった。

起亜タイガース時代

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プレミア12での好投が評価され、2015年12月2日に韓国プロ野球起亜タイガースと契約。2016年、起亜での登録名は「ジーク」。シーズンでは10勝を記録したが、同時に13敗とリーグ最多敗戦投手となるなどムラが大きく、同年限りで退団となった。

Lamigoモンキーズ時代

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2017年2月15日、台湾のLamigoモンキーズと契約。同年限りで退団。

レンジャーズ傘下時代

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2017年12月21日に、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ[3]

Lamigoモンキーズ復帰

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2018年4月10日、台湾のLamigoモンキーズに復帰[17]

2019年5月20日、不振により解雇された。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2013 ARI 6 2 0 0 0 0 2 0 0 .000 55 11.1 17 3 5 0 1 9 0 0 11 7 5.56 1.94
2014 6 1 0 0 0 1 1 0 1 .500 99 22.2 27 0 4 0 1 14 0 0 11 9 3.57 1.37
2016 起亜 30 29 0 0 0 10 13 0 0 .435 705 152.0 188 16 68 0 5 125 5 1 104 89 5.27 1.68
2017 Lamigo 26 26 3 2 1 15 4 0 0 .789 702 172.1 151 7 45 0 9 150 8 0 54 49 2.56 1.14
2018 13 13 0 0 0 7 1 0 0 .875 344 77.1 90 8 32 0 5 54 2 1 51 44 5.12 1.58
2019 7 6 0 0 0 0 1 0 0 .000 147 31.2 39 5 17 0 2 23 2 0 26 24 6.82 1.77
MLB:2年 12 3 0 0 0 1 3 0 1 .250 154 34.0 44 3 9 0 2 23 0 0 22 16 4.24 1.56
KBO:1年 30 29 0 0 0 10 13 0 0 .435 705 152.0 188 16 68 0 5 125 5 1 104 89 5.27 1.68
CPBL:3年 46 45 3 2 1 22 6 0 0 .786 1193 281.1 280 20 94 0 16 227 12 1 131 117 3.74 1.33
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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投手(P)












2013 ARI 6 0 2 0 0 1.000
2014 6 0 2 1 0 .667
2016 起亜 30 6 10 3 1 .842
2017 Lamigo 26 14 22 3 3 .923
2018 13 9 7 2 2 .889
2019 7 4 5 0 0 1.000
MLB 12 0 4 1 0 .800
KBO 30 6 10 3 1 .842
CPBL 46 27 34 5 5 .924
  • 2020年度シーズン終了時

タイトル・表彰

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CPBL
  • 月間MVP:2回 (2017年4月、8月)

背番号

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  • 52(2013年 - 2014年)
  • 28(2016年)
  • 74(2017年、2018年 - 2019年)

代表歴

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脚注

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  1. ^ a b 史博威 74” (中国語). CPBL (2018年4月29日). 2018年4月29日閲覧。
  2. ^ a b c Zeke Spruill” (英語). Fangraphs (2018年3月20日). 2018年4月29日閲覧。
  3. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2017年12月26日閲覧。
  4. ^ Mark Bowman (2012年11月20日). “Bethancourt among five added to Braves' 40-man” (英語). MLB.com. 2017年12月26日閲覧。
  5. ^ "D-backs acquire Prado, Delgado, Ahmed, Spruill and Drury from Braves" (Press release) (英語). MLB.com (Arizona Diamondbacks). 24 January 2013. 2017年12月26日閲覧
  6. ^ "D-backs reinstate Putz from 15-day disabled list, optioned Spruill to Triple-A Reno on June 28" (Press release) (英語). MLB.com (Arizona Diamondbacks). 19 June 2013. 2017年12月26日閲覧
  7. ^ "D-backs Place Montero On 15-Day Disabled List" (Press release) (英語). MLB.com (Arizona Diamondbacks). 1 August 2013. 2017年12月26日閲覧
  8. ^ "D-backs recall Roe and Skaggs from Reno" (Press release) (英語). MLB.com (Arizona Diamondbacks). 12 August 2013. 2017年12月26日閲覧
  9. ^ "D-backs agree to terms with 22 players" (Press release) (英語). MLB.com (Arizona Diamondbacks). 3 March 2014. 2017年12月26日閲覧
  10. ^ "D-backs make 13 roster moves" (Press release) (英語). MLB.com (Arizona Diamondbacks). 9 March 2014. 2017年12月26日閲覧
  11. ^ Nate Taylor (2014年5月25日). “Spruill gets call to start Sunday's second game” (英語). MLB.com. 2017年12月26日閲覧。
  12. ^ “Diamondbacks place Jordan Pacheco on disabled list” (英語). Associated Press. ESPN. (2014年6月25日). http://www.espn.com/espn/wire/_/section/mlb/id/11136256 2017年12月26日閲覧。 
  13. ^ Jim McLennan (2014年6月27日). “Nick Evans called back up, to replace Zeke Spruill, J.J. Putz released” (英語). AZ snake pit. SB Nation. 2017年12月26日閲覧。
  14. ^ Zach Links (2014年12月8日). “D’Backs Designate Zeke Spruill For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2014年12月13日閲覧。
  15. ^ Jeff Todd (2014年12月12日). “Red Sox Acquire Zeke Spruill”. MLB Trade Rumors. 2017年12月26日閲覧。
  16. ^ 2015 USA Baseball Premier12™ roster announced” (英語). Official Websitr of USA Baseball (2015年10月21日). 2017年12月26日閲覧。
  17. ^ 中職》去年猿隊王牌洋投史博威 正式回歸” (中国語). 自由時報 (2018年4月10日). 2018年4月29日閲覧。

注釈

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  1. ^ CPBLでは右投左打で登録されているが[1]、メジャー時代は右投右打で登録されていた[2]

関連項目

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外部リンク

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