ジーヌオ族
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総人口 | |
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20,899人 (第5次全国人口普査統計、2000年) | |
居住地域 | |
雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州景洪市基諾(ジーヌオ)郷 | |
言語 | |
ジーヌオ語 | |
関連する民族 | |
イ族、タイ族 | |
ジーヌオ族(ジーヌオぞく)は、中華人民共和国の少数民族の一つ。中国語では基諾族(簡体字: 基诺族)と表記する。主に雲南省のシーサンパンナ・タイ族自治州景洪市基諾(ジーヌオ)郷とその近隣の山間部に分布する。2000年の第5次全国人口普査統計では人口は20,899人で、中国政府が公認する56の民族の中で44番目に多い。
自治地方
[編集]民族郷
[編集]- 景洪市
- 基諾山ジーヌオ族郷
言語
[編集]言語はシナ・チベット語族チベット・ビルマ語派イ語グループに所属するジーヌオ語を使用する。自民族の文字は持たない。
文化・伝承
[編集]ジノ族は全ての万物に魂が宿ると信じている。独自の太鼓踊りがあり、村の観光収入にもなっている。村の外れの山麓の崖に描かれている大きな顔面は、アモヨペというジノ族の女神である。この女神は大洪水の中、一組の男女を巨大な太鼓の中に入れて救った。太鼓は流されてこの基諾郷にある山にたどり着いた。そして男と女はここで子孫を増やし一つの民族となった。それがジノ族であるという伝承がある。
ジノ族は先祖代々諸葛孔明を敬っている。言い伝えでは、孔明から茶の種を授かったとされ、現在ではお茶の産地である。景洪市は茶馬古道の主要都市でもあった。