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スウィート・ダディ・シキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スウィート・ダディ・シキ
プロフィール
リングネーム スウィート・ダディ・シキ
本名 レジナルド・シキ
ニックネーム Mr. Irresistible
Negro Gorgeous George
黒い伊達男
身長 178cm[1] - 180cm[2]
体重 107kg[2] - 111kg[1]
誕生日 (1940-06-16) 1940年6月16日(84歳)[1] 
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州の旗 テキサス州
モンゴメリー郡モンゴメリー
トレーナー サンダー・ザボー
レイ・オルテガ
デビュー 1955年[1]
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スウィート・ダディ・シキSweet Daddy Siki、本名:Reginald Siki1940年6月16日[1] - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラーテキサス州モンゴメリー出身のアフリカ系アメリカ人。生年は1938年ともされる[2]

派手なコスチュームをまとい、黒人でありながら髪をブロンドに染め、試合前に手鏡と櫛でその髪を整えるなどのパフォーマンスから、Negro Gorgeous George(黒いゴージャス・ジョージ)などの異名を持つ[3]。ショーマン派黒人レスラーの先駆者的存在であり、ドロップキックの名手としても知られた[2]

来歴

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世界ヘビー級王者サンダー・ザボーのトレーニングを受け、1955年ニューメキシコ州のアルティサにてデビュー[4]。デビュー当時は80kg程度の軽量だったものの、3年間で100kgを超えるウエイトアップに成功[4]1959年2月にはオハイオにてバディ・ロジャースを破り、NWAイースタン・ステーツ・ヘビー級王座を獲得した[5]

1961年カナダトロントに渡り、フランク・タニーが主宰していたメープル・リーフ・レスリングを主戦場に活動。1962年4月4日にはブルドッグ・ブラワーと組んでホイッパー・ビリー・ワトソン&ビリー・レッド・ライオンからNWAインターナショナル・タッグ王座を奪取、9月27日にワトソン&ブルーノ・サンマルチノに敗れるまで戴冠した[6]。地元のテキサスでは1963年2月15日、ヒューストンにてリップ・ホークからNWAテキサス・ヘビー級王座を奪取している[7]

1964年よりニューヨークWWWFにも参戦し、ベビーフェイスのポジションでドクター・ジェリー・グラハムハンス・シュミットカウボーイ・ビル・ワットなどの大物ヒールと対戦。ボボ・ブラジルとも黒人タッグチームを組み、1965年2月16日に当時ジン・キニスキー&ワルドー・フォン・エリックが保持していたUSタッグ王座に挑戦した[8]

1965年4月には日本プロレスに初来日し、ワールドリーグ戦の第7回大会に「西インド諸島代表」として出場。予選リーグではジャイアント馬場には敗れたものの、芳の里吉村道明遠藤幸吉らに勝利するなど、外国人陣営ではドン・マノキャンと並んでフレッド・ブラッシーに次ぐ2位の戦績を残した[9]。また、同年はカルガリーにてドン・レオ・ジョナサンを破り、NWAカナディアン・ヘビー級王座を獲得している[10]

その後もカナダを活動の拠点に、1971年にはハワイにも進出、ムーンドッグ・メインとの異色コンビで10月9日にベアキャット・ライト&サム・スティムボートからNWAハワイ・タッグ王座を奪取した[11]。以後はカントリー・シンガーとしての活動を開始する一方、1980年まで単発的にトロントのメープル・リーフ・レスリングに出場していた[3][8]

しばらくリングから離れた後、1984年にプロレス業界に復帰して、1月6日にカルロス・コロンの主宰するプエルトリコWWCペドロ・モラレスから北米ヘビー級王座を奪取[12]。同年10月には、当時カナダ東部地区との提携ルートを持っていたUWFに来日。約20年ぶりの日本マット登場が実現し、藤原喜明らと対戦した[13]。帰国後はWWFオンタリオでの興行にも出場、キッチナーでは当時のWWF世界タッグ王者ディック・マードックジョバーを務めている[8]

現役引退後も長年主戦場としていたトロントに居住し、1990年代前半はトレーナーとしてアダム・コープランドらをコーチした[14]。以降もトロントにてカントリー&ウエスタンのバンドやDJなどの音楽活動を行っている[4]

得意技

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獲得タイトル

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NWAオハイオ
  • NWAイースタン・ステーツ・ヘビー級王座:1回[5]
メープル・リーフ・レスリング
スタンピード・レスリング
  • NWAカナディアン・ヘビー級王座(カルガリー版):1回[10]
  • スタンピード北米ヘビー級王座:1回[15]
NWAオールスター・レスリング
NWAビッグタイム・レスリング
  • NWAテキサス・ヘビー級王座:1回[7]
ミッドパシフィック・プロモーションズ
ワールド・レスリング・カウンシル
  • WWC北米ヘビー級王座:1回[12]
アトランティック・グランプリ・レスリング

脚注

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  1. ^ a b c d e Sweet Daddy Siki”. Wrestlingdata.com. 2024年3月28日閲覧。
  2. ^ a b c d 『THE WRESTLER BEST 1000』P299(1996年、日本スポーツ出版社
  3. ^ a b Page of Fame: Sweet Daddy Siki”. 2011年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月28日閲覧。
  4. ^ a b c Sweet Daddy Siki story archive”. Slam Wrestling. 2024年3月28日閲覧。
  5. ^ a b NWA Eastern States Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年9月18日閲覧。
  6. ^ a b NWA International Tag Team Title [Toronto]”. Wrestling-Titles.com. 2011年9月18日閲覧。
  7. ^ a b NWA Texas Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月25日閲覧。
  8. ^ a b c Matches of Sweet Daddy Siki”. Cagematch. 2011年9月18日閲覧。
  9. ^ JWA 1965 The 7th Annual World Big League”. Puroresu.com. 2015年8月25日閲覧。
  10. ^ a b NWA Canadian Heavyweight Title [Calgary]”. Wrestling-Titles.com. 2011年9月18日閲覧。
  11. ^ a b NWA Hawaii Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年9月18日閲覧。
  12. ^ a b WWC North American Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年9月18日閲覧。
  13. ^ The UWFi matches fought by Sweet Daddy Siki in 1984”. Wrestlingdata.com. 2015年2月14日閲覧。
  14. ^ Edge's WWE Profile”. WWE.com. 2011年9月18日閲覧。
  15. ^ Stampede Wrestling North American Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月25日閲覧。
  16. ^ NWA Canadian Tag Team Title [British Columbia]”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月25日閲覧。
  17. ^ NWA North American Heavyweight Title [Hawaii]”. Wrestling-Titles.com. 2015年8月25日閲覧。
  18. ^ AGPW North American Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2016年1月27日閲覧。

外部リンク

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