スキージャンプ・コンチネンタルカップ
スキージャンプ・コンチネンタルカップは国際スキー連盟(FIS)が主催する主催するスキージャンプのシーズンごとの大会である。
概要
[編集]コンチネンタルカップはワールドカップより1つ下の格付けの大会として実施されている。ワールドカップと同様に年間40試合程度各地を転戦し、総合優勝者も決定する。国によってはワールドカップを転戦するのをAチーム、コンチネンタルカップを転戦するのをBチームと称し、シーズン中にもそれらの成績によって選手を入れ替えながら運用することが多い。トリノオリンピック日本代表に選ばれた原田雅彦はシーズン序盤の2005年12月26日に行われたコンチネンタルカップサン・モリッツ大会で2位となっている[1]。
男子ではコンチネンタルカップの名称は1993/94シーズンより正式に使われているが、1991/92シーズンおよび1992/93シーズンのヨーロッパカップの成績もFISによりコンチネンタルカップの成績と認定されている。サマーシーズンの大会は1996年より行われているが、そのポイントの集計は2002年より行われている。男子は数試合ごとで区切られるピリオドごとの上位3か国の選手が、次のピリオドのワールドカップクオータに臨時に加算されるルールとなっている。
女子のコンチネンタルカップは2004/05シーズンより始まり、ワールドカップが行われていなかった2010/11シーズンまでは最高位の格付けであった。当初よりサマーシーズンの大会も行われているが、そのポイントの集計は2008年より行われている。2023/24シーズンより、女子は後述するFISカップが廃止となり、インターコンチネンタルカップと改称されて実施され、女子ワールドカップへのエントリーのための大会となっている。
第3段階であるFISカップは、男子は2005/06シーズンより行われており、女子は2012/13シーズンより2022/23シーズンまで行われていた。これまでにコンチネンタルカップでポイントを取ったことのない選手がコンチネンタルカップに出場するためには、前シーズンか当該シーズンにFISカップで30位以内に入りポイントを獲得する必要がある。また、ワールドカップポイントを取ったことのない選手がワールドカップに出場するためには、同様に前シーズンか当該シーズンにコンチネンタルカップで30位以内に入りポイントを獲得する必要がある。
記録
[編集]男子
[編集]シーズントップ3
[編集]※サマーシリーズは含めず
コンチネンタルカップ通算勝利
[編集]2024年5月11日現在
ランク | 名前 | 国籍 | 勝利数 |
---|---|---|---|
1. | マヌエル・フェットナー | オーストリア | 24 |
1. | クレメンス・アイグナー | オーストリア | 24 |
3. | シュテファン・トゥルンビヒラー | オーストリア | 17 |
3. | ミヒャエル・ハイボック | オーストリア | 17 |
5. | ウォルフガング・ロイツル | オーストリア | 16 |
6. | ウルリヒ・ヴォルゲナント | オーストリア | 15 |
7. | アンデシュ・バーダル | ノルウェー | 14 |
8. | ロベルト・クラニエッツ | スロベニア | 13 |
9. | ムランカ・クレメンス | ポーランド | 12 |
女子
[編集]シーズントップ3
[編集]コンチネンタルカップ通算勝利
[編集]2024年5月11日現在
ランク | 名前 | 国籍 | 勝利数 |
---|---|---|---|
1. | ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ | オーストリア | 51 |
2. | アネッテ・サーゲン | ノルウェー | 46 |
3. | ウルリケ・グレッスラー | ドイツ | 15 |
4. | ユリアーネ・ザイファルト | ドイツ | 10 |
5. | コリン・マテル | フランス | 9 |
高梨沙羅 | 日本 | ||
7. | リンジー・ヴァン | アメリカ合衆国 | 8 |
8. | ジャクリーン・ザイフリーツベルガー | オーストリア | 7 |
9. | カタリナ・アルトハウス | ドイツ | 6 |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ サン・モリッツ大会成績 FIS公式記録
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2015年1月27日閲覧。
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2015年1月27日閲覧。
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2015年1月27日閲覧。
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2015年1月27日閲覧。
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- ^ “Cup Standings”. FIS. 2015年1月27日閲覧。
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- ^ “Cup Standings”. FIS. 2015年1月27日閲覧。
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2015年1月27日閲覧。
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2015年1月30日閲覧。
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2017年4月2日閲覧。
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2017年4月2日閲覧。
- ^ “Cup Standings”. FIS. 2018年3月27日閲覧。