スコット・ダイアモンド
ツインズでの現役時代(2012年6月19日) | |
基本情報 | |
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国籍 | カナダ |
出身地 | オンタリオ州ゲルフ |
生年月日 | 1986年7月30日(38歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2007年 アマチュア・フリーエージェントとしてアトランタ・ブレーブスと契約 |
初出場 |
MLB/ 2011年7月18日 クリーブランド・インディアンス戦 KBO/ 2017年4月19日 |
最終出場 |
MLB/ 2016年6月13日 フィラデルフィア・フィリーズ戦 KBO/ 2017年9月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | カナダ |
WBC | 2009年 |
プレミア12 | 2015年 |
この表について
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スコット・マイケル・ダイアモンド(Scott Michael Diamond , 1986年7月30日 - )は、カナダ・オンタリオ州ゲルフ出身の元プロ野球選手(投手)。左投左打。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]高校時代はチーム・オンタリオ [1] に所属する一方、バスケットボールもプレーしていた。大学はニューヨーク州立大学ビンガムトン校に進学[1]。故障の影響で2007年6月のMLBドラフトでは指名されなかった。
プロ入りとブレーブス傘下時代
[編集]2007年8月にアマチュアFAとしてアトランタ・ブレーブスと契約した[2]。
2009年の開幕前には第2回WBCにカナダ代表に選出された[3]。この大会では、1次予選のイタリア戦に登板して3回1失点という結果だった[4]。
2010年はAA級ミシシッピ・ブレーブスとAAA級グウィネット・ブレーブスの2球団合計で27試合に先発し、8勝7敗・防御率3.47を記録。
ツインズ時代
[編集]2010年12月にルール・ファイブ・ドラフトでミネソタ・ツインズに移籍。その後、25人枠を外されたが、2011年3月28日に前所属球団のブレーブスとの間でトレードが成立したため、引き続きツインズに所属することになった[5]。
2011年7月8日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャー初登板。ツインズに所属した8人目のカナダ人選手となった[6]。その後、一旦AAA級ロチェスター・レッドウイングスに降格するが、8月に再昇格し、同年8月31日のシカゴ・ホワイトソックス戦で6回3失点の内容でメジャー初勝利を挙げた[7]。
2012年はアメリカンリーグの先発投手でベストの与四球率1.61を記録し、チームの勝ち頭となる12勝を挙げた。
2014年2月28日にツインズと1年契約に合意した[8] が、3月27日に40人枠を外れ、AAA級ロチェスターへ降格した[9]。7月12日に解雇された[10]。
レッズ傘下時代
[編集]2014年7月17日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級ルイビル・バッツへ配属された[11]。
レイズ傘下時代
[編集]2015年4月5日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ[11]。この年はメジャーでの登板は無かった。11月上旬には第1回WBSCプレミア12にカナダ代表として出場[12]。11月6日にFAとなった[11]。
ブルージェイズ時代
[編集]2015年11月24日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ[13]。
2016年の開幕は傘下のAAA級バッファロー・バイソンズで迎えた。6月13日にメジャー契約を結んで25人枠入りし[14]、同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で9回表に5番手で登板したが、1回で3失点を喫した。6月15日にDFAとなり[15]、17日に40人枠を外れる形でAAA級バッファローへ配属された[16]。
SKワイバーンズ時代
[編集]2016年12月12日に韓国プロ野球・SKワイバーンズと契約した[17]。2017年はSKで10勝を記録するも、チームがオフにエンジェル・サンチェスと契約したことにより、同年限りで退団。
投球スタイル
[編集]球種は速球、カーブ、チェンジアップ。軸となる速球とカーブはいずれも平均レベルであるため、将来像はローテーションの5番手レベルの先発投手か、ロングリリーバーとの見方もある[18]。一方で、2012年にはリーグトップの与四球率1.61とマークするなど制球力は高く評価されている。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2011 | MIN | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | .167 | 181 | 39.0 | 51 | 3 | 17 | 3 | 0 | 19 | 3 | 0 | 25 | 22 | 5.08 | 1.74 |
2012 | 27 | 27 | 1 | 1 | 1 | 12 | 9 | 0 | 0 | .571 | 714 | 173.0 | 184 | 17 | 31 | 2 | 4 | 90 | 10 | 0 | 76 | 68 | 3.54 | 1.24 | |
2013 | 24 | 24 | 0 | 0 | 0 | 6 | 13 | 0 | 0 | .316 | 576 | 131.0 | 163 | 21 | 36 | 4 | 1 | 52 | 5 | 0 | 88 | 79 | 5.43 | 1.52 | |
2016 | TOR | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 7 | 1.0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 27.00 | 4.00 |
2017 | SK | 24 | 24 | 1 | 1 | 0 | 10 | 7 | 0 | 0 | .588 | 581 | 134.1 | 163 | 11 | 35 | 1 | 9 | 59 | 2 | 0 | 69 | 66 | 4.42 | 1.47 |
MLB:4年 | 59 | 58 | 1 | 1 | 1 | 19 | 27 | 0 | 0 | .413 | 1478 | 344.0 | 400 | 41 | 86 | 9 | 5 | 161 | 18 | 0 | 192 | 172 | 4.50 | 1.41 | |
KBO:1年 | 24 | 24 | 1 | 1 | 0 | 10 | 7 | 0 | 0 | .588 | 581 | 134.1 | 163 | 11 | 35 | 1 | 9 | 59 | 2 | 0 | 69 | 66 | 4.42 | 1.47 |
- 「-」は記録なし
背番号
[編集]- 58 (2011年 - 2013年)
- 32 (2016年)
- 15 (2017年)
代表歴
[編集]脚注
[編集]- ^ Biography - Scott Diamond / Baseball. Binghamton University Athletics(英語). 2011年9月4日閲覧
- ^ Drellich, Evan(2007-08-31). Braves land BUried treasure in Diamond. bupipedream.com(英語). 2011年9月4日閲覧
- ^ 2009 Tournament Roster[リンク切れ] The official site of World Baseball Classic 2015年10月24日閲覧
- ^ 2009 World Baseball Classic box score Italy - Canada. MLB.com(英語). 2011年9月4日閲覧
- ^ Twins Retain Rule 5 Pick Scott Diamond. twinsbaseball.com(英語). 2011年9月4日閲覧
- ^ Layson, Greg(2011-07-19). Guelph Diamond shines in big league debut. thestar.com(英語). 2011年9月4日閲覧
- ^ Casella, Paul(2011-08-31). Twins' early flurry backs Diamond to first win. twinsbaseball.com(英語). 2011年9月4日閲覧
- ^ “Twins agree to terms with all players on 40-man roster”. MLB.com Twins Press Release (February 28, 2014). March 1, 2014閲覧。
- ^ “Twins make roster moves”. MLB.com Twins Press Release (March 27, 2014). March 28, 2014閲覧。
- ^ Twins release Scott Diamond to make room for May in Rochester
- ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2016年6月28日閲覧。
- ^ 2015 Baseball Canada Premier 12 Roster Baseball Canada 2015年10月24日閲覧 (PDF)
- ^ Nicholson-Smith, Ben (November 24, 2015). “Blue Jays agree to sign Scott Diamond to minor league deal”. Sportsnet. June 28, 2016閲覧。
- ^ Nicholson-Smith, Ben (June 13, 2016). “Canadian LHP Scott Diamond joins Blue Jays' roster”. Sportsnet. June 28, 2016閲覧。
- ^ Todd, Jeff (June 14, 2016). “Blue Jays Designate Scott Diamond”. mlbtraderumors.com. June 28, 2016閲覧。
- ^ Todd, Jeff (June 17, 2016). “Minor MLB Transactions: 6/17/2016”. mlbtraderumors.com. June 28, 2016閲覧。
- ^ Nicholson-Smith, Ben (December 12, 2016). “스캇 다이아몬드 영입”. SK Wyverns. December 12, 2016閲覧。
- ^ 2010 Rule 5 Draft. Baseball America.com(英語). 2011年9月4日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Scott Diamond (@Scott_Diamond58) - X(旧Twitter)