スコット・ハイネマン
AAA級ナッシュビル・サウンズ時代 (2019年) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州・ロサンゼルス |
生年月日 | 1992年12月4日(32歳) |
身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手、一塁手 |
プロ入り | 2015年 MLBドラフト11巡目 |
初出場 |
MLB / 2019年8月2日 NPB / 2021年9月11日 |
最終出場 | NPB / 2021年9月23日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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スコット・マシュー・ハイネマン(Scott Matthew Heineman、1992年12月4日 - )は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。
1歳年上の実兄タイラー・ハイネマンもプロ野球選手(捕手)。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]オレゴン大学に在学中、2014年のMLBドラフト19巡目(全体573位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名されたが、契約しなかった。
プロ入りとレンジャーズ時代
[編集]2015年のMLBドラフト11巡目(全体318位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り。
入団直後に右足首の手術を受けたためルーキーイヤーの2015年シーズンは試合に出場せず。
2016年からマイナーリーグでのキャリアを開始した。
2018年にはパシフィックコーストリーグのオールスターチームに選出され、AAA級のオールスターゲームにも出場した。
2019年、傘下のAAA級ナッシュビルで打率.340の好成績を残し、8月2日のデトロイト・タイガース戦(グローブライフ・パーク・イン・アーリントン)において「7番・中堅手」でメジャー初出場。これを皮切りに同年はメジャーで25試合に出場し打率.213、2本塁打の成績を残した。
2020年は主に中堅手として起用されたが、打率.154、1本塁打と不振に陥った。オフの12月2日にノンテンダーFAとなったが、翌日にレンジャーズと再契約を果たした。
レッズ時代
[編集]2020年12月16日、ホセ・アコスタとのトレードで、シンシナティ・レッズへ移籍した。
2021年は、19試合、打率.100(30打数3安打)、2本塁打、3打点で[6]、6月28日にDFAとなり[7]、7月1日にマイナー契約で傘下のAAA級ルイビル・バッツへ配属された[8]。その後、7月19日に自由契約となった。
巨人時代
[編集]同年8月6日、日本プロ野球の読売ジャイアンツと契約合意したことが発表された[9][10]。推定年俸30万ドルの単年契約で[11]、背番号は28[9]。8月11日、新規支配下選手登録公示された[12]。隔離期間を経て9月5日から二軍に合流し、9月7日のイースタン・リーグ日本ハム戦で実戦初出場[13]。9月11日に出場選手登録され[14]、同日の中日戦に「7番・右翼手」で先発出場すると、初打席で二塁打を打ち、4打数1安打の一軍デビュー戦となった[15]。新戦力として期待されたが、来日時から体重が大きく減るなどの体調不良に悩まされ、9月末に検査のため米国に帰国することが発表された[16]。巨人移籍後、僅か10試合の出場で4安打2打点という成績にとどまった。
マリナーズ時代
[編集]2022年6月6日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結ぶ。 傘下のAAA級タコマ・レイニアーズに配属される。 2022年8月11日にリリースされる。
人物
[編集]巨人退団後の2024年、自身のSNSを通じて古巣への逆オファーを行った[17]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2019 | TEX | 25 | 85 | 75 | 8 | 16 | 6 | 0 | 2 | 28 | 7 | 1 | 2 | 0 | 0 | 9 | 0 | 1 | 20 | 3 | .213 | .306 | .373 | .679 |
2020 | 24 | 54 | 52 | 6 | 8 | 3 | 0 | 1 | 14 | 7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 11 | 1 | .154 | .185 | .269 | .454 | |
2021 | CIN | 19 | 34 | 30 | 5 | 3 | 0 | 0 | 2 | 9 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 15 | 1 | .100 | .206 | .300 | .506 |
巨人 | 10 | 28 | 25 | 2 | 4 | 1 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 1 | .160 | .250 | .200 | .450 | |
MLB:3年 | 68 | 173 | 157 | 19 | 27 | 9 | 0 | 5 | 51 | 17 | 4 | 2 | 0 | 0 | 14 | 0 | 2 | 46 | 5 | .172 | .249 | .325 | .573 | |
NPB:1年 | 10 | 28 | 25 | 2 | 4 | 1 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 1 | .160 | .250 | .200 | .450 |
- 2021年度シーズン終了時
記録
[編集]NPB
[編集]- 初記録
- 初出場・初先発出場:2021年9月11日、対中日ドラゴンズ22回戦(東京ドーム)、7番・右翼手で先発出場
- 初打席・初安打:同上、2回裏に柳裕也から右中間二塁打
- 初打点:2021年9月14日、対横浜DeNAベイスターズ19回戦(東京ドーム)、8回裏にフェルナンド・ロメロから中前適時打
背番号
[編集]- 16(2019年 - 2020年)
- 26(2021年 - 同年7月19日)
- 28(2021年8月11日 - 同年終了)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “S.ハイネマン(読売ジャイアンツ) | 個人年度別成績”. 日本野球機構. 2021年9月11日閲覧。
- ^ “Rangers promote OF Scott Heineman, C/INF Isiah Kiner-Falefa and C Jose Trevino”. MLB.com. (2019年8月3日) 2021年9月11日閲覧。
- ^ Rangers Insider | Scott Heineman's New Perspective - YouTube
- ^ “「勝ったらハイネケンで乾杯」巨人ハイネマンがトレンド入り 7番右翼先発”. 日刊スポーツ (2021年9月11日). 2021年9月17日閲覧。
- ^ “巨人新外国人ハイネマンが来日初打席で初安打 観客からの拍手に「感激」”. 日刊スポーツ (2021年9月11日). 2021年9月17日閲覧。
- ^ MLB公式プロフィール参照。2021年9月11日閲覧。
- ^ Steve Adams (2021年6月28日). “Reds Designate Scott Heineman For Assignment, Select Alejo Lopez” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月29日閲覧。
- ^ Anthony Franco (2021年7月1日). “Minor MLB Transactions: 7/1/21” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月3日閲覧。
- ^ a b “新外国人選手の入団について”. 読売巨人軍公式サイト (2021年8月6日). 2021年8月6日閲覧。
- ^ “巨人が新外国人ハイネマンの獲得を発表 レッズ時代は秋山翔吾と定位置争いも”. Full-Count (2021年8月6日). 2021年8月6日閲覧。
- ^ “巨人スコット・ハイネマンと契約合意 3A通算20本塁打、86打点”. 日刊スポーツ (2021年8月6日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “新規支配下選手登録 | 2021年度公示”. 日本野球機構. 2021年9月11日閲覧。
- ^ “【巨人】新外国人のスコット・ハイネマンが1軍に合流”. スポーツ報知 (2021年9月11日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “巨人・中田が登録抹消 代わって新外国人ハイネマンが昇格 即スタメン出場へ”. スポニチ Sponichi Annex (2021年9月11日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “巨人・原監督 初打席二塁打のハイネマンは「いいデビューだった」 中田は2軍でコンディション調整”. スポニチ Sponichi Annex (2021年9月11日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “巨人大塚副代表、帰国のハイネマンは「本人もショックだと思う」原因は不明 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年10月27日閲覧。
- ^ 東スポWEB (2024年3月27日). “【巨人】オドーア事件を受けて元G助っ人がまさかの獲得逆オファー「巨人と話したいです!」 | 東スポWEB”. 東スポWEB. 2024年3月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Scott Heineman stats MiLB.com
- 個人年度別成績 スコット・ハイネマン - NPB.jp 日本野球機構
- SCOTT HEINEMAN (@ScottHeineman) - X(旧Twitter)