スコトン岬
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スコトン岬(スコトンみさき)は、北海道礼文郡礼文町にある礼文島の岬。「須古頓岬」と漢字で表記されることも多い。晴れた日には樺太(サハリン)が望める。スコトンとは、アイヌ語で、シコトン(大きな谷)・トマリ(入江)=「大きな谷にある入江」という意味である[1]。
最北端と最北限
[編集]- 宗谷岬は北緯45度31分22秒、スコトン岬は北緯45度27分51秒。よって、宗谷岬の方が約3分31秒(約6,541m)北に位置する。以前は共に最北を名乗っていたが、測量の結果宗谷岬が「最北端」と判明した為、スコトン岬は「最北限」を名乗るようになった[2][3]。しかし、日本国政府の実効支配の及ぶ範囲内での最北端は、宗谷岬北西方にある弁天島(北緯45度31分35秒)であり、更に日本国政府が領有権を主張する範囲内での最北端は、択捉島のカモイワッカ岬(北緯45度33分28秒)である。
観光
[編集]- 宗谷岬と異なり、海に突き出た岬であるため、周りの荒涼とした風景と重なり非常に趣のある岬である。なお岬の先には海驢島(トド島)が見える。更にその北に種島がある。
- 最北限を名乗っているものが多く、「最北限のトイレ」「最北限の売店」「最北限のバス停」などがある[7]。
- 愛とロマンの8時間コース、岬めぐりコース(旧花の4時間コース)の出発地である。
- 岬の真下に「民宿スコトン岬」があり、「人が住んでいます。石を投げないでください」との看板が立っている[8][9]。
- また以前は礼文町立須古頓小学校があったが児童の減少により2000年3月、礼文町立神崎小学校に統廃合された[10]。北海道小学校の廃校一覧も参照。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ 「利尻島・礼文島、アイヌ語地名マップ」『ぎっしりしり あこがれぶん 利尻礼文』(レブ・ジャポン、2000)、p. 85
- ^ “スコトン岬 - 礼文島を歩こう!”. 2015年2月6日閲覧。
- ^ 萬濃誠三『海鳴り』文芸社、2001年、42頁。
- ^ 国土地理院. “地理院地図”. 2010年3月23日閲覧。
- ^ 国土地理院. “地理院地図”. 2010年3月23日閲覧。
- ^ 国土地理院. “地理院地図”. 2010年3月23日閲覧。
- ^ “礼文町”. 2015年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月6日閲覧。
- ^ 田口谷優子 (2014年8月10日). “「まさかここに」 夏限定、崖の下の宿 北海道・礼文北端のスコトン岬”. 北海道新聞. オリジナルの2014年8月13日時点におけるアーカイブ。 2015年4月20日閲覧。
- ^ “民宿「はまなす」島内観光”. 民宿はまなす. 2015年4月20日閲覧。
- ^ 礼文町立神崎小学校も2016年に統廃合により廃校となった。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]座標: 北緯45度27分49.6秒 東経140度58分3.8秒 / 北緯45.463778度 東経140.967722度