スコルバ
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『スコルバ』(すこるば、英文:SCOLBA)は、田村薬品工業が製造・販売する外用薬(水虫・たむし治療薬)である。かつては、武田コンシューマーヘルスケア(現・アリナミン製薬)が製造・販売していた。
製品概要
[編集]- 薬局・薬店で販売されている水虫薬シェアでは、首位の大正製薬「ダマリン」に次ぐシェア2位であった[要出典]。
- 日本初の市販薬であり、クロトリマゾールとかゆみ止め成分・l-メントールを配合した。
- かつて、スプレータイプ(エアゾール剤)・液剤・クリーム剤が発売されていたが、ワンプッシュ噴射式(使い過ぎ防止機能付)タイプの「スコルバEX」が発売された。
- 2021年に田村薬品工業が「スコルバ」ブランドを引き継ぎ、ワンプッシュ噴射式タイプの「スコルバEX」が約2年ぶりに復活発売。2022年にはクリームタイプの「スコルバEXクリーム」も復活発売した。
歴史
[編集]- 1993年(平成5年)2月 - 武田薬品工業が 「スコルバ」(ジェット噴射式40ml・クリーム・液)を発売。当初はグリーンとイエローのパッケージであった。
- 1994年(平成6年) - 「スコルバ」ジェット噴射式に大容量サイズの60mlを追加。水色とイエローのパッケージで硝酸オキシコナゾールを配合した「スコルバS」シリーズ(クリーム・液)を発売。
- 1998年(平成10年) - 硝酸オキシコナゾールにかゆみ止め成分のl-メントールを配合したブルーのパッケージ「スコルバLX」シリーズ(ジェット噴射式50ml・クリーム・液)を発売。
- 2003年(平成15年) - 赤のパッケージで、塩酸ブテナフィンを配合した「スコルバダッシュ」シリーズ(ジェット噴射式50ml・クリーム・液)を発売。
- 2004年(平成16年) - パウダースプレータイプ「スコルバLXパウダーイン」を発売。
- 2006年(平成18年) - 青を基調に黄色い稲妻がデザインされた1日1回タイプ「スコルバ24」シリーズ(ジェット噴射式50ml・クリーム)を発売。
- 2008年(平成20年) - 塩酸ブテナフィンにかゆみ止め成分を配合した水虫薬「スコルバEX」シリーズ(ジェット噴射式50ml・液・クリーム)を発売。
- 2011年(平成23年) - 「スコルバEX」のピンクのパッケージ仕様「scolba EX(スコルバEX)」と、ブルーのパッケージ「スコルバEX(ブルー)」を発売。
- 2014年(平成26年) - ワンプッシュ噴射式(エアゾール剤)の「スコルバEX」をリニューアルして発売。
- 2017年(平成29年)4月 - 武田コンシューマーヘルスケアへ移管。
- 2019年(平成31年/令和元年)‐ 武田コンシューマーヘルスケアでの製造・販売を終了。
- 2021年(令和3年)12月 - 田村薬品工業が「スコルバ」ブランドを引き継ぎ、ワンプッシュ噴射式(エアゾール剤)の「スコルバEX」を復活発売。
- 2022年(令和4年)12月 - クリームタイプ「スコルバEXクリーム」を復活発売。
歴代の主要製品
[編集]- 現在の製品
- スコルバEX【指定第2類医薬品】(ワンプッシュ噴射式50ml)
- スコルバEXクリーム【指定第2類医薬品】
- 過去の製品
- スコルバ(ジェット噴射式40ml、製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバ(ジェット噴射式60ml、製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバクリーム(製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバ液(製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバSクリーム(製造元:東京田辺製薬株式会社(現・田辺三菱製薬))
- スコルバS液(製造元:東京田辺製薬株式会社)
- スコルバLX(ジェット噴射式50ml、製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバLXクリーム(製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバLX液(製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバダッシュ(ジェット噴射式50ml)
- スコルバダッシュクリーム(製造販売元:科研製薬株式会社)
- スコルバダッシュ液(製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバLXパウダーイン(100ml)
- スコルバ24(ジェット噴射式50ml、製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバ24クリーム(製造元:前田薬品工業株式会社)
- スコルバEX液
- スコルバEX【指定第2類医薬品】(ブルー、ジェット噴射式50ml)
- スコルバEX【指定第2類医薬品】(ピンク、ジェット噴射式50ml)「scolba EX(販売名:スコルバEX)」