スタリオンシリーズ
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スタリオンシリーズは、日本の地方競馬場で実施されている競走群である。
1990年代以降、景気後退や娯楽の多様化などによって日本の地方競馬の多くが赤字経営に陥り、存廃議論がさかんに交わされるようになった[1]。競馬事業を廃止する自治体も現れるようになり、危機感を抱いた生産者団体が馬主・地方競馬場への支援に乗り出したのが始まり[2]。スタリオンシリーズのレースの優勝馬の馬主または生産牧場に対して、種牡馬の次年度配合権が授与される[3]。
- スタリオンシリーズ (ホッカイドウ競馬) - 2000年からホッカイドウ競馬で実施されているシリーズ。JBC協会協賛。
- スタリオンシリーズ (岩手競馬) - 。2007年から岩手競馬で実施されているシリーズ。日高軽種馬農協、社台SS、日高軽種馬農協、優駿SS、ダーレー・ジャパン等による協賛[2][4][5]。
- HITスタリオンシリーズ - 2011年から岩手競馬・金沢競馬・名古屋競馬・笠松競馬、2012年から兵庫県競馬で実施されているシリーズ。JBC協会協賛。
- 高知・佐賀スタリオンシリーズ - 2016年から高知競馬・佐賀競馬で実施されているシリーズ。JBC協会協賛。
出典
[編集]- ^ 地方競馬史5 2012, pp. 151–153
- ^ a b “今年も「スタリオンシリーズ」実施―岩手競馬”. 競馬ブック. 2021年4月2日閲覧。
- ^ “キャンペーン”. SPATプレミアムポイント. 2021年5月20日閲覧。
- ^ “岩手競馬でも社台SS協賛のスタリオンシリーズ | 競馬実況web”. ラジオNIKKEI. 2021年4月2日閲覧。
- ^ “令和3年度岩手競馬『スタリオンシリーズ』を実施します~重賞競走10レースの副賞に種牡馬の配合権利を贈呈~”. 岩手競馬オフィシャルページ. 2021年4月2日閲覧。
参考文献
[編集]- 地方競馬史編纂委員会『地方競馬史 第五巻』地方競馬全国協会、2012年。