社台スタリオンステーション
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社台スタリオンステーション(しゃだいスタリオンステーション)とは、北海道勇払郡安平町(旧:早来町)早来源武にある種牡馬を繋養するための牧場である。運営会社は、有限会社社台コーポレーション。社台グループに属する。
北海道浦河郡浦河町野深にあった社台スタリオンステーション荻伏(おぎふし)もここで述べる。
概要
[編集]日本の競馬界を代表する実績を誇る、繋養種牡馬数・種付け数がともに多い牧場である。欧米諸国からの種牡馬(ノーザンテースト、リアルシャダイ、トニービン、サンデーサイレンスなど)の導入により、近年のトニービン旋風・サンデー(サンデーサイレンス)革命などをもたらした。
歴史
[編集]→詳細は「社台グループ」を参照
代表者
[編集]- 運営会社:有限会社社台コーポレーション
- 代表取締役 吉田照哉(社台ファーム代表)
- 代表取締役 吉田勝己(ノーザンファーム代表・ノーザンホースパーク代表取締役社長)
- 専務取締役 吉田晴哉(追分ファーム代表)
本場以外の施設・関連会社
[編集]- 白老ファーム(北海道白老郡白老町社台)
- 社台ホースクリニック(北海道苫小牧市植苗)
- 白老ファームYearling(北海道勇払郡安平町早来富岡)
- 白老ファーム登別分場(北海道登別市中登別町)
繋養種牡馬
[編集]- * は外国産種牡馬。
- (供用初年度 - 供用最終年)。
2025年繋養の種牡馬
[編集](2025年種付料順)[1]
- 2000万円 - キズナ(2016年 - )
- 2000万円 - キタサンブラック(2018年 - )
- 2000万円 - イクイノックス(2024年 - )
- 1800万円 - コントレイル(2022年 - )
- 1500万円 - スワーヴリチャード(2020年 - )
- 1200万円 - エピファネイア(2016年 - )
- 1000万円 - ロードカナロア(2014年 - )
- 1000万円 - サートゥルナーリア (2021年 - )
- 1000万円 - * ナダル(2021年 - )
- モーリス(2017年 - ) 800万円 -
- ドレフォン(2018年 - ) 500万円 - *
- アドマイヤマーズ(2021年 - ) 500万円 -
- ルーラーシップ(2013年 - ) 400万円 -
- ブリックスアンドモルタル (2020年 - ) 400万円 - *
- エフフォーリア(2023年 - ) 400万円 -
- オルフェーヴル(2014年 - ) 350万円 -
- シュネルマイスター(2024年 - ) 350万円 -
- シスキン(2021年 - ) 300万円 - *
- レイデオロ(2020年 - ) 250万円 -
- ルヴァンスレーヴ(2021年 - ) 250万円 -
- クリソベリル(2022年 - ) 250万円 -
- イスラボニータ(2018年 - ) 200万円 -
- マインドユアビスケッツ(2019年 - ) 200万円 - *
- サリオス(2023年 - ) 200万円 -
- サトノクラウン(2019年 - ) 150万円 -
- ダノンキングリー(2022年 - ) 150万円 -
- ホットロッドチャーリー(2023年 - ) 150万円 - *
- グレナディアガーズ(2024年 - ) 150万円 -
- ハービンジャー(2011年 - ) Private - *
- ポエティックフレア (2022年 - ) Private - *
過去に繋養されていた種牡馬
[編集](50音順)
- アグネスタキオン(2002年 - 2009年)
- アグネスワールド(2001年 - 2009年)
- アドマイヤコジーン(2003年 - 2010年)/レックススタッドへ移動
- アドマイヤジュピタ(2009年)
- アドマイヤドン(2006年 - 2010年)/韓国へ輸出
- アドマイヤベガ(2001年 - 2004年)
- アドマイヤメイン(2009年)/南アフリカへ輸出
- アレミロード
- ヴァーミリアン(2011年 - 2013年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- ヴィクトリー(2010年 - 2014年[2])
- ヴィクトワールピサ(2012年 - 2017年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動[3]
- ウォーエンブレム(2003年 - 2015年)/アメリカへ輸出[4][5]
- エアジハード(2000年 - 2002年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- エイシンフラッシュ(2014年 - 2018年)/レックススタッドへ移動
- エリシオ(1998年 - 2002年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- エルコンドルパサー(2000年 - 2002年)
- エルセンタウロ
- エンドスウィープ(2000年 - 2002年)
- オンファイア(社台スタリオンステーション荻伏:2007年、社台スタリオンステーション:2007年)/優駿スタリオンステーションへ移動
- カーネギー(1996年 - 2002年)/オーストラリアへ輸出
- カジノドライヴ(2012年 - 2017年)
- ガレオン(社台スタリオンステーション荻伏:1994年 - ?)
- カンパニー(2010年 - 2014年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- キャプテントゥーレ(2012年 - 2015年)/レックススタッドへ移動[6]
- キャロルハウス(1991年 - 1996年)/アイルランドへ輸出
- ギャロップダイナ(1987年 - 1996年)/十勝軽種馬農協種馬場へ移動
- キングカメハメハ(2005年 - 2019年)
- キンシャサノキセキ(2011年 - 2022年)
- グラスワンダー(2001年 - 2006年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- グルームダンサー(フランスより輸入、1995年 - ?)
- クロフネ(2002年 - 2019年)
- ゴールデンフェザント(1993年 - ?)/レックススタッドへ移動
- ゴールドアリュール(2004年 - 2017年)[7]
- サクラバクシンオー(1995年 - 2011年)
- サッカーボーイ(1990年 - 1999年、2007年 - 2011年)
- ザッツザプレンティ(2006年)/レックススタッドへ移動
- サトノアラジン(2018年 - 2022年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- サトノダイヤモンド(2019年 - 2023年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- サマーサスピション(社台スタリオンステーション荻伏:1996年 - 2001年)/ニュージーランドへ輸出
- サンデーサイレンス(1991年 - 2002年)
- ジェイドロバリー(1991年 - 2003年)/レックススタッドへ移動
- ジェニュイン(1998年 - 1999年)/レックススタッドへ移動
- シックスセンス(2006年)/レックススタッドへ移動
- ジャスタウェイ(2015年 - 2020年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- ジャッジアンジェルーチ
- ジャングルポケット(2003年 - 2012年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- シンボリクリスエス(2004年 - 2015年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動[8]
- スウェプトオーヴァーボード
- スキーキャプテン(社台スタリオンステーション荻伏:1996年 - 2001年)/ニュージーランドへ輸出
- スクラムダイナ
- スタイヴァザント
- スニッツェル(2007年、2011年)
- スピルバーグ(2016年 - 2018年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- スペシャルウィーク(2000年 - 2011年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- スマートファルコン(2013年 - 2017年)/レックススタッドへ移動[9]
- スリルショー
- スルーオダイナ
- ゼンノロブロイ(2006年 - 2015年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動[10]
- ソングオブウインド(社台スタリオンステーション荻伏:2007年、社台スタリオンステーション:2007年)/優駿スタリオンステーションへ移動
- タートルボウル(2013年 - 2017年)
- ターゴワイス
- ダイナマイトダディ(社台スタリオンステーション荻伏:1995年 - 2007年)
- ダイワメジャー(2008年 - 2023年)
- タニノギムレット(2003年 - 2013年)/レックススタッドへ移動
- タヤスツヨシ(1996年 - 2004年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- ダノンシャンティ(2012年 - 2016年)/ビッグレッドファームへ移動[11]
- ダンスインザダーク(1997年 - 2011年、2015年 - 2016年)/2012年から2014年までブリーダーズ・スタリオン・ステーションで供用[12][13]
- チチカステナンゴ(2009年 - 2011年)
- ディヴァインライト(社台スタリオンステーション荻伏:2003年)/フランスへ輸出
- ディープインパクト(2007年 - 2019年)
- ディープブリランテ(2013年 - 2018年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- ティンバーカントリー(1996年 - 2002年)/レックススタッドへ移動
- デュランダル(2006年 - 2010年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- ドゥラメンテ(2017年 - 2021年)
- トウカイテイオー(1995年 - 2013年)
- ドクターデヴィアス(1993年 - 1996年)/イギリスへ輸出
- トニービン(1989年 - 2000年)
- ドリームウェル(2000年 - 2003年)/フランスへ輸出
- ドリームジャーニー(2012年 -2021年)
- トワイニング
- ナリタトップロード(2003年 - 2005年)
- ニゾン
- ニチドウアラシ
- ニューイヤーズデイ(2020年 - 2024年)/優駿スタリオンステーションへ移動
- ネオユニヴァース(2005年 - 2015年)/レックススタッドへ移動[14]
- ノヴェリスト(2014年 - 2020年)/レックススタッドへ移動
- ノーザンテースト(1975年 - 1999年)
- ハートレイク(1997年 - 1999年)
- ハイハット
- バチアー
- ハーツクライ(2007年 - 2020年)
- バトルライン
- パドスール
- バブルガムフェロー(1998年 - 2003年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- バローネターフ
- ハンターコム
- ヒッティングアウェー
- ファルブラヴ(2004年 - 2014年[2])
- フェノーメノ(2016年 - 2018年)/レックススタッドへ移動
- フサイチコンコルド(1998年 - 2004年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- フサイチソニック(2001年 - 2003年)/レックススタッドへ移動
- フジキセキ(1995年 - 2015年)[15]
- ブラックホーク(2002年 - 2006年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- フレンチグローリー(社台スタリオンステーション:1991年 - 1996年、社台スタリオンステーション荻伏:1997年 - 1998年)/フランスへ輸出
- フレンチデピュティ(2001年 - 2018年)
- ブロッコ
- ヘクタープロテクター(1992年 - 1997年、2001年)/レックススタッドへ移動
- ベストタイアップ(1997年 - 2006年)
- ベルシャザール(2015年 - 2016年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動[16]
- ペンタイア
- ボアドグラース(1984年 - 1985年)[17]
- ホワイトマズル(1995年 - 2011年)/レックススタッドへ移動
- マイフラッシュ
- マリーノ
- マンハッタンカフェ(2003年 - 2015年)[18]
- ミスターシービー(1986年 - 1994年)/レックススタッドへ移動
- ミッキーアイル(2017年 - 2023年)/優駿スタリオンステーションへ移動
- ミュージックタイム(社台スタリオンステーション荻伏:1993年 - 1999年)
- メイショウサムソン(2009年 - 2013年)/イーストスタッドへ移動
- メジロマックイーン(社台スタリオンステーション:1994年 - 2003年、社台スタリオンステーション荻伏:2004年 - 2006年)
- モデルフール
- リアルインパクト(2016年 - 2020年)/優駿スタリオンステーションへ移動
- リアルシャダイ(1984年 - 2000年)
- リアルスティール(2019年 - 2023年)/ブリーダーズ・スタリオン・ステーションへ移動
- リーチザクラウン(2017年 - 2020年)/アロースタッドへ移動
- リファーズウィッシュ
- リンカーン(2007年 - 2012年)
- レイズアボーイ[19]
- レッドファルクス(2019年 - 2022年)/レックススタッドへ移動
- ローエングリン(2008年 - 2009年)/レックススタッドへ移動
- ロゴタイプ(2018年 - 2022年)/レックススタッドへ移動
- ロサード(社台スタリオンステーション荻伏:2004年 - 2006年)/ビッグレッドファームへ移動
- ワークフォース(2012年 - 2016年)/アイルランドへ輸出[20]
- ワージブ[21](1996年 - 1999年)
墓
[編集]牧場敷地内の高台にサンデーサイレンスやノーザンテーストなど過去の種牡馬が埋葬されている[22]。なおディープインパクト・キングカメハメハ・クロフネ・トウカイテイオーの4頭は一般展示期間中に訪問可能な場所に埋葬されている[23][24][25]。
脚注
[編集]- ^ “社台スタリオンステーション繋養馬 2025シーズン種付料”. 2024年11月20日閲覧。
- ^ a b “ファルブラヴ、ヴィクトリーが種牡馬引退”. 競馬ブック (2014年12月14日). 2016年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月4日閲覧。
- ^ “ヴィクトワールピサがブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動 | 馬産地ニュース”. 競走馬のふるさと案内所. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “War Emblem to Join Old Friends in September” (英語). Blood-Horse. Blood-Horse / Frank Angst. 2015年8月14日閲覧。
- ^ “Enigmatic War Emblem to join Old Friends” (英語). Racing Post. CENTURYCOMM LIMITED OR ITS LICENSORS / Michele Macdonald. 2015年8月14日閲覧。
- ^ キャプテントゥーレがレックススタッドに移動競走馬のふるさと案内所、2016年3月20日閲覧
- ^ “ゴールドアリュール号が死亡”. 日本中央競馬会. 2017年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月4日閲覧。
- ^ “シンボリクリスエスがブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動 | 馬産地ニュース”. 競走馬のふるさと案内所. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “スマートファルコンがレックススタッドに移動 | 馬産地ニュース”. 競走馬のふるさと案内所. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “ゼンノロブロイがブリーダース・スタリオン・ステーションに移動 | 馬産地ニュース”. 競走馬のふるさと案内所. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “ダノンシャンティが移動 | 馬産地ニュース”. 競走馬のふるさと案内所. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “ダンスインザダークが社台スタリオンステーションに移動 | 馬産地ニュース”. 競走馬のふるさと案内所. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “2016年の供用停止種雄馬一覧”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2023年1月4日閲覧。
- ^ ネオユニヴァースがレックススタッドに移動競走馬のふるさと案内所、2016年3月20日閲覧
- ^ 2013年に種牡馬を引退し、2015年に死亡(出典1出典2[リンク切れ])。
- ^ ベルシャザールがブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動競走馬のふるさと案内所、2017年2月5日閲覧
- ^ リアルシャダイと同時に導入されたが、授精能力が全くないことが導入後に判明し乗馬に転用された。
- ^ “マンハッタンカフェ号が死亡”. 日本中央競馬会. 2015年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月4日閲覧。
- ^ 本来の名前はRaise a Ladyだが、日本では牡馬に女性的な名前を付けられないため日本名が付けられた。
- ^ O'Donoghue, Ollie (2016年12月10日). “Workforce to return from Japan to stand at Knockhouse Stud” (英語). Racing Post. 2023年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月4日閲覧。
- ^ アイルランド・クールモアスタッドより輸入。
- ^ 島田明宏 (2019年10月24日). “社台SSを訪ねて”. netkeiba.com. 2023年3月9日閲覧。 “ 敷地内には、先代の吉田善哉氏が亡くなったときに植樹した「吉田善哉の森」があり、近くに社台グループを支えたノーザンテーストやサンデーサイレンスの墓がある。なお、ここは一般見学不可のエリアだ。”
- ^ “社台スタリオンステーションにディープインパクトとキングカメハメハの墓碑建立”. 競走馬のふるさと案内所 (2020年1月29日). 2023年3月9日閲覧。
- ^ “社台スタリオンステーション | 馬・牧場・施設検索”. 競走馬のふるさと案内所. 2023年3月9日閲覧。
- ^ “種牡馬の見学”. 社台スタリオンステーション. 2023年5月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 社台スタリオンステーション
- 社台スタリオンステーション - 競走馬のふるさと案内所
- 社台スタリオンステーション (shadaistallionstation) - Facebook
- 社台スタリオンステーション (@shadai_stallions) - Instagram
座標: 北緯42度42分57.5秒 東経141度49分25.9秒 / 北緯42.715972度 東経141.823861度