ステイタス・クォー
ステイタス・クォー Status Quo | |
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スウェーデン・ストックホルム公演 (2016年7月) | |
基本情報 | |
別名 |
ザ・スコーピオンズ (1962年) ザ・スペクトレス (1962年–1967年) トラフィック・ジャム (1967年) |
出身地 | イングランド ロンドン |
ジャンル |
ブギー・ロック ハード・ロック サイケデリック・ロック |
活動期間 | 1962年 - 現在 |
レーベル |
パイ・レコード ヴァーティゴ A&Mレコード キャピトル・レコード ポリドール・レコード イーグル・レコード ユニバーサルミュージック サンクチュアリ・レコード Fourth Chord Records ワーナー・ブラザース・レコード Ear Music |
公式サイト |
www |
メンバー |
フランシス・ロッシ リッチー・マローン アンディ・ボウン ジョン・エドワーズ レオン・ケーヴ |
旧メンバー |
リック・パーフィット アラン・ランカスター ジョン・コーラン ほか 別記参照 |
ステイタス・クォー(Status Quo)は、イングランド=イギリス出身のロック・バンドである。
ブギー・ロック、ハード・ブギーの代表的なグループとして知られる。本国では重鎮的存在として国民的支持を得ており、その活動は50年以上に及ぶ。
経歴
[編集]1962年にフランシス・ロッシを中心に結成。スペクターズとして1966年にデビュー。1967年にバンド名をステイタス・クォー(「現状維持」の意味)と改名。この時期のメンバーはロッシ、パーフィット、ランカスター、コーラン、ラインズという陣容だった。初期はサイケデリック・ロック色の強い楽曲が主だったが、3枚目のアルバム『ケリーの油塗りスプーン』からシンプルでハードなブギー・ロックを前面に出してイメージチェンジを図る。
このアルバムの後、ラインズが脱退。4枚目の『Dog of Two Head』リリース後にレコード会社もパイ・レコードからヴァーティゴ・レコードに移籍。ハード・ブギ路線を推進するごとにファンを増やし、5枚目のアルバム『パイルドライヴァー』が英国チャートにランクイン[1]。次作『ハロー!!』で1位を獲得[2]。人気を確固たるものとする。
1981年、『Never Too Late』リリース後のツアーを最後にコーランが脱退、後任に元ハニーバス、シャンハイのピート・カーチャーを迎え活動を継続するが、1984年の『バック・トゥ・バック』を一端の区切りとし活動を停止する。
しかし翌1985年、ライヴエイドのオープニングアクトとして復活、翌年にはクライマックス・ブルース・バンドのツアーメンバーだったジョン・エドワーズとジェフ・リッチを新リズムセクションに迎え活動を再開している。
毎年のように出されるアルバムは、英国で常に上位ランクインを果たし、世界進出も試みた。日本では星加るみ子、東郷かおる子が担当していたラジオ番組で、ステイタス・クォーがオンエアされた。1975年、1976年と2年続けて来日している。
イギリス、及び一部の英語圏では、ハード・ブギー・ファンを中心に根強い人気を保った。それに対して、アメリカではヒットを放つことができなかった。
その後も、1980年代中盤に活動を一時停止したり、リズム隊の数度のメンバーチェンジがあったほかは、安定した活動を続けている。活動再開後の1986年には、今までのイメージを覆すドイツのニュー・ウェイヴ・バンドのカヴァー『In the Army Now』でシングル・ヒットを出すなど、底力を見せた。
すでにロッシらは還暦を過ぎたが、ハードブギーをサウンドの中心にすえるというバンドの方針は全く変わっておらず、近年のアルバムも英国チャートにランクインしている。「イギリスの国民的バンド」と形容される場合もある。1997年には21年ぶり3度目の来日をはたしている。
2013年、アラン・ランカスター、ジョン・コーランを含むオリジナル・メンバーが約30年ぶりに集結し、翌年までリユニオンとして活動[3]。
2016年12月24日、ロッシと共に約50年間バンドのフロントマンを勤めたリック・パーフィットが、肩の負傷に起因する感染症で死去[4]。
2021年9月、創設メンバーのベーシスト アラン・ランカスターが、多発性硬化症による合併症により病没[5]
メンバー
[編集]現ラインナップ
[編集]- フランシス・ロッシ (Francis Rossi) - ボーカル、リードギター (1962年– )
- リッチー・マローン (Richie Malone) - リズムギター (2016年– )
- ジョン "ライノ" エドワーズ (John "Rhino" Edwards) - ベース (1985年– )
- アンディ・ボウン (Andy Bown) - キーボード (1982年- )
- レオン・ケーヴ (Leon Cave) - ドラムス (2013年– )
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フランシス・ロッシ (Vo/G) 2017年
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リッチー・マローン (G) 2017年
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ジョン・エドワーズ (B) 2017年
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アンディ・ボウン (Key) 2017年
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レオン・ケーヴ (Ds) 2017年
旧メンバー
[編集]- アラン・ランカスター (Alan Lancaster) - ベース (1962年–1985年、2013年–2014年) ※2021年死去[6]
- ジェス・ジャウォースキー (Jess Jaworski) - キーボード (1962年–1965年) ※2014年死去
- アラン・キー (Alan Key) - ドラムス (1962年–1963年)
- ジョン・コーラン (John Coghlan) - ドラムス (1963年–1981年、2013年–2014年)
- ロイ・ラインズ (Roy Lynes) - キーボード (1965年–1970年)
- リック・パーフィット (Rick Parfitt) - リズムギター (1967年–2016年) ※2016年死去
- ボブ・ヤング (Bob Young) - ハーモニカ (1970年–1979年, 2013年–2014年)
- ピート・カーチャー (Pete Kircher) - ドラムス (1982年–1985年) ※元ハニーバス
- ジェフ・リッチ (Jeff Rich) - ドラムス (1985年–2000年)
- マット・レトリー(Matt Letley) - ドラムス (2000年–2013年)
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- Picturesque Matchstickable Messages From The Status Quo (1968年)
- Spare Parts (1969年)
- 『ケリーの油塗りスプーン』 - Ma Kelly's Greasy Spoon (1970年)
- Dog Of Two Head (1971年)
- 『パイルドライヴァー』 - Piledriver (1972年) ※全英5位
- 『ハロー!!』 - Hello! (1973年) ※全英1位
- 『ブギに憑かれたロックンローラー』 - Quo (1974年) ※全英2位
- 『オン・ザ・レベル』 - On The Level (1975年) ※全英1位
- 『ブルー・フォー・ユー』 - Blue For You (1976年) ※全英1位
- 『烈火のハードブギー』 - Tokyo Quo (1976年) ※日本フォノグラムから発売された、日本限定のライブ盤。
- 『ライヴ・アット・アポロ・シアター』 - Live (1976年) ※全英3位
- 『地球震撼〜ロッキン・オール・オーヴァー・ザ・ワールド』 - Rockin' All Over The World (1977年) ※全英5位
- 『灼熱のブギー』 - If You Can't Stand The Heat (1978年) ※全英3位
- 『ロックンロールが切り札さ!』 - Whatever You Want (1979年) ※全英3位
- 『戦慄のメタル・ブギー』 - Just Supposin (1980年) ※全英4位
- Never Too Late (1981年) ※全英2位
- 『ステイタス・クォー1982』 - 1+9+8+2 (1982年) ※全英1位
- 『バック・トゥ・バック』 - Back To Back (1983年) ※全英9位
- In The Army Now (1986年) ※全英7位
- Ain't Complaining (1988年) ※全英12位
- Perfect Remedy (1989年) ※全英49位
- Rock 'Til You Drop (1991年) ※全英10位
- Thirsty Work (1994年) ※全英13位
- Don't Stop (1996年) ※全英2位
- Under The Influence (1999年) ※全英26位
- Famous In The Last Century (2000年) ※全英19位
- Heavy Traffic (2002年) ※全英15位
- The Party Ain't Over Yet (2005年) ※全英18位
- In Search of Fourth Chord (2007年) ※全英15位
- Quid Pro Quo (2011年)
- Bla Quo! (2013年)
- Aquostic (Stripped Bare) (2014年)[7]
- Aquostic II : That's Fact (2016年)[8]
脚注
[編集]- ^ ステイタス・クォーの『Piledriver』がデラックス・エディションで再発 - amass
- ^ ステイタス・クォーのヒット作『Hello!』が180グラム高音質盤LPで再発 - amass
- ^ ステイタス・クォーがオリジナル・ラインナップでのツアー開催を発表、ライヴ開催は30年ぶり - amass
- ^ ステイタス・クォーのリック・パーフィット、死去 - BARKS
- ^ “元ステイタス・クォーのベーシスト、アラン・ランカスターが死去”. BARKS (2021年9月27日). 2021年9月27日閲覧。
- ^ Status Quo bassist Alan Lancaster dies aged 72 | Status Quo | The Guardian
- ^ ステイタス・クォーがアンプラグド・アルバム『Aquostic (Stripped Bare)』を10月発売 - amass
- ^ ステイタス・クォー アコースティック新録アルバム第2弾『Aquostic II: That's A Fact!』を10月発売 - amass