ズアカヨコクビガメ
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ズアカヨコクビガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.2.3 (1994)) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Podocnemis erythrocephala (Spix, 1824) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Emys erythrocephala Spix, 1824 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ズアカヨコクビガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Red-headed river turtle |
ズアカヨコクビガメ(頭赤横首亀、学名:Podocnemis erythrocephala)は、ヨコクビガメ科ナンベイヨコクビガメ属に分類されるカメ。
分布
[編集]コロンビア東部、ブラジル北西部、ベネズエラ南部のアマゾン川水系、オリノコ川水系
形態
[編集]最大甲長32cmとナンベイヨコクビガメ属でも小型種。背甲はややドーム状に盛りあがり、上から見ると楕円形。背甲の色彩は赤褐色や暗褐色で、縁甲板外縁は明褐色で縁取られる。腹甲の色彩は灰褐色で、甲板の継ぎ目(シーム)周辺は黄褐色やピンク色。
下顎には2本の髭状突起がある。頭部背面の眼の間には細い溝が入る。頭部の色彩は暗褐色。
幼体は背甲が上から見ると楕円形で、縁甲板外縁が赤褐色で縁取られる。幼体やオスの成体は吻端や頭頂部、鼓膜付近に赤い斑紋が入る。種小名erythrocephalaは「赤い頭の」の意で、和名や英名(red-headed=赤い頭の)と同義。メスの成体は頭部の斑紋が消失する。
生態
[編集]河川や河川に繋がった湖沼などに生息し、主に泥炭質が溶けこんだ水質の水域に生息する。水棲傾向が強く、産卵を除いて上陸する事はまれ。
食性は植物食傾向の強い雑食で、水草、果実などを食べる。水面のプランクトンを濾しとって食べることもある。
繁殖形態は卵生。基底が砂の川岸にある藪地に、1回に5-14個の卵を数回に分けて産む。
人間との関係
[編集]生息地では卵も含めて食用にされる。
食用の乱獲やペット用の採集などにより生息数は激減している。生息地では法的に輸出が制限されている。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通は極めてまれ。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社、2001年、101、171頁。
- 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社、2005年、89頁。
外部リンク
[編集]- CITES homepage
- IUCN 2008 Red List - Home Page -
- Tortoise & Freshwater Turtle Specialist Group 1996. Podocnemis erythrocephala. In: IUCN 2008. 2008 IUCN Red List of Threatened Species.