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セラミダーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

セラミダーゼ(Ceramidase、EC 3.5.1.23)は、セラミドから脂肪酸を切り出してスフィンゴシン(SPH)を生成する酵素である。スフィンゴシンはスフィンゴシンキナーゼによりリン酸化されてスフィンゴシン-1-リン酸(S1P)になる[1]

機能

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セラミド、SPH、S1Pは、細胞成長細胞分化アポトーシス細胞接着細胞移動を仲介する生理活性脂質である。現在、ヒトの7つの別々の遺伝子にコードされている7つのセラミダーゼがクローニングされている[1]

  • 酸性セラミダーゼ(ASAH1) - 細胞の生存
  • 中性セラミダーゼ(ASAH2, ASAH2B, ASAH2C) - 炎症性サイトカインからの保護
  • 塩基性セラミダーゼ1(ACER1) - SPHとS1Pの生成の制御による細胞分化の仲介
  • 塩基性セラミダーゼ2(ACER2) - 細胞成長と生存にとって重要
  • 塩基性セラミダーゼ3(ACER3)

臨床上の重要性

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ASAH1の欠損は、ファーバー病と関連がある。

出典

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  1. ^ a b Mao C, Obeid LM (September 2008). “Ceramidases: regulators of cellular responses mediated by ceramide, sphingosine, and sphingosine-1-phosphate”. Biochim. Biophys. Acta 1781 (9): 424?34. doi:10.1016/j.bbalip.2008.06.002. PMC 2614331. PMID 18619555. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2614331/. 

外部リンク

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