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セレン化亜鉛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セレン化亜鉛
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識別情報
CAS登録番号 1315-09-9 チェック
PubChem 4298215
特性
化学式 ZnSe
モル質量 144.35 g/mol
外観 淡黄色固体
密度 5.27 g/cm3
融点

1525 °C

への溶解度 微容
バンドギャップ 2.82 eV (10 °K)
屈折率 (nD) 2.67 (550 nm)
2.40 (10.6 µm)
構造
結晶構造 閃亜鉛鉱型構造(立方晶)
格子定数 (a, b, c) a = 566.8 pm Å
配位構造 四面体形 (Zn2+)
四面体形 (Se2−)
熱化学
標準生成熱 ΔfHo -177.6 kJ/mol
危険性
EU分類 有毒 (T)
環境への危険性 (N)
EU Index 034-002-00-8
Rフレーズ R23/25 R33 R50/53
Sフレーズ S1/2 S20/21 S28 S45 S60 S61
関連する物質
その他の陰イオン 酸化亜鉛
硫化亜鉛
テルル化亜鉛
その他の陽イオン 硫化カドミウム
硫化水銀
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

セレン化亜鉛(セレンかあえん、: zinc selenide、ジンクセレナイド)は、淡黄色の不溶性の固体である。25 °Cで2.7 eVバンドギャップを持つ真性半導体である。標準生成エンタルピーは25 °Cで177.6 kJ/molである。結晶は閃亜鉛鉱の形をとり、格子定数はa = 566.8 pmである。天然にはほとんど存在しない。ハンス・シュティレ(Hans Stille) にちなんで名づけられたシュティレ鉱(Stilleite)という鉱物から発見された。

応用

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化学

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出典

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  1. ^ Cr2+ excitation levels in ZnSe and ZnS, G. Grebe, G. Roussos and H.-J. Schulz, J. Phys. C: Solid State Phys. vol. 9 pp. 4511-4516 (1976) doi:10.1088/0022-3719/9/24/020