ソウマヤ美術館
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ソウマヤ美術館 Museo Soumaya | |
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ソウマヤ美術館(Plaza Carso館) | |
施設情報 | |
正式名称 | Museo Soumaya |
収蔵作品数 | 約6万6000点 |
来館者数 | 2,246,646人(2016年)[1] |
延床面積 | 約6000平米 |
開館 | 1994年 |
所在地 | |
位置 | 北緯19度26分26.9秒 西経99度12分16.5秒 / 北緯19.440806度 西経99.204583度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
ソウマヤ美術館(ソウマヤびじゅつかん、スペイン語: Museo Soumaya)は、メキシコシティにある美術館である。
沿革
[編集]実業家のカルロス・スリムのコレクションを所蔵する美術館。入場無料。「ソウマヤ」とはスリム氏の亡くなった妻の名前である[2]。1994年に、メキシコシティ近郊のサン・アンヘルに小規模な美術館が創設され、現在はPlaza Loreto館として運営されている[3]。これとは別に、2011年3月、フェルナンド・ロメロの設計で、メキシコシティ市内のヌエボ・ポランコに大規模な新館がオープン、Plaza Carso館として運営されている[4]。
コレクション
[編集]15世紀から20世紀のヨーロッパ芸術を所蔵し、エル・グレコ、ティントレット、ルノワール、ドガ、ゴッホ、ミロ、ピカソ、ダリ等が展示されている。ロダンの彫刻のコレクションはフランス以外では最大規模である。また、ホセ・マリア・ベラスコ、ディエゴ・リベラ、ダビッド・アルファロ・シケイロス、ホセ・クレメンテ・オロスコ、ルフィーノ・タマヨ等、メキシコの作品も展示されている。
その他、工芸品や歴史的な遺品や書類、コインのコレクションも擁している[4]。日本に関連する所蔵品としては、作者は確定していないが、ノアの方舟伝説を日本風の屏風絵として仕立てたた「大洪水図屏風」がある[5]。
ギャラリー
[編集]15世紀から16世紀
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Tintoretto - Deploration of Christ, c. 1556-59.
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Virgen del huso, 1501-1540年, レオナルド・ダ・ヴィンチ
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Don Juan de Austria, 1560年, アロンソ・サンチェス・コエリョ
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La resurrección de Cristo, 1508年, フアン・デ・フランデス
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La Virgen y el Niño en un nicho, 1476年, サンドロ・ボッティチェッリ
古代メキシコから現代
[編集]-
Josep Antonio de Ayala, The del Valle family at the feet the Virgin of Loreto, 1769. In the collections of the Museo Soumaya
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Panorama of the city of Celaya, made on rice paper
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Paisaje con bosque y río, early 20th century, Joaquín Clausell
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2 de abril de 1867. Entrada del general Porfirio Díaz a Puebla, 1902年, Francisco de Paula Mendoza
印象派からアバンギャルド
[編集]-
Paisaje en Port-Villez, 1883年, クロード・モネ
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Statue d’Henri IV, 1901年, カミーユ・ピサロ
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Woman Washing, 1906年, エドガー・ドガ
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La casa de Collettes en Cagnes, 1912年, ピエール=オーギュスト・ルノワール
参照
[編集]- ^ “The Art Newspaper Ranking VISITOR FIGURES 2016” (PDF). The Art Newspaper. 2016年10月17日閲覧。
- ^ “Carlos Slim: At home with the world's richest man”. The Telegraph. (21 February 2011)
- ^ “¿Quiénes somos?”. Museo Soumaya. 20 january 2012閲覧。
- ^ a b Casey, Nicholas (3 March 2011). “Emperor's New Museum”. The Wall Street Journal 29 March 2011閲覧。
- ^ 九州国立博物館「新・桃山展 - 大航海時代の日本美術」(2017年)九州国立博物館