ソウル市立交響楽団
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(ソウルフィルハーモニー管弦楽団から転送)
ソウル市立交響楽団 (ソウル・フィルハーモニー管弦楽団) | |
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原語名 |
서울시립교향악단(서울市立交響樂團) (Seoul Philharmonic Orchestra) |
出身地 | 韓国 ソウル特別市 |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1948年 - |
公式サイト |
www |
メンバー |
音楽監督 ヤープ・ファン・ズヴェーデン |
ソウル市立交響楽団(ソウルしりつこうきょうがくだん、朝鮮語: 서울시립교향악단(서울市立交響樂團)、英語: Seoul Philharmonic Orchestra、英文略称:SPO)は、韓国ソウル特別市の世宗文化会館を中心に活動する、同国で最古のオーケストラである。現在では一般的にソウル・フィルハーモニー管弦楽団(Seoul Philharmonic Orchestra)の名称で呼ばれている[1][2]。
概要
[編集]- 1948年に設立され、1957年にはソウル市による独立団体として承認された。1965年には日本で初の海外演奏を行い、その後、米国、ヨーロッパ、アジア諸国で演奏している。
- 当初は官営だったが、運営形態及び他の団体との集合離散を何度も繰り返し、その都度名称を変更し、2005年10月にSeoul Philharmonic Orchestraへ改称し現在に至る[1]。
指揮者
[編集]首席指揮者
- キム・センリョ(1948年 - 1961年)
- キム・マンボク(1961年 - 1969年)
- キョンスー・ウォン(1970年 - 1971年)
- ジェ・ドンジョン(1974年 - 1990年)
- パク・ウンスク(1990年 - 1991年)
- ウォン・キョンス(1994年 - 1996年)
- マルク・エルムレル(2000年 - 2002年)
- クァク・スン(2003年)
- チョン・ミョンフン(2005年 - 2015年、音楽監督)
- オスモ・ヴァンスカ(2020年 - 2022年、音楽監督)
- ヤープ・ファン・ズヴェーデン(2024年 - 、音楽監督)[3]
コンダクター・イン・レジデンス
- マルクス・シュテンツ(2017年 - 2021年)[4]
首席客演指揮者
- ティエリー・フィッシャー(2017年 - 2020年)[5]
常任指揮者
- ジェ・ドンジョン(1971年 - 1974年)
芸術監督
- クァク・スン(2002年)
副指揮者
- パク・ウンスク(1984年 - 1989年)
- シーヨン・ソン(2009年 - 2013年)
- チェ・スヨル(2014年 - 2017年)
コンポーザー・イン・レジデンス
- チン・ウンスク(2006年 - )
ジャンル間コラボレーション
[編集]沿革
[編集]- 2020年
- 6月12日、SMエンタテインメントとの間でジャンル間コラボレーションのためのMOUを締結[6]。
- 7月17日、Red Velvetのヒット曲「Red Flavor」のオーケストラバージョン「Red Flavor (Orchestra Ver.)」をリリース。今作がSMエンタテインメントとソウル市立交響楽団の初コラボレーション曲である[7]。
- 7月24日、SHINee・ジョンヒョンのソロ曲「End of a day」のオーケストラバージョン「End of a day (Orchestra Ver.)」をリリース[8]。
- 2022年
- 2023年
- 3月31日、少女時代のデビュー曲「Into The New World」のオーケストラバージョン「Into The New World (Orchestra Ver.)」をリリース[11]。
- 10月16日、EXOのヒット曲「Growl」のオーケストラバージョン「Growl (Orchestra Ver.)」をリリース[12]。
- 2024年
ディスコグラフィ
[編集]SMエンタテインメント及びSM Classicsとのコラボレーション作品のみ。ソウル・フィルハーモニー管弦楽団(Seoul Philharmonic Orchestra)名義。
デジタルシングル
[編集]配信日 | タイトル | 原曲歌手 |
---|---|---|
SMエンタテインメント レーベル | ||
2020年7月17日 | Red Flavor (Orchestra Ver.)[注 1] | Red Velvet |
2020年7月24日 | End of a day (Orchestra Ver.)[注 1] | ジョンヒョン |
SMエンタテインメント・SM Classics レーベル | ||
2022年7月1日 | Feel My Rhythm (Orchestra Ver.) | Red Velvet |
2023年9月30日 | Black Mamba (Orchestra Ver.) | aespa |
2023年3月31日 | Into The New World (Orchestra Ver.) | 少女時代 |
2023年10月16日 | Growl (Orchestra Ver.) | EXO |
2024年3月29日 | Psycho (Orchestra Ver.) | Red Velvet |
2024年9月13日 | Boom Boom Bass (Orchestra Ver.) | RIIZE |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 上地 2022, pp. 91–95, 「2.ソウル・フィルハーモニー管弦楽団」.
- ^ 音楽之友社 2009, p. 193, 「ソウル・フィルハーモニック管弦楽団」.
- ^ “마르쿠스 슈텐츠” (韓国語). Seoul Philharmonic Orchestra. 2024年4月29日閲覧。
- ^ “歴代上級客員指揮者 マルクスシュテンツ(2017~2021)”. Seoul Philharmonic Orchestra. 2024年4月26日閲覧。
- ^ “歴代上級客員指揮者 ティエリ・フィッシャー(2017~2020)”. Seoul Philharmonic Orchestra. 2024年4月26日閲覧。
- ^ “SMエンターテインメント、ソウル市立交響楽団と契約…7月に新コンテンツを公開”. Kstyle (2020年6月12日). 2024年9月24日閲覧。
- ^ “Red Velvet、本日「Red Flavor」オーケストラバージョンを公開…ソウル市立交響楽団とコラボ”. Kstyle (2020年7月17日). 2024年9月24日閲覧。
- ^ “SHINee ジョンヒョンさんの名曲「End of a day」を再リリース…SM&ソウル市立交響楽団がオーケストラバージョンを公開”. Kstyle (2020年7月22日). 2024年9月24日閲覧。
- ^ “SM、ソウル市立交響楽団と2度目の契約…共同でコンサートも開催予定”. Kstyle (2022年2月11日). 2024年9月24日閲覧。
- ^ “Red Velvetのヒット曲『Feel My Rhythm』がオーケストラVer.で再誕生!雄大なクラシック音楽に変身|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2024年9月24日閲覧。
- ^ “少女時代、デビュー曲「Into The New World」のオーケストラバージョン公開 | KOREA WAVE” (2024年9月24日). 2024年9月24日閲覧。
- ^ “「EXO」のメガヒット曲「Growl」、きょう(16日)オーケストラバージョン公開”. wowKorea(ワウコリア) (2023年10月16日). 2024年9月24日閲覧。
- ^ “SM、ソウル市立交響楽団が演奏するRed Velvetの「Psycho」のオーケストラバージョンを公開”. KBS WORLD (2024年4月2日). 2024年9月25日閲覧。
- ^ “「RIIZE」の「Boom Boom Bass」、ソウル市響オーケストラバージョンで再誕生”. KNTV Web Magazine (2024年9月12日). 2024年9月13日閲覧。
参考文献
[編集]- 上地隆裕『世界のオーケストラ』 3 ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~、芸術現代社、2022年2月。ISBN 978-4-87463-221-5。
- 『最新 世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社〈ONTOMO MOOK〉、2009年6月。ISBN 978-4-276-96188-3。
関連項目
[編集]- オーケストラの一覧#大韓民国
- 世宗文化会館
- チョン・ミョンフン
- ソウルフィルハーモニック (「芸術の殿堂」を中心に活躍する民間のオーケストラ)
外部リンク
[編集]- オフィシャル・サイト (韓国語・英語)