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ソウル・II・ソウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SOUL II SOUL
出身地 イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランド ロンドン
活動期間 1987年–
レーベル ヴァージン・レコード
共同作業者 屋敷豪太
公式サイト http://www.soul2soul.co.uk/
メンバー ジャジー・B
キャロン・ウィーラー
ネリー・フーパー
サイモン・ロウ
ジャジー・Q
フィリップ・ダディ・ハーヴェイ

Soul II Soul(ソウル・トゥ・ソウル)は、イギリスロンドンにて、DJ ジャジー・B英語版が運営するサウンド・システムを母体にして結成された音楽グループ。日本ではグラウンド・ビートとして、カテゴリーに分類されている。ソウルファンクハウスヒップホップレゲエをモチーフにした斬新な音楽性のみならず、ドレッド・ヘアを頭上で結わえたジャジー・Bの髪型も話題になった。また、それらの音楽やファッションは、ファンキー・ドレッドと呼ばれた。[1][2]

略歴

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ロンドンのアフリカン・センターで開催されていたクラブイベント「Soul II Soul」から端を発するサウンド・システムである[3]

1987年の大晦日に、ブリストルのセントバルナバス納堂で「ワイルド・バンチマッシヴ・アタックの前身)」とサウンド・クラッシュを開催した。[4]

1988年、ワイルド・バンチのネリー・フーパーとAfrodiziakのキャロン・ウィーラーが参加。

1989年にリリースしたシングル「Keep On Movin'」が、全英チャート5位(Music Week)、全米チャート11位(ビルボードHot100)を記録する。続いてリリースされたシングル「Back To Life(However Do You Want Me)」は、映画『ブラック・レイン』のサウンドトラックにも収録され、全英チャート1位(Music Week)、全米チャート4位(ビルボードHot100)を記録するヒットとなった。2曲共に屋敷豪太がプログラミング、ベース等で参加した。(「Keep On Movin'」のみクレジット表記。) また、同曲を収録したアルバム『Club Classics Vol.One』は、全英チャート1位を記録した。

1990年にリリースされた2ndアルバム『Vol.II 1990 A New Decade』も、前作に続き全英チャート1位を記録。シングルカットされた「Get a Life」は、全英チャート1位(NME)、「A Dream's a Dream」は、全英チャート6位(Music Week)を記録した。同年に「Back To Life(However Do You Want Me)」でグラミー賞ベストR&Bグループを、「African Dance」でグラミー賞ベストR&Bインストゥルメンタルを受賞している。

2017年8月、ボーカルを務めたメリッサ・ベル(Melissa Bell)の死去が報じられた[5]

ディスコグラフィー

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アルバム

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タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
UK
[6]
AUS
[7]
AUT
[8]
CAN
[9]
GER
[10]
JPN
[11]
NLD
[12]
NZ
[13]
SWE
[14]
SWI
[15]
US
[16]
1989 Club Classics: Vol. 1
  • 発売日: 1989年4月10日
  • レーベル: 10, Virgin
  • 全英売上: 90万枚[17]
1 38 11 7 13 88 16 8 8 12 14
1990 Vol. 2: 1990 – A New Decade
  • 発売日: 1990年5月21日
  • レーベル: 10, Virgin
1 9 15 29 15 67 9 4 12 14 21
1992 Vol. 3: Just Right
  • 発売日: 1992年4月13日
  • レーベル: 10, Virgin
3 17 24 63 29 43 25 13 33 19 88
  • UK: ゴールド[17]
1995 Vol. 5: Believe
  • 発売日: 1995年7月31日
  • レーベル: Virgin
13 71 39 77 83 78
1997 Time for Change
  • 発売日: 1997年9月1日
  • レーベル: Island
80 175
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

参考文献

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  • アルバム「Keep On Movin'」東芝EMI・日本盤ライナーノーツ
  • アルバム「SOUL II SOUL Volume IV」東芝EMI・日本盤ライナーノーツ
  • 「The Wild Bunch - The Story Of A Sound Sytem」

脚注

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  1. ^ 「Black Radio Exclusive」誌 1989年6月9日号
  2. ^ アルバム「Keep On Movin'」東芝EMI・日本盤ライナーノーツ
  3. ^ Jazzie B Interview”. DJHistory.com. 10 January 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。20 March 2022閲覧。
  4. ^ Grundy, Gareth (14 June 2011). “Soul II Soul v the Wild Bunch The Guardian”. 2021年9月19日閲覧。
  5. ^ “元ソウルIIソウルのメリッサ・ベルが死去 娘のアレクサンドラ・バークが明かす | bmr” (日本語). bmr. http://bmr.jp/news/187179 2018年10月19日閲覧。 
  6. ^ UK Charts > Soul II Soul”. Official Charts Company. 4 September 2015閲覧。
  7. ^ Australian (ARIA Chart) peaks:
  8. ^ AUT Charts > Soul II Soul”. Ö3 Austria Top 40. 28 May 2013閲覧。
  9. ^ CAN Charts > Soul II Soul”. RPM. 28 May 2013閲覧。
  10. ^ GER Charts > Soul II Soul”. Media Control Charts. 28 May 2013閲覧。
  11. ^ JPN Charts > Soul II Soul”. Oricon. 28 May 2013閲覧。
  12. ^ NLD Charts > Soul II Soul”. MegaCharts. 28 May 2013閲覧。
  13. ^ NZ Charts > Soul II Soul”. Recording Industry Association of New Zealand. 28 May 2013閲覧。
  14. ^ SWE Charts > Soul II Soul”. Sverigetopplistan. 28 May 2013閲覧。
  15. ^ SWI Charts > Soul II Soul”. Swiss Music Charts. 28 May 2013閲覧。
  16. ^ US Charts > Soul II Soul”. Billboard. 28 May 2013閲覧。
  17. ^ a b c d UK Certified Awards Search > Soul II Soul”. British Phonographic Industry. 28 May 2013閲覧。
  18. ^ a b CAN Certifications > Soul II Soul”. Music Canada. 28 May 2013閲覧。
  19. ^ a b US Certifications > Soul II Soul”. Recording Industry Association of America. 28 May 2013閲覧。
  20. ^ Ryan, Gavin (2011). Australia's Music Charts 1988–2010. Mt. Martha, VIC, Australia: Moonlight Publishing