カンレノ酸
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
Drugs.com |
国別販売名(英語) International Drug Names |
薬物動態データ | |
代謝 | Hepatic |
排泄 | Renal and fecal |
データベースID | |
CAS番号 | 2181-04-6 |
ATCコード | C03DA02 (WHO) |
PubChem | CID: 656614 |
DrugBank | DB09015 |
ChemSpider | 570975 |
UNII | M671F9NLEA |
ChEMBL | CHEMBL1371200 |
別名 | SC-14266 |
化学的データ | |
化学式 | C22H29KO4 |
分子量 | 396.5616 g/mol |
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カンレノ酸(カンレノさん、Canrenoic Acid)は、一般的にはカンレノ酸カリウム(Potassium Canrenoate)として使用されている抗アルドステロン薬である。商品名ソルダクトン。かつてファルマシア社が製造・販売していたが、現在はファイザー社から販売されている。
プロドラッグであり、投与された後、体内で環化して薬効を示すカンレノンとなる。カンレノンは他の抗アルドステロン受容体拮抗薬と同様に作用し、カリウム保持性利尿薬に分類される。
効能・効果
[編集]- 原発性アルドステロン症
- 心性浮腫(鬱血性心不全)、肝性浮腫
- 開心術および開腹術時における水分・電解質代謝異常
禁忌
[編集]下記の患者には禁忌である[1]。
- 無尿の患者、腎不全の患者、腎機能の進行性悪化状態の患者
- 高カリウム血症の患者
- アジソン病の患者
- エプレレノンまたはタクロリムスを投与中の患者
- てんかん等の
痙攣 性素因のある患者 - 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
[編集]重大な副作用としては、ショックのほか、高カリウム血症、低ナトリウム血症、高ナトリウム血症、低クロール血症、高クロール血症等の、時に不整脈を伴う電解質異常が知られている[1]。
副作用は10.5%に発生する。0.1〜5%未満の患者に発生するものは、
- 白血球増加、貧血、
- BUN上昇、血清クレアチニン値上昇、
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇、
- 嘔気、嘔吐、下痢、頭痛、
- 女性化乳房、
- 発熱
である。また頻度不明の副作用として、男性で性欲減退、女性で多毛、声の低音化、月経異常、乳房痛等の内分泌異常が知られている。
関連
[編集]出典
[編集]- ^ a b “ソルダクトン静注用100mg/ソルダクトン静注用200mg 添付文書” (2011年2月). 2016年5月26日閲覧。