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ソンドリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ソンドリオ
Sondrio
ソンドリオの風景
ソンドリオの紋章
紋章
行政
イタリアの旗 イタリア
ロンバルディア州の旗 ロンバルディア
県/大都市 ソンドリオ
CAP(郵便番号) 23100
市外局番 0342
ISTATコード 014061
識別コード I829
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
気候分類 zona E, 2755 GG
公式サイト リンク
人口
人口 21,283 [1](2021-01-01)
人口密度 1,041.8 人/km2
文化
住民の呼称 sondriesi
守護聖人 santi Gervaso e Protaso
祝祭日 6月19日
地理
座標 北緯46度10分11秒 東経09度52分12秒 / 北緯46.16972度 東経9.87000度 / 46.16972; 9.87000座標: 北緯46度10分11秒 東経09度52分12秒 / 北緯46.16972度 東経9.87000度 / 46.16972; 9.87000
標高 307 (285 - 2277)[2] m
面積 20.43 [3] km2
ソンドリオの位置(イタリア内)
ソンドリオ
ソンドリオの位置
ソンドリオ県におけるコムーネの領域
ソンドリオ県におけるコムーネの領域 地図
イタリアの旗 ポータル イタリア
テンプレートを表示

ソンドリオイタリア語: Sondrio ( 音声ファイル))は、イタリア共和国ロンバルディア州北部にある都市で、その周辺地域を含む人口約2万1000人の基礎自治体コムーネ)。ソンドリオ県県都である。

名称

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Sondrio/ˈsondrjo/もしくは/ˈsɔndrjo/ [注釈 1]と発音される。

標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。

地理

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位置・広がり

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ソンドリオ県中部、ヴァルテッリーナに位置するコムーネ。ソンドリオの市街は、サンモリッツの南約36km、ルガーノの東北東約74km、ブレシアの北北西約75km、州都ミラノの北東約95km、トレントの西約95kmに位置する。

ソンドリオ県概略図

隣接コムーネ

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隣接するコムーネは以下の通り。

地勢・地形

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地震分類

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イタリアの地震リスク階級 (itでは、3 に分類される [4]

歴史

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現代のソンドリオの地には、ローマ時代にランゴバルド人によって兵営が築かれた。Sundrium という当時の地名は、彼らの言葉で「独占的な財産」という意味で、この都市と周辺地域を治めていた自由身分の人々の状況を示している。

ロンバルド王国が滅亡すると、ソンドリオは神聖ローマ帝国の一部となった。1040年には、ヴァルテッリーナ地方の大部分を統治したヴィッツォーラのカピタネイ家(Capitanei)が、ハインリヒ2世からこの土地を与えられた。

1310年から1335年にかけて、ソンドリオは近隣のコモとともに教皇派と皇帝派の抗争に巻き込まれ、ミラノと争った。ソンドリオは数度にわたるコマスキ家(Comaschi)による攻撃を退けるものの、1335年にはソンドリオとヴァルテッリーナ地方はヴィスコンティ家のミラノ(のちにミラノ公国)の軍門に降ることとなった。

16世紀後半から18世紀にかけて、ソンドリオはヴァルテッリーナの首府として、グラウビュンデンの「灰色同盟(Tre Leghe Grigie)」によって統治された。宗教改革に際してソンドリオは、カトリックを奉じるヴァルテッリーナの人々と、プロテスタントを奉じるグラウビュンデンの人々との間の、激しい抗争の舞台となった。1620年、ジャコモ・ロブステッリに率いられた市民は、180人のプロテスタントを殺害し、ヴァルテッリーナの独立を宣言した。

ナポレオンがこの地に進攻すると、チザルピーナ共和国に編入された。ナポレオン没落後はオーストリア帝国の一部であるロンバルド=ヴェネト王国に編入されたが、ソンドリオの人々は独立のために勇敢にたたかった。

行政

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山岳部共同体

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広域行政組織である山岳部共同体イタリア語版「ヴァルテッリーナ・ディ・ソンドリオ山岳部共同体」 (it:Comunità montana della Valtellina di Sondrioの事務所所在地である。

分離集落

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ソンドリオには以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Arquino, Colda, Ligari, Moroni, Mossini, Ponchiera, Sant'Anna, Sassella, Triangia, Triasso, Gualtieri

社会

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経済・産業

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ソンドリオとその周辺地域はブドウの生産地として、とくに高品質のワインの醸造に用いられるサッセッラやグルメッロの生産地として知られている。ワインは、観光業(特に冬季の観光)とともに、この地域の経済を支えている。

ソンドリオの経済のもう一つの重要な要素は、銀行業である。 Banca Popolare di SondrioCredito Valtellinese はソンドリオに本社を置き、ミラノ証券取引所に上場されている。

観光

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マセグラ城

ソンドリオの中心はガリバルディ広場(Piazza Garibaldi)である。そこからほど近いパラッツォ・サッシ(Palazzo Sassi)は、ヴァルテッリーナ歴史美術博物館 (it:Museo valtellinese di storia e arteとなっている。

ヴァルマレンコイタリア語版を経てスイスとを結ぶ古代以来の道路に沿い、街を見下ろす場所にマセグラ城 (it:Castel Masegraがある。この城は、グラウビュンデンによる統治の歴史に関する博物館 (it:Museo storico Castello Masegraになっている。

姉妹都市

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人物

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著名な出身者

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脚注

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注釈

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  1. ^ Dizionario di pronuncia italianaによる表記(DiPI Online - Dizionario di Pronuncia Italiana”. 2013年11月1日閲覧。)。
    Dizionario d'ortografia e di pronunzia/sóndri̯o/ と表記している(Dizionario d'ortografia e di pronunzia”. 2013年11月1日閲覧。リンク先に発音例あり)

出典

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  1. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Resident population on 1st January : Lombardia” (英語). 2021年5月10日閲覧。左側メニューのPopulation and Households > Population > Resident population on 1st January > Regions and municipalities より州を選択
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Sondrio (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年4月15日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Sondrio (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年4月15日閲覧。
  4. ^ classificazione sismica 1 dicembre 2020” (xls). イタリア市民保護局. 2021年2月7日閲覧。

外部リンク

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