タイム・クランチ
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『タイム・クランチ』 | ||||
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ナイアシン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ロサンゼルス Lunatek Music Studios(キーボード、ベース)、Clear Lake Audio(ドラムス)[3] | |||
ジャンル | フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル |
ビデオアーツ・ミュージック マグナ・カルタ・レコード | |||
プロデュース | ジョン・ノヴェロ、ビリー・シーン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ナイアシン アルバム 年表 | ||||
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『タイム・クランチ』(Time Crunch)は、アメリカ合衆国のフュージョン・バンド、ナイアシンが2001年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[4]。
背景
[編集]「レッド」はキング・クリムゾンのアルバム『レッド』収録曲のカヴァーで、若き日のビリー・シーンは、オリジナル・ヴァージョンでベースを弾いたジョン・ウェットンから影響を受けていたという[5]。また、「蒼き風」はジェフ・ベックのアルバム『ワイアード』収録曲のカヴァーである[5]。
評価
[編集]Glenn Astaritaはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ハードにドライヴするパワー・オルガン・トリオ、ナイアシンが芸術的な意味で重要な節目に到達したことの、動かぬ証拠」と評している[6]。また、ジョン・W・パターソンはAll About Jazzのレビューで5点満点中3.5点を付け「パンチがあり、豪勢で、エマーソン・レイク・アンド・パーマーの『タルカス』(特に"Stone Face"は同作からの影響が顕著)、UKの伝説的なアルバム群、そしてデレク・シェリニアン率いるプラネット・エックスの作品を思わせるサウンドに満ちている」と評している[7]。
収録曲
[編集]- エルボー・グリース - "Elbow Grease" - 5:19
- タイム・クランチ - "Time Crunch" - 3:15
- ストーン・フェイス - "Stone Face" - 6:11
- レッド - "Red" (Robert Fripp) - 8:00
- インヴィジブル・キング - "Invisible King" - 4:28
- ダディ・ロング・レッグ - "Daddy Long Leg" - 5:18
- ホグ・ファンク - "Hog Funk" - 5:07
- グロウ - "Glow" - 3:06
- ダメージド・グッズ - "Damaged Goods" - 4:25
- アウトサイド・インサイド・アウト - "Outside Inside Out" - 5:02
- 蒼き風 - "Blue Wind" (Jan Hammer) - 5:52
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- ハッピー・アズ・ア・クラム - "Happy as a Clam" - 3:40
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]- ^ “ナイアシン/タイム・クランチ (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年2月20日閲覧。
- ^ Time Crunch by Niacin on Apple Music
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ 日本盤CD (VACM-1185)帯
- ^ a b 北井康仁 (2001年10月18日). “ビリーが胸を張る『タイム・クランチ』の存在意義”. BARKS. JAPAN MUSIC NETWORK. 2022年2月20日閲覧。
- ^ Astarita, Glenn. “Time Crunch - Niacin”. AllMusic. 2022年2月20日閲覧。
- ^ Patterson, John W (2001年12月1日). “Niacin: Time Crunch album review”. All About Jazz. 2022年2月20日閲覧。