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タロコ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タロコ語
徳路固語
話者数 2万62人 (2012年6月)[1]
言語系統
表記体系 ラテン文字
公的地位
公用語 中華民国の旗 台湾 (台湾原住民地区の国家語
統制機関 中華民国の旗 台湾原住民族委員会
言語コード
ISO 639-3
Linguist List trv-ter
台湾諸語の分布
消滅危険度評価
Vulnerable (Moseley 2010)
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タロコ語(タロコご)は、オーストロネシア語族台湾諸語に属する言語である。漢字で徳路固語徳魯固語太魯閤語と表記される。台湾タロコ族の言語である。一般にセデック語の方言とされる。台湾宜蘭県南投県花蓮県で話されている。

セデック語との関係

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タロコ族がタイヤル族から独立したことから、この言語を現在台湾で「タロコ語」と呼ぶことが多いが、かつてはタロコ族はセデック族の1支族とされていたので、日本の言語学者は「セデック語タロコ方言」と呼び習わしており、今もそう呼ぶことが多い。

日本におけるタロコ語(セデック語タロコ方言)の研究者としては月田尚美(愛知県立大学教授)がおり、数々の学術的な成果を発表している[2]

タロコ語は、セデック語とは比較的近く、意思疎通も可能である[3]

脚注

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  1. ^ "太魯閣族"[1],行政院原住民族委員會,2012年/8月29日查閱.
  2. ^ 月田 尚美”. 2020年6月4日閲覧。
  3. ^ 落合いずみ 2016, p. 3.

参考文献

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  • 沈家煊,"名詞和動詞"(Of Noun and Verb),北京商務印書館,2016年6月. ISBN 978-7-100-11363-2
  • 連皓琦,"賽德克語太魯閣方言禁忌語與委婉語研究",國立東華大學-民族發展與社會工作學系,博碩士論文,2012/08/01.
  • Amy Pei-jung Lee(李佩容),"Reduplication and Odor in some Formosan Languages(Kavalan, Paiwan, Truku Seediq, and Thao)"[2],The 11th International Conference on Austronesian Linguistics (11-ICAL),22-25th June, Aussois, France,2009.
  • 許韋晟(新竹教育大學台灣語言與語文教育研究所碩士生),"台灣南島語小稱形式初探-以太魯閣語、布農語、賽夏語為例",2007全國原住民族研究論文集 學生組佳作,2007.
  • 張永利,"賽德克語和噶瑪蘭語的語態.格位與呼應(Voice, Case and Agreement in Seediq and Kavalan)"[3][4],博士論文,清華大學,(NH850462008),1997.
  • 教育部 原民會資料 原住民族14族語43個方言別分布參考表
  • 原住民族語言書寫系統
  • 落合いずみ「セデック語パラン方言の文法記述と非意志性接頭辞の比較言語学的研究」京都大学 博士(文学)甲第19431号、2016年、doi:10.14989/doctor.k19431NAID 500000974090 

外部リンク

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