タワー111
タワー111 | |
---|---|
施設情報 | |
所在地 | 富山県富山市牛島新町5番5号 |
座標 | 北緯36度42分11.8秒 東経137度12分58.3秒 / 北緯36.703278度 東経137.216194度座標: 北緯36度42分11.8秒 東経137度12分58.3秒 / 北緯36.703278度 東経137.216194度 |
状態 | 竣工 |
着工 | 1991年(平成3年)9月20日 |
竣工 | 1994年(平成6年)4月27日 |
用途 | オフィス、多目的ホール、商業施設 |
建設費 | 約200億円 |
地上高 | |
屋上 | 111.0m |
各種諸元 | |
階数 |
高層棟:地上22階、地下1階 低層棟:地上4階 |
敷地面積 | 5,633 m² |
建築面積 | 3,272 m² |
延床面積 | 35,745 m² |
エレベーター数 |
高層棟:一般用6台、非常用1台 低層棟:人荷用2台 |
関連企業 | |
設計 | 三菱地所一級建築士事務所、三四五建築研究所[1] |
施工 | 佐藤工業北陸支店、清水建設北陸支店JV[1] |
所有者 | スカイインテック |
タワー111(タワートリプルワン)は、富山県富山市にある1994年(平成6年)竣工の地上22階、地下1階、高さ111.0mで富山県で一番高いビル。情報通信企業(独立系システムインテグレーター)のインテックの創立30周年記念事業として建設された本社ビル(登記上本店所在地)であり、正式名称はインテックビル。建設当初の正式名称はインテック明治生命ビルだったが、インテックが明治安田生命保険の持ち分を買い取り、名称変更された。
概要
[編集]1989年(平成元年)3月29日に、当時富山駅北口に所有していたインテック社有地にて地上20階建ての本社ビルを1992年(平成4年)完成を目標に建設する計画を明らかにした[2]。1991年(平成3年)9月20日に着工[3]、1993年(平成5年)7月2日の上棟式[4]を経て、1994年(平成6年)4月27日に完成式が挙行された[5]。
インテックと明治生命保険(現明治安田生命保険)が共同で建設費約200億円で建設したが、2004年(平成16年)3月にインテックが明治安田生命保険の持分31%を18億円で取得し、インテックグループの100%所有となった[6]。
インテックの他にもテナントが入居し、多目的ホールであるスカイホールがある。かつては最上階に一般開放された展望室があったが、現在はインテックグループの受付があるため一般の来場者は利用できない。
オフィステナントとして、2004年11月1日に日本海側初の国連関連機関である国連環境計画(UNEP)北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)地域調整部富山事務所が[7]、また、同年6月、地元自治体の誘致活動により、米国AIGグループのAIU保険会社国内コールセンターと、同グループのアメリカンホーム保険会社のコールセンター[8]が入居した。
愛称であるタワー111の由来は、高さが111メートルであることの他、インテックの前身である富山計算センター設立日である1月11日、インテックが東証2部に上場した日である11月1日、竣工年の1994年が富山県の置県111周年であることとなっている。
施設概要
[編集]- 発注者 - 株式会社マイシティ(現スカイインテック)、明治生命保険相互会社(現明治安田生命保険)
- 設計監理 - 三菱地所
- 施工 - 佐藤工業
- 構造 - 鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC)
- 階数 - 地上22階(PH階は23階)、地下1階
- 最高部高さ - 120.5m
- 屋上高さ - 111.0m
- 敷地面積 - 5,633m2
- 建築面積 - 3,272m2
- 延べ床面積 - 35,745m2
施設等
[編集]- スカイホール - イベント・講演・コンサートに利用できる多目的ホール(462席)
- フードコート
- 店舗
- 京都きもの友禅
- 歯科医院
- 美容整形外科
など
主な入居企業
[編集]- インテック
- AIG損害保険株式会社
- セコム北陸
- 鉄道・運輸機構鉄道建設本部北陸新幹線第二建設局
- 東海東京証券富山支店
- 富山第一銀行ニューセンター支店
- 三菱商事北陸支店
- 三菱電機北陸支社富山支店
- 三菱電機ビルテクノサービス北陸支社富山支店
- 三菱電機プラントエンジニアリング中部本部北陸支社
- NOWPAP/RCU/富山事務所
かつてはテレビ金沢富山支店も入居していたが現在は移転。
イルミネーション
[編集]竣工20年を迎えた2014年よりLEDによるライトアップを行うことになり、6月12日に点灯式が行われた。ライトアップは日没から午後10時まで行われる[9]。
また、同ビルの竣工以来[9]、毎年クリスマスシーズンになると、ビル南側の窓を活用しクリスマスツリーを浮かび上がらせる「クリスマスイルミネーション」を行っている。当日の模様はテレビや新聞に必ず取り上げられ、地元では恒例行事となっている。
アクセス
[編集]その他
[編集]- 建築敷地が三角形のため、敷地有効活用のため建物は八角形の棟を3つ合わせた形となっている。
- かつて22階にはレストランと展望室があったが、現在はインテックグループの受付となっている。
- ビルの頂上には、チューリップテレビの情報カメラとSoftBankの基地局が設置されている。
- 第26回富山県建築賞一般の部入賞[1]。
注釈・出典
[編集]- ^ a b c 平成7年度 第26回富山県建築賞受賞作品(富山県建築士会、2012年9月2日)
- ^ 『北日本新聞』1989年3月30日付朝刊5面『富山駅北に新本社 完成は平成4年 地上20階建て 高さ県内一』より。
- ^ 『北日本新聞』1991年9月21日付朝刊6面『インテック本社起工式 富山 高さ111メートルの"県内一"』より。
- ^ 『北日本新聞』1993年7月3日付朝刊7面『インテック 骨組み完了し上棟式 高さ県内一 タワー111』より。
- ^ 『北日本新聞』1994年4月28日付朝刊8面『富山一のノッポビル誕生 「タワー111」完成を祝う インテック新本社』より。
- ^ 「タワー111の100%所有について」株式会社インテック 2004年3月25日オリジナル[リンク切れ] アーカイブ
- ^ 『北日本新聞』2004年11月2日付朝刊1面『国連、NOWPAP富山事務所開設 海洋環境保全を推進』より。
- ^ AIU保険会社・JACO 富山コンタクトセンター(一般社団法人ニューオフィス推進協会、2023年5月15日閲覧)
- ^ a b タワー111 竣工20年記念「ライトアップ点灯式」について ~ LEDで四季折々の彩りを ~(インテック・2014年6月9日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- タワー111 - スカイインテック