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富山第一銀行

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株式会社富山第一銀行
THE FIRST BANK OF TOYAMA,LTD.
西町交差点より
本店が入るTOYAMAキラリ
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 7184
2016年3月15日上場
略称 ファーストバンク
本店所在地 日本の旗 日本
930-8630
富山県富山市西町5番1号
設立 1944年昭和19年)10月1日
業種 銀行業
法人番号 8230001002106 ウィキデータを編集
金融機関コード 0534
SWIFTコード FBTYJPJ1
事業内容 預金業務、貸出業務、有価証券売買業務・投資業務、為替業務など
代表者 代表取締役会長 金岡純二
代表取締役頭取 野村充
資本金 101億8200万円
(2020年3月31日時点)[2]
発行済株式総数 6730万9700株
(2020年3月31日時点)[2]
売上高 連結:322億3000万円
単体:272億1300万円
(経常収益、2020年3月期)[2]
経常利益 連結:39億3100万円
単体:35億3100万円
(2020年3月期)[2]
純利益 連結:22億3200万円
単体:21億3800万円
(2020年3月期)[2]
純資産 連結:969億5800万円
単体:880億9000万円
(2020年3月31日時点)[2]
総資産 連結:1兆3913億3300万円
単体:1兆3774億7200万円
(2020年3月31日時点)[2]
従業員数 連結:616人
単体:602人
(2023年3月31日時点)
決算期 3月31日
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 3.26%
北陸銀行 2.90%
日本生命保険 2.79%
福井銀行 2.67%
東京海上日動火災保険 2.30%
(2019年3月31日時点)[3]
主要子会社 #関係会社参照
外部リンク https://www.first-bank.co.jp/
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富山第一銀行のデータ
法人番号 8230001002106 ウィキデータを編集
店舗数 66
(本支店・インターネット支店)
貸出金残高 8227億3200万円[2]
預金残高 1兆1845億4000万円[2]
特記事項:
諸表は2020年3月31日時点(単体)。
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株式会社富山第一銀行(とやまだいいちぎんこう、: THE FIRST BANK OF TOYAMA,LTD.[4])は、富山県富山市に本店を置く第二地方銀行

概要

2015年平成27年)6月8日、建設が進められてきた富山市西町南(旧:富山大和跡地)の再開発ビルである「TOYAMAキラリ」内に本店を移転し業務を開始した[5][6][注 1]。これに伴い、旧本店は耐震化工事を施した後、16年夏を目処に法人向け支援を担う「ビジネスプラザ(BP)支店」として活用される[7]

このほか高岡市内に中核店舗を新築するなど[8][9]北陸新幹線の開通や東京証券取引所での上場を視野に入れた営業体制の見直しを図り、2016年(平成28年)3月15日に東証第一部に上場している[10][11]

イメージキャラクターとして関口知宏を起用。2011年(平成23年)4月から同行CMに出演している。

県外には、北陸地方の石川県金沢市(3店舗)、新潟県(糸魚川・長岡・上越)[12]、中部地方の岐阜県(高山・飛騨神岡)に複数店舗を構える。都市部では、大阪市東京都空中店舗)に店舗を開設している。

沿革

  • 1912年大正元年)10月10日 - 氷見町(現:氷見市)に明正貯金(株)発足[13]
  • 1913年(大正2年)2月8日 - 高岡市にて高岡貯金(株)発足[13]
  • 1914年(大正3年)12月8日 - 共益貯金(株)設立[13]
  • 1915年(大正4年)11月22日 - 富山市に中越無尽貯金(株)設立[13]
  • 1916年(大正5年)
    • 8月3日 - 共益貯金(株)が営業免許を受けて、無尽公司共益株式会社と商号変更[13]
    • 9月1日 - 高岡貯金(株)が高岡無尽(株)と商号変更[13]
  • 1917年(大正6年)2月20日 - 明正貯金(株)が明正無尽(株)に商号変更[14]
  • 1919年(大正8年)5月1日 - 東岩瀬町(現:富山市岩瀬地区)に興業無尽(株)発足[14]
  • 1920年(大正9年)7月27日 - 興業無尽(株)が岩瀬興業無尽(株)に改称[14]
  • 1940年昭和15年)3月1日 - 岩瀬興業無尽が高岡無尽と合併して日本海無尽(株)となる[15]
  • 1944年(昭和19年)
    • 10月1日 - 中越無尽、無尽公司共益、明正無尽の三社合併により富山合同無尽を設立[16](創業者は金岡又左衞門)。
    • 12月16日 - 日本海無尽より営業権を譲り受ける[17]
  • 1945年(昭和20年)
  • 1946年(昭和21年)
    • 7月21日 - 電気ビルがGHQに接収されたため、事務関係の各課を富山薬学専門学校校庭内のバラックに、営業関係の各課を富山市総曲輪455-1の富山県商工経済会(現・富山商工会議所)内一室に分散移転、同年7月22日より営業開始[19]
    • 10月25日 - 木造2階建て延べ1,026m2の無尽館(当時の社長が命名)が竣工。同年10月28日営業開始し、同年11月26日の役員会で経済復興の一助となるべき見地から2階各事務室の一般への貸与を開始[20]
  • 1947年(昭和22年)4月16日 - 物資不足の時勢から延期になっていた無尽館の落成式。同年4月18日には無尽館食堂が開設される[20]
  • 1950年(昭和25年)11月30日 - 新社屋が佐藤工業の請負で着工[21]
  • 1951年(昭和26年)
    • 5月10日 - 新社屋竣工、同年5月14日より営業開始。新社屋の外観は当時の社長の希望で第一銀行本店ビルを模して設計されている。旧館の前部半分延べ581m2を解体し、鉄筋コンクリート石張り延べ284m2を新築。後部半分延べ445m2は外装修理のみ実施された。使用石材量は当時北陸一であった[21]
    • 10月20日 - 相互銀行法の施行により富山相互銀行と商号変更[22]
  • 1954年(昭和29年)11月22日 - 本店第2期工事竣工[23]
  • 1963年(昭和38年)
    • 1月 - 小学生図画コンクールを開催(以降、「わたしのパパ・ママを画きましょう」の画題で毎年開催されている)[24]
    • 2月13日 - 本店社屋4階増築工事竣工[25]
  • 1987年(昭和62年)3月 - ディーシーカードと共同で富山ファースト・ディーシーを設立。
  • 1988年(昭和63年)8月26日 - 新銀行名を『富山第一銀行』、愛称を『ファースト・バンク』にすると発表[26]
  • 1989年(平成元年)2月 - 普通銀行へ転換し、富山第一銀行と商号変更。
  • 2003年(平成15年)3月 - 経営破綻した石川銀行の2店舗を譲受。
  • 2005年(平成17年)10月 - 北國銀行福井銀行とATM相互無料開放「FITネット」を開始。
  • 2006年(平成18年)4月 - FITネットにカード相互入金機能を付加。
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)10月 - セブン銀行ATMとの利用手数料無料開放。
  • 2011年(平成23年)4月 - ローソンATMと提携。
  • 2015年(平成27年)6月8日 - 本店を「TOYAMAキラリ」内に移転し業務を開始。
  • 2016年(平成28年)3月15日 - 東京証券取引所第一部に上場。

歴代頭取

氏名 期間 備考
1 金岡又左衛門(2代目) 1944年10月 - 1957年11月
2 金岡又左衛門(3代目) 1957年11月 - 1981年3月 富山薬学専門学校教授
3 金岡純二 1981年 3月 - 2010年3月31日
4 横田格 2010年4月1日 - 2021年3月31日 日本銀行出身
5 野村充 2021年4月1日 - 日本銀行出身[27]

関係会社

連結子会社

ギャラリー

脚注

  1. ^ 同ビル併設の富山市ガラス美術館市立図書館本館は同8月22日にオープンした。

出典

  1. ^ コンプライアンスへの取組み - 株式会社富山第一銀行
  2. ^ a b c d e f g h i 2020年3月期決算短信(連結)” (PDF). 富山第一銀行 (2020年5月14日). 2020年6月20日閲覧。
  3. ^ 2019年3月期 有価証券報告書” (PDF). 富山第一銀行 (2019年6月27日). 2020年6月20日閲覧。
  4. ^ 株式会社富山第一銀行 定款 第1章第1条
  5. ^ “金沢・富山の市街地再開発が再始動 新幹線開業にらむ”. 日本経済新聞. (2011年9月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASJB0800P_Y1A900C1LB0000/ 2014年5月17日閲覧。 
  6. ^ “富山第一銀新本店オープン TOYAMAキラリ”. 北日本新聞. (2015年6月8日). http://webun.jp/item/7188960 2015年6月8日閲覧。 
  7. ^ “現本店 法人支援店に 富山第一銀、新本店6月8日開業”. 北日本新聞. (2015年2月21日). http://webun.jp/item/7161937/ 2015年4月16日閲覧。 
  8. ^ “富山第一銀、高岡の営業体制強化 新幹線新駅にらむ”. 日本経済新聞. (2012年3月2日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASJB0102F_R00C12A3LB0000/ 2014年5月17日閲覧。 
  9. ^ “高岡支店新築移転オープン 並びにイオンFB支店の閉店及び高岡支店への統合のお知らせ”. 富山第一銀行. (2013年5月20日). http://www.first-bank.co.jp/info/0366.html 2014年5月17日閲覧。 
  10. ^ “富山第一銀が東証1部上場 横田頭取「地域経済に貢献」”. 北日本新聞. (2016年3月15日). http://webun.jp/item/7259224 2016年3月19日閲覧。 
  11. ^ “富山第一銀、東証1部上場 会長「リスク取り成長」”. 日本経済新聞. (2016年3月16日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB15H5J_V10C16A3LB0000/ 2016年3月19日閲覧。 
  12. ^ 同県の地方銀行、北陸銀行は、県庁所在地の新潟市に店舗を構えているが、同行は新潟市に店舗がない。
  13. ^ a b c d e f 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編35頁。
  14. ^ a b c 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編36頁。
  15. ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編39頁。
  16. ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編40頁。
  17. ^ a b c 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編41頁。
  18. ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)91頁、付編41頁。
  19. ^ a b 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)92頁。
  20. ^ a b 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)99 - 100頁。
  21. ^ a b 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)131頁。
  22. ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編44頁。
  23. ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編46頁。
  24. ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)226頁。
  25. ^ 『富山相互銀行20年史』(1966年11月15日、富山相互銀行発行)付編50頁。
  26. ^ 『北日本新聞』1988年8月27日付朝刊5面『富相銀 新行名は「富山第一銀行」 普銀転換 来年2月1日発足』
  27. ^ 富山第一銀行頭取に野村副頭取が昇格 日本経済新聞 2021年1月28日 ※2022年12月10日閲覧

外部リンク