ダイナソー (ダイナソーJr.のアルバム)
『ダイナソー』 | ||||
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ダイナソーJr. の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | Chris Dixon's house | |||
ジャンル |
オルタナティヴ・ロック インディー・ロック ハードコア・パンク | |||
時間 | ||||
レーベル | ホームステッド・レコード | |||
プロデュース | ダイナソーJr. | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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ダイナソーJr. アルバム 年表 | ||||
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ダイナソー(Dinosaur)は、アメリカのオルタナティヴ・ロックバンド、ダイナソーJr.[1]が1985年7月16日にホームステッド・レコード[2]からリリースした1枚目のアルバムである。
概要
[編集]本作では、以降のアルバムよりもフォーク的な一面が表出しているが、本作の収録曲の中には「ダズ・イット・フロート」、「マウンテン・マン」、「バルブス・オブ・パッション」のように、よりヘヴィかつハードコア・パンクをベースとした楽曲も含まれている。
本作の初回リリース時には、バンドは単に「ダイナソー」の名で知られていたが、後に訴訟によって「ダイナソーJr.」とバンド名を変更することを余儀なくされた。そのため、本作は当初セルフタイトルのアルバムであったが、その後のリイシューでは「ダイナソー」のタイトルが維持された。
評価
[編集]アルバムに対する評論家の評価は賛否両論だった。 『オールミュージック』のレビューにおいて、スティーヴン・トマス・アールワインは「『ダイナソー』には際だった曲がいくつかある。しかし、ハードコア・パンクやハードロックに実験音楽の要素を融合させるのに苦労しているせいか、全体としては、印象的だがまとまりがない」と評した。[3]『ピッチフォーク・メディア』は、このアルバムに10点満点中6.2点を付け、「長すぎる曲に多くのスタイルを取り入れすぎて一貫性が無く、ひどく雑然としている」と評した。[4]
収録曲
[編集]作詞作曲は、全てJ・マスシス。
- フォーゲット・ザ・スワン "Forget The Swan" - 5:09
- キャッツ・イン・ア・ボウル "Cats in a Bowl" - 3:35
- ザ・リパー "The Leper" - 4:04
- ダズ・イット・フロート "Does It Float" - 3:18
- ポイントレス "Pointless" - 2:46
- リパルジョン "Repulsion" - 3:04
- ガーゴイル "Gargoyle" - 2:11
- セヴァード・リップス "Severed Lips" - 4:02
- マウンテン・マン "Mountain Man" - 3:28
- クエスト "Quest" - 4:27
- バルブス・オブ・パッション "Bulbs of Passion" - 4:13
「バルブス・オブ・パッション」は本来、シングル「リパルジョン」のB面収録曲であり、オリジナルのLP盤には収録されておらず、その後のカセットとCDのリイシューで最後の曲として収録された。2005年のマージ・レコードでのリイシューでは、J・マスシスの要望により1曲目に収録された。Jはインタビューにて「あの曲は俺たちの新しい方向性を示してくれた。自分たちだけの音だと感じたよ。だから1曲目にするように頼んだんだ。」と回顧した。[5]アルバムの最後に「ダズ・イット・フロート」の1987年のライブ録音もあわせて収録された。
クレジット
[編集]- ダイナソーJr.
- J・マスシス - ボーカル、ギター、トムトム、シンバル、ビッグマフ
- ルー・バーロウ - ベース、ボーカル、 シンセサイザー (casioと表記)
- マーフ - ドラムス、ボーカル(「マウンテン・マン」)、シンセサイザー (casioと表記)
- その他のスタッフ
- クリス・ディクソン、グレン・ディクソン - エンジニア
- ジェイソン・タラーマン - 写真撮影
- モーラ・ジャスパー - カバー・アートワーク
- ルー・バーロウ - 背面アートワーク
参考文献
[編集]- ^ Trammell, Matthew. “Three Decades of "Dinosaur"”. The New Yorker 2024年11月26日閲覧。.
- ^ “Dinosaur”. 2024年11月26日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. ダイナソー - オールミュージック. 2024年11月26日閲覧。
- ^ Harvell, Jess (April 7, 2005). “Dinosaur Jr.: Dinosaur / You're Living All Over Me / Bug: Pitchfork review”. Pitchfork. 2024年11月26日閲覧。
- ^ Attfield, Nicholas William James. You're Living All over Me. New York: Continuum, 2011. Print.