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ダウン・ホーム・スタイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ダウン・ホーム・スタイル』
ブラザー・ジャック・マクダフスタジオ・アルバム
リリース
録音 1969年6月10日 テネシー州メンフィス[1]
ジャンル ソウル・ジャズジャズ・ファンク
時間
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース ルー・フッターマン、ラリー・ロジャース
専門評論家によるレビュー
ブラザー・ジャック・マクダフ アルバム 年表
Gin and Orange
(1969年)
ダウン・ホーム・スタイル
(1969年)
ムーン・ラッピン
(1970年)
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ダウン・ホーム・スタイル』(Down Home Style)は、アメリカ合衆国ジャズ・ミュージシャン、ジャック・マクダフが「ブラザー・ジャック・マクダフ」名義で1969年に録音・発表したスタジオ・アルバム

解説

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ブルーノート・レコード移籍第1弾アルバムに当たるが、マクダフは過去にも、グラント・グリーンのブルーノート録音に参加したことがある[2]。「グルーヴィン」はヤング・ラスカルズのカヴァーである[3]

Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ビバップよりもスタックス・レコードのタイトなグルーヴからの影響が強い」「時折パンチのあるホーン・セクションによりグループのサウンドが補強されているとはいえ、このレコードはマクダフのワイルドで熱狂的なハモンドオルガンを前面に出している」と評している[4]。また、原田和典は自著において「脂身度」と「R&B度」は5点満点中4点、「乾いた空気度」は5点満点中4.5点と評している[3]

収録曲

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特記なき楽曲はジャック・マクダフ作。

  1. ザ・ヴァイブレーター - "The Vibrator" - 4:48
  2. ダウン・ホーム・スタイル - "Down Home Style" - 5:06
  3. メンフィス・イン・ジューン - "Memphis in June" (Hoagy Carmichael, Paul Francis Webster) - 4:16
  4. テーマ・フロム・エレクトリック・サーフボード - "Theme from Electric Surfboard" - 3:34
  5. イッツ・オール・ア・ジョーク - "It's All a Joke" - 3:48
  6. バター - "Butter (For Yo Popcorn)" - 4:08
  7. グルーヴィン - "Groovin'" (Eddie Brigati, Felix Cavaliere) - 5:18
  8. アズ・シー・ウォークト・アウェイ - "As She Walked Away" - 8:01

参加ミュージシャン

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その他、エレクトリックベース奏者(氏名不明)も参加[1]。また、「ダウン・ホーム・スタイル」、「メンフィス・イン・ジューン」、「バター」には大編成のバンド(詳細不明)も参加している[1]

脚注

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  1. ^ a b c Brother Jack McDuff Discography”. Jazz Discography Project. 2022年4月20日閲覧。
  2. ^ 小川充 (2021年8月9日). “【連載】Sampling BLUE NOTE 第12回 Brother Jack McDuff / Oblighetto”. BLUE NOTE CLUB. 2022年4月20日閲覧。
  3. ^ a b 原田和典『元祖 コテコテ・デラックス』ジャズ批評社、1999年11月1日、17頁。ISBN 4-915557-03-0 
  4. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Down Home Style - Jack McDuff”. AllMusic. 2022年4月20日閲覧。