ムーン・ラッピン
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『ムーン・ラッピン』 | ||||
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ブラザー・ジャック・マクダフ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1969年12月1日(#1)、12月2日(#2)、12月3日(#3)、12月11日(#4, #5) ニューヨーク州キングス・パーク サウンドヴュー・レコーディング・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ソウル・ジャズ、ジャズ・ファンク | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | ジャック・マクダフ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ブラザー・ジャック・マクダフ アルバム 年表 | ||||
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『ムーン・ラッピン』(Moon Rappin')は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、ジャック・マクダフが「ブラザー・ジャック・マクダフ」名義で1969年12月に録音・1970年にブルーノート・レコードから発表したスタジオ・アルバム。
解説
[編集]タイトル曲では、マクダフはオルガンだけでなくピアノも演奏した[2][3]。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ブラザー・ジャック・マクダフの、特に野心的な作品の一つ」「マクダフの多くの作品と異なり、アルバム全体を通じて安定したグルーヴのある作品ではなく、純然たるソウル・ジャズとも、はたまたフリー・ジャズとも違う、雰囲気重視の領域に突入した」と評している[2]。
収録曲「オブリゲットー」は、ヒップホップ界において度々サンプリングの素材となってきた。例として、ア・トライブ・コールド・クエストは「シナリオ」と「チェック・ザ・ライム」の2曲で同曲を使用し、また、ブラック・アイド・ピーズの「ニュー・ウェイヴ」ではジーン・デュションのボーカル・パートが使用された[3]。
収録曲
[編集]全曲ともジャック・マクダフ作。
- フラット・バッキン - "Flat Backin'" - 10:25
- オブリゲットー - "Oblighetto" - 6:37
- ムーン・ラッピン - "Moon Rappin'" - 6:22
- メイド・イン・スウェーデン - "Made in Sweden" - 7:39
- ルーズ・フット - "Loose Foot" - 5:05
参加ミュージシャン
[編集]- ジャック・マクダフ - ハモンドオルガン、ピアノ
- ビリー・フィップス - フルート、テナー・サクソフォーン
- ジェリー・バード - ギター
- リチャード・デイヴィス - エレクトリックベース
- ジョー・デュークス - ドラムス
- ジーン・デュション - ボーカル(on #2)[1]
その他、トランペット奏者(氏名不明)およびバリトン&テナー・サクソフォーン奏者(氏名不明)も参加[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c “Brother Jack McDuff Discography”. Jazz Discography Project. 2022年4月20日閲覧。
- ^ a b Erlewine, Stephen Thomas. “Moon Rappin' - Jack McDuff”. AllMusic. 2022年4月20日閲覧。
- ^ a b 小川充 (2021年8月9日). “【連載】Sampling BLUE NOTE 第12回 Brother Jack McDuff / Oblighetto”. BLUE NOTE CLUB. 2022年4月20日閲覧。