ダスク・アンド・ハー・エンブレイス
『ダスク・アンド・ハー・エンブレイス』 | ||||
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クレイドル・オブ・フィルス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | バーミンガム DEPインターナショナル・スタジオ[1] | |||
ジャンル | エクストリーム・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル | ミュージック・フォー・ネイションズ | |||
プロデュース | キット・ウールヴェン、クレイドル・オブ・フィルス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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クレイドル・オブ・フィルス アルバム 年表 | ||||
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『ダスク・アンド・ハー・エンブレイス』(Dusk and Her Embrace)は、イングランドのエクストリーム・メタル・バンド、クレイドル・オブ・フィルスが1996年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]元々は「カコフォノウス・レコーズ」所属時にレコーディングされていたが、最終的にバンドは「ミュージック・フォー・ネイションズ」へ移籍し、ギタリスト、キーボーディスト、ベーシストを総入れ替えした上で再録音した[3]。なお、当時脱退したメンバーの一人ポール・アレンダー(ギター)は2000年にバンドに復帰した[3]。また、本作の初期ヴァージョンは2016年に『Dusk… and Her Embrace: The Original Sin』というタイトルで発表された[3]。
共同プロデューサーのキット・ウールヴェンは、過去にシン・リジィやマグナム等の作品を手がけた[4]。「ホーンテッド・ショアズ」には、ヴェノムのボーカリストとして知られるクロノスがゲスト参加した[3]。
反響・評価
[編集]全英アルバムチャートではトップ100入りを逃したが[5]、フィンランドでは1996年第47週のアルバム・チャートで初登場24位となり、合計8週トップ40入りした[2]。
Bradley Torreanoはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ノルウェーのブラックメタル・シーンにおける極端な演奏スタイルに、シスターズ・オブ・マーシー風のメロディを持ち込んだ」と評している[6]。クリス・チャントラーは2021年、loudersound.comの企画「クレイドル・オブ・フィルスの全アルバムのランキング」で本作を1位に挙げた[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲は作詞:ダニ・フィルス/作曲:クレイドル・オブ・フィルス。1. 7. 11.はインストゥルメンタル。
- ヒューマナ・インスパイアド・トゥ・ナイトメア - Humana Inspired to Nightmare – 1:23
- ヘヴン・トーン・アサンダー - Heaven Torn Asunder – 7:04
- フューネラル・イン・カルペチア - Funeral in Carpathia – 8:23
- ア・ゴシック・ロマンス(レッド・ローゼズ・フォー・ザ・デヴィルズ・ホーア) - A Gothic Romance (Red Roses for the Devil's Whore) – 8:36
- マリス・スルー・ザ・ルッキング・グラス - Malice Through the Looking Glass – 5:30
- ダスク・アンド・ハー・エンブレイス - Dusk and Her Embrace – 6:09
- ザ・グレイヴヤード・バイ・ムーンライト - The Graveyard by Moonlight – 2:28
- ビューティ・スレプト・イン・ソドム - Beauty Slept in Sodom – 6:32
- ホーンテッド・ショアズ - Haunted Shores – 7:08
日本盤CD ボーナス・トラック
[編集]下記の曲順は2001年再発CD (VICP-61273)に準拠。日本初回盤CD (PCCY-01049)では、「ノクターナル・スプレマシー'96」はアルバム本編の5曲目に組み込まれていた[7]。
- ヘル・アウェイツ - Hell Awaits – 5:45
- カミラズ・マスク - Carmilla's Masque – 2:55
- ノクターナル・スプレマシー'96 - Nocturnal Supremacy '96 – 5:58
参加ミュージシャン
[編集]- ダニ・フィルス - ボーカル
- スチュアート・アンスティス - ギター
- ジャン・パイアズ - ギター
- ダミエン・グレゴリ - キーボード
- ロビン・グレイヴス - ベース
- ニコラス・バーカー - ドラムス
- サラ・イザベル・デーヴァ - バッキング・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- クロノス - アディショナル・ボーカル(on "Haunted Shores")
- Danielle Cneajna Cottington - バッキング・ボーカル
脚注
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b finnishcharts.com - Cradle Of Filth - Dusk & Her Embrace
- ^ a b c d Reesman, Bryan (2016年10月31日). “Dani Filth Reflects on His Black Metal Classic, ‘Dusk…And Her Embrace’”. Observer. 2021年12月22日閲覧。
- ^ a b Chantler, Chris (2021年10月18日). “Every Cradle Of Filth album ranked from worst to best”. loudersound.com. Future plc. 2021年12月22日閲覧。
- ^ CRADLE OF FILTH | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ Torreano, Bradley. “Dusk and Her Embrace - Cradle of Filth”. AllMusic. 2021年12月22日閲覧。
- ^ Cradle Of Filth - Dusk And Her Embrace (1996, CD) - Discogs - 日本初回盤CDの情報。
外部リンク
[編集]- ダスク・アンド・ハー・エンブレイス - Discogs (発売一覧)