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ダスク・アンド・ハー・エンブレイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ダスク・アンド・ハー・エンブレイス』
クレイドル・オブ・フィルススタジオ・アルバム
リリース
録音 バーミンガム DEPインターナショナル・スタジオ[1]
ジャンル エクストリーム・メタル
時間
レーベル ミュージック・フォー・ネイションズ
プロデュース キット・ウールヴェン、クレイドル・オブ・フィルス
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 24位(フィンランド[2]
  • クレイドル・オブ・フィルス アルバム 年表
    ヴェンパイア・オア・ダーク・フェアリィテイルズ・イン・ファルスタイン
    (1996年)
    ダスク・アンド・ハー・エンブレイス
    (1996年)
    鬼女と野獣
    (1998年)
    テンプレートを表示

    ダスク・アンド・ハー・エンブレイス』(Dusk and Her Embrace)は、イングランドエクストリーム・メタルバンドクレイドル・オブ・フィルス1996年に発表した2作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    元々は「カコフォノウス・レコーズ」所属時にレコーディングされていたが、最終的にバンドは「ミュージック・フォー・ネイションズ」へ移籍し、ギタリスト、キーボーディスト、ベーシストを総入れ替えした上で再録音した[3]。なお、当時脱退したメンバーの一人ポール・アレンダー(ギター)は2000年にバンドに復帰した[3]。また、本作の初期ヴァージョンは2016年に『Dusk… and Her Embrace: The Original Sin』というタイトルで発表された[3]

    共同プロデューサーのキット・ウールヴェンは、過去にシン・リジィマグナム等の作品を手がけた[4]。「ホーンテッド・ショアズ」には、ヴェノムのボーカリストとして知られるクロノスがゲスト参加した[3]

    反響・評価

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    全英アルバムチャートではトップ100入りを逃したが[5]、フィンランドでは1996年第47週のアルバム・チャートで初登場24位となり、合計8週トップ40入りした[2]

    Bradley Torreanoはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ノルウェーのブラックメタル・シーンにおける極端な演奏スタイルに、シスターズ・オブ・マーシー風のメロディを持ち込んだ」と評している[6]。クリス・チャントラーは2021年、loudersound.comの企画「クレイドル・オブ・フィルスの全アルバムのランキング」で本作を1位に挙げた[4]

    収録曲

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    特記なき楽曲は作詞:ダニ・フィルス/作曲:クレイドル・オブ・フィルス。1. 7. 11.はインストゥルメンタル

    1. ヒューマナ・インスパイアド・トゥ・ナイトメア - Humana Inspired to Nightmare – 1:23
    2. ヘヴン・トーン・アサンダー - Heaven Torn Asunder – 7:04
    3. フューネラル・イン・カルペチア - Funeral in Carpathia – 8:23
    4. ア・ゴシック・ロマンス(レッド・ローゼズ・フォー・ザ・デヴィルズ・ホーア) - A Gothic Romance (Red Roses for the Devil's Whore) – 8:36
    5. マリス・スルー・ザ・ルッキング・グラス - Malice Through the Looking Glass – 5:30
    6. ダスク・アンド・ハー・エンブレイス - Dusk and Her Embrace – 6:09
    7. ザ・グレイヴヤード・バイ・ムーンライト - The Graveyard by Moonlight – 2:28
    8. ビューティ・スレプト・イン・ソドム - Beauty Slept in Sodom – 6:32
    9. ホーンテッド・ショアズ - Haunted Shores – 7:08

    日本盤CD ボーナス・トラック

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    下記の曲順は2001年再発CD (VICP-61273)に準拠。日本初回盤CD (PCCY-01049)では、「ノクターナル・スプレマシー'96」はアルバム本編の5曲目に組み込まれていた[7]

    1. ヘル・アウェイツ - Hell Awaits – 5:45
    2. カミラズ・マスク - Carmilla's Masque – 2:55
    3. ノクターナル・スプレマシー'96 - Nocturnal Supremacy '96 – 5:58

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    • クロノス - アディショナル・ボーカル(on "Haunted Shores")
    • Danielle Cneajna Cottington - バッキング・ボーカル

    脚注

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    1. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b finnishcharts.com - Cradle Of Filth - Dusk & Her Embrace
    3. ^ a b c d Reesman, Bryan (2016年10月31日). “Dani Filth Reflects on His Black Metal Classic, ‘Dusk…And Her Embrace’”. Observer. 2021年12月22日閲覧。
    4. ^ a b Chantler, Chris (2021年10月18日). “Every Cradle Of Filth album ranked from worst to best”. loudersound.com. Future plc. 2021年12月22日閲覧。
    5. ^ CRADLE OF FILTH | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    6. ^ Torreano, Bradley. “Dusk and Her Embrace - Cradle of Filth”. AllMusic. 2021年12月22日閲覧。
    7. ^ Cradle Of Filth - Dusk And Her Embrace (1996, CD) - Discogs - 日本初回盤CDの情報。

    外部リンク

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