ダスク (ザ・ザのアルバム)
『ダスク』 | ||||
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ザ・ザ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | オルタナティヴ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | エピック・レコード | |||
プロデュース | マット・ジョンソン、ブルース・ラムコフ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ザ・ザ アルバム 年表 | ||||
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『ダスク』(Dusk)は、イングランドのロック・バンド、ザ・ザが1993年1月に発表した4作目(当初マット・ジョンソン名義で発売された『バーニング・ブルー・ソウル』を含めれば5作目)のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]キーボーディストのD.C.コラードが正式加入し、5人編成のバンドという体裁で制作された[11]。ただし、正式ドラマーであったデヴィッド・パーマーは本作の制作中に解雇され、一部の曲ではヴィニー・カリウタ(元フランク・ザッパ・バンド)とブルース・スミス(元ポップ・グループ)がドラムスを担当した[12]。中心人物のマット・ジョンソンは後年「奇妙なことに、『マインド・ボム』以上にライヴ・レコーディングを中心とした、よりバンド的な録音状況だったにもかかわらず、もはやバンドとしての一体感は失われているように感じた」「私の自信作の一つだ。皆が素晴らしい仕事をしたが、ツアーに出た頃にはバンドは崩壊していた」と振り返っている[12]。
反響・評価
[編集]全英アルバムチャートでは4週トップ100入りし、ザ・ザのアルバムとしては最高の2位を記録した[1]。ニュージーランドのアルバムチャートでは11週トップ50入りし、1993年2月21日に最高6位を記録するが、トップ10入りは1週のみで終わった[2]。ノルウェーでは『インフェクテッド』(1987年)以来のアルバム・チャート入りを果たし、最高10位を記録して、同国における唯一のトップ10アルバムとなった[3]。
サム・サミュエルソンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「以前の多くのアルバムで枠組みとなってきた、癖になるようなダンス・ビートを捨て、暖色系の光がゆらめく、熱気に満ちた生のリズムに置き換えた」と評している[13]。
収録曲
[編集]全曲ともマット・ジョンソン作。
- 真の幸福はそうして見い出される "True Happiness This Way Lies" – 3:10
- 愛は死よりも強し "Love Is Stronger Than Death" – 4:38
- 欲望の犬ども "Dogs of Lust" – 3:09
- 夜の訪れ "This Is the Night" – 3:50
- 前世のスロー再生 "Slow Emotion Replay" – 3:54
- 電話相談員 "Helpline Operator" – 4:48
- ナトリウム光の恋人 "Sodium Light Baby" – 3:45
- 君の吐息 "Lung Shadows" – 4:34
- 真夜中の亡霊 "Bluer Than Midnight" – 3:43
- 孤独な惑星 "Lonely Planet" – 5:27
シングル
[編集]本作からのシングルのチャート最高順位を示す。
タイトル | イギリス[14] | ニュージーランド[2] | ノルウェー[3] |
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欲望の犬ども | 25位 | 16位 | 7位 |
前世のスロー再生 | 35位 | - | - |
愛は死よりも強し | 39位 | - | - |
参加ミュージシャン
[編集]- マット・ジョンソン - ボーカル、ギター、メロディカ、タンブリン、ローズ・ピアノ、テープ操作、シンセサイザー
- ジョニー・マー - ギター、バリトン・ギター、ハーモニカ、バッキング・ボーカル
- D.C.コラード - ハモンドオルガン、ピアノ
- ジェームズ・エラー - ベース
- デヴィッド・パーマー - ドラムス(on #2, #5, #7, #10)
アディショナル・ミュージシャン
- ダニー・トンプソン - アップライト・ベース(on #4)
- ヴィニー・カリウタ - ドラムス(on #3, #9)
- ブルース・スミス - ドラムス(on #4, #6)
- ジョン・サークル - トランペット(on #6)
- クリス・バチェラー - トランペット(on #8)
- ガイ・バーカー - トランペット(on #9)
- アシュレイ・スレイター - トロンボーン(on #8)
- デイヴィッド・ローレンス - ホルン、フリューゲルホルン(on #8)
- ポール・ウェブ、ジーク・マニーイカ - バッキング・ボーカル(on #10)
脚注
[編集]- ^ a b THE THE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ a b c charts.org.nz - The The - Dusk
- ^ a b c norwegiancharts.com - The The - Dusk
- ^ swedishcharts.com - The The - Dusk
- ^ australian-charts.com - The The - Dusk
- ^ The The - Dusk - hitparade.ch
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ The The - Dusk - austriancharts.at
- ^ The The - Dusk - dutchcharts.nl
- ^ “The The - Awards”. AllMusic. 2015年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月3日閲覧。
- ^ 日本初回盤CD (ESCA-5661)ライナーノーツ(大鷹俊一、1992年11月9日)
- ^ a b Bonner, Michael (2016年7月21日). “The The's Matt Johnson interviewed: "I was hallucinating giant spiders!"”. Uncut. 2019年12月3日閲覧。
- ^ Samuelson, Sam. “Dusk - The The”. AllMusic. 2019年12月3日閲覧。
- ^ THE THE | full Official Chart History | Official Charts Company