ダッキー・ソット
プロフィール | |
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生年月日 | 1995年10月23日 |
現年齢 | 29歳 |
出身地 | メルボルン |
瞳の色 | ブラウン |
毛髪の色 | ブラック |
公称サイズ(2023[1]時点) | |
身長 / 体重 | 179 cm / ― kg |
スリーサイズ | 81 - 59 - 90 cm |
靴のサイズ | 25.5 cm |
活動 | |
デビュー | 2013 |
ジャンル | ファッション |
モデル内容 | 一般・下着 |
事務所 |
MODELWERK TESS MANAGEMENT KULT AUSTRALIA CREATIV TALENT NEW YORK CREATIVE TALENT MANAGEMENT |
外部リンク | |
データベース | FMD, IMDb |
モデル: テンプレート - カテゴリ |
ダッキー・ソット(Duckie Thot、1995年10月23日 - )は、南スーダン系オーストラリア人のファッションモデル。2023年現在ニューヨーク市ブルックリン区を拠点に活動。名前のカタカナ表記はCOSMOPOLITANに従う[2]。
経歴
[編集]両親は南スーダンのヌエル族。出生名Nyadak Thot。これは姓・名共にヌエル語である[3]。1994年、第二次スーダン内戦を避けてオーストラリアに移住[4]。この時、ダッキーは母の胎内にいた[5]。1995年10月23日、シドニーに生まれる[1](メルボルン生まれとする資料もある[6])。メルボルンで育つ[7]。
学校の同級生や教師は出生名のNyadak Thotをうまく発音できなかった。このため、彼女はモデル活動をするにあたってDuckieというニックネームで呼ばれることを好む[6](6歳のときから公式にDuckieと名乗っている[3])。2013年、Maranatha Christian School卒業[7]。
姉のNikki Perkinsがモデル及びYouTuberとして活動していたことがきっかけでダッキーはモデル業界と関りを持つ[7]。姉の勧めでオーディションを受け、2013年7月9日、オーストラリアのリアリティーショーAustralia's Next Top Modelの第8サイクルに出演開始。最終的に脱落するが、総合Top3に残る[5]。
2016年、David Jonesのランウェイを歩いてオーストラリア国内におけるモデルのキャリアを開始。しかしオーストラリアでは有色人種のモデルにはチャンスが与えられることもなく、仕事を取るのは困難と感じていた[3]。そこで、米国での成功を求めてニューヨークのブルックリンに移住することを決断した。モデル事務所と面接のアポを取った後ニューヨークに飛んだダッキーは、複数の事務所から契約のオファーを受けるが、最終的にニューヨーク・モデル・マネジメントと契約した[4]。
この時期のダッキーのキャリアに特筆すべき貢献をした人物にカニエ・ウェストが挙げられる。ある日ダッキーがニューヨークで行われたキャスティングを終えると、ウェストのアシスタントが通りまで追いかけてきてすぐにウエストに会ってくれるよう頼んだ。そして、その日のうちに雑誌の表紙を撮影することになった[8]。Yeezy Spring/Spummer 2017のキャットウォークを歩いたのが国際的なショーに出演した最初である[8]。
2018年以降、 L'Oreal Parisの広報大使[9]。Fenty x Puma, Fenty Beauty[5], Moschino, Balmain, Oscar de la Rentaのキャンペーンにも参加[6][10]。2018年のピレリのカレンダーはTim Walkerの撮影で『不思議の国のアリス』を再現したもので、登場人物の大部分を黒人モデルが占めるが、ダッキーはアリス役で登場[11]。ピレリと仕事をする前には、関係者が肌の色に配慮しないことが多かったため、撮影の際には自らメイクをすることが多かったと本人の証言が残っている[4]。この年の12月、ヴィクトリアズ・シークレットのランウェイを歩く[12][9]。
2019年、TATRASの2019-20秋冬キャンペーンのモデルに起用される[13]。
2022年、Sports Illustrated Swimsuitのルーキーとしてデビュー[14]。
その他
[編集]南スーダンからオーストラリアに来たことで、両親は自分たちがディアスポラであると自覚し、南スーダンの文化を熱心に日常生活に取り入れた。母国語で会話し、伝統的な食べ物を食べ、南スーダンの教会に通った。また、南スーダンの文化に由来する娯楽を楽しんだりもした[15]。
ダッキーはBlack Barbieというニックネームで呼ばれ[15]、その名前に誇りを持っているが、本人によると自分はまだ完璧ではない[3]。
出典
[編集]- ^ a b FMD 2023.
- ^ “人気モデルが告白!黒人モデルから見た「業界のリアル」”. cosmopolitan.com (2017年2月2日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b c d Cuby 2017.
- ^ a b c Acharya 2018.
- ^ a b c Chia 2019.
- ^ a b c IMDb 2023.
- ^ a b c Maranatha Christian School 2021.
- ^ a b Newbold 2017.
- ^ a b ゴゴ通信 2018.
- ^ “Model Duckie Thot Stuns As The Face Of Oscar De La Renta SS 2018 Campaign”. hypehair.com (2018年3月12日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ Rutherford 2017.
- ^ “開催まで3カ月! ヴィクトリアズ・シークレット2018 ファッションショーに出演が決まったモデル44人”. 25ans.jp (2018年9月10日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ “タトラス、2019-20秋冬キャンペーンヴィジュアルを公開”. esquire.com (2019年8月29日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ “Duckie Thot 2022: Montenegro”. swimsuit.si.com (2022年5月16日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b Clark 2020.
参考文献
[編集]- Chrissy Rutherford (2017年11月11日). “Duckie Thot, Naomi Campbell Star in All-Black Pirelli Calendar”. harpersbazaar.com. 2023年3月26日閲覧。
- Alice Newbold (2017年10月13日). “Duckie Thot On Pirelli, Rihanna And Doing Her Own Thing”. vogue.co.uk. 2023年3月26日閲覧。
- Jessica Chia (2019年8月19日). “Duckie Thot on diversity in beauty, her favourite mascara, and more”. glamourmagazine.co.uk. 2023年3月26日閲覧。
- Michael Cuby (2017年9月16日). “Duckie Thot Is Going to Shock Us”. papermag.com. 2023年3月26日閲覧。
- “Duckie Thot, Class of 2013”. maranatha.vic.edu.au. 2021年6月8日閲覧。
- Dipal Acharya (2018年2月14日). “DUCKIE THOT: INTRODUCING FASHION’S NEW SUPERSTAR”. standard.co.uk. 2022年2月11日閲覧。
- Imogen Clark (2020年11月6日). “Glass meets model on a mission – Duckie Thot”. theglassmagazine.com. 2023年3月26日閲覧。
- “生きてるバービー人形として話題の女性 下着モデルやロレアルパリの広報大使を務める”. gogotsu.com (2018年10月29日). 2023年3月26日閲覧。
- “Duckie Thot: Biography”. imdb.com. 2023年3月26日閲覧。
- “DUCKIE THOT”. FMD. 2023年3月26日閲覧。