コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ダニエル・ミサキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダニエル・ミサキ
Daniel Missaki
シカゴ・カブス(マイナー)
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
出身地 日本の旗 日本
静岡県富士宮市
生年月日 (1996-04-09) 1996年4月9日(28歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
170 lb =約77.1 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 アマチュアFA
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ブラジルの旗 ブラジル
WBC 2013年

ダニエル・リュウスケ・ミサキ(Daniel Ryusuke Missaki、1996年4月9日 - )は、静岡県富士宮市出身のプロ野球選手投手育成選手)。右投左打。MLBシカゴ・カブス傘下に所属。

ブラジル国籍の日系三世[1]で、日本名は御前 龍介 ダニエル(みさき・りゅうすけ・ダニエル)[2]

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

日本静岡県富士宮市静岡市との報道もある[3])で生まれ、2歳でブラジルに移住した[4]

ヤクルト野球アカデミーでは、チアゴ・ビエイラとチームメイトだった[5]2013年第3回WBC本戦のブラジル代表に選ばれた[6][7]。16歳での出場は第3回WBCで最年少だった。2月28日の福岡ソフトバンクホークスとの強化試合では8回に登板した[8]

プロ入りとマリナーズ傘下時代

[編集]

WBC後に、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ[9]。この年は、傘下ルーキーリーグのアリゾナリーグ・マリナーズで、7試合(6試合で先発)に登板し、0勝1敗、防御率6.23を記録した[10]

2014年は、傘下ルーキーリーグのプラスキ・マリナーズで開幕を迎えた[要出典]。この年は、11試合に先発登板し、6勝3敗、防御率2.36を記録した[10]

2015年5月にトミー・ジョン手術を受ける[要出典]

ブルワーズ傘下時代

[編集]

2015年12月9日、アダム・リンドとのトレードで他マイナー2投手とともにミルウォーキー・ブルワーズに移籍した[11]。2018年まで在籍した。

BCリーグ・栃木時代

[編集]

2020年4月10日、ベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)栃木ゴールデンブレーブスへ入団することが発表された[12]。登録名はダニエル

巨人時代

[編集]

2021年8月17日、読売ジャイアンツと育成契約を結んだ[13]。登録名はダニエル・ミサキで、背番号は002[14]。推定年俸は440万円[15]。12月28日に、推定年俸4万ドル(440万円)で残留することが発表された[16]

2022年10月3日、翌年の契約を結ばないことが球団より発表された[17]

巨人退団後

[編集]

2023年4月、ベネズエラのサマーリーグであるリーガ・マヨール・デ・ベイスボル・プロフェシオナル英語版(LMBP)[注 1]のセンタウロス・デ・ラ・グアイラに入団することが発表された[18]。シーズン終了後はブラジルに戻り、古巣の社会人チームであるニッポン・ブルージェイズ英語版でプレーした[19]

メキシカンリーグ時代

[編集]

2024年1月17日、リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(メキシカンリーグ)メキシコシティ・レッドデビルズと契約した[20]

カブス傘下時代

[編集]

同年4月26日にMLBシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[21]

選手としての特徴

[編集]

最速154km/hの直球[22]とスライダー、チェンジアップなどの変化球を持つ[23]

詳細情報

[編集]

NPB年度別投手成績

[編集]
  • 一軍公式戦出場なし

独立リーグでの投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2020 栃木 16 10 0 0 0 2 1 1 0 .667 188 45.0 38 1 21 - 1 33 7 0 15 11 2.20 1.31
2021 28 0 0 0 0 3 0 1 0 1.000 122 28.0 25 1 12 - 3 23 4 0 12 11 3.54 1.32
通算:2年 44 10 0 0 0 5 1 2 0 .833 310 73.0 63 2 33 - 4 56 11 0 27 22 2.87 1.32
  • 2021年度シーズン、栃木退団時

背番号

[編集]
  • 42(2020年 - 2021年途中)
  • 002(2021年8月17日 - 2022年)

代表歴

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2021年創設のサマーリーグ。1945年創設のウィンターリーグ(LVBP)とは異なる。

出典

[編集]
  1. ^ 巨人育成のダニエル「家族やフィアンセに感謝」BC栃木から入団”. 日刊スポーツ (2021年8月17日). 2021年8月17日閲覧。
  2. ^ 御前 龍介 ダニエル選手 読売ジャイアンツ育成選手契約のお知らせ”. 栃木ゴールデンブレーブス (2021年8月17日). 2021年8月17日閲覧。
  3. ^ ブラジル代表16歳ミサキは制球に自信”. 日刊スポーツ (2013年2月25日). 2021年8月18日閲覧。
  4. ^ ブラジル秘密兵器は16歳の日系人”. デイリースポーツ (2013年2月26日). 2021年8月18日閲覧。
  5. ^ “【巨人】ダニエル・ミサキが初練習 最速154キロ右腕の目標はビエイラ”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年8月18日). https://hochi.news/articles/20210818-OHT1T51105.html?page=1 2021年10月9日閲覧。 
  6. ^ BRAZIL ROSTER”. WBC. 2014年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月18日閲覧。
  7. ^ ブラジル代表 出場メンバー - 2013 WBC”. SELECTION (2012年1月23日). 2021年8月18日閲覧。
  8. ^ WBC:「侍」に挑む16歳 ブラジル代表・ミサキ投手”. 毎日新聞 (2013年3月2日). 2013年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月18日閲覧。
  9. ^ After Pitching In WBC At 16, Brazil’s Daniel Missaki Signs With Mariners”. Baseball America (2013年5月21日). 2015年1月1日閲覧。
  10. ^ a b Baseball Reference (Minor)”. Baseball Reference (Minors) (2013年5月21日). 2015年1月1日閲覧。
  11. ^ Mariners Acquire 1B Adam Lind From Milwaukee”. MLB.com (2015年12月9日). 2016年2月12日閲覧。
  12. ^ 新入団選手のお知らせ”. 栃木ゴールデンブレーブスオフィシャルサイト (2020年4月10日). 2021年8月18日閲覧。
  13. ^ 新外国人育成選手の入団について”. 読売ジャイアンツオフィシャルサイト (2021年8月17日). 2021年8月18日閲覧。
  14. ^ 巨人育成のダニエル「家族やフィアンセに感謝」BC栃木から入団”. 日刊スポーツ (2021年8月17日). 2021年8月18日閲覧。
  15. ^ 巨人育成ダニエル・ミサキ 18日に2軍合流、アピール次第で支配下検討も”. 日刊スポーツ (2021年8月18日). 2021年8月20日閲覧。
  16. ^ 巨人デラロサら外国人4選手と契約 ダニエル・ミサキら4選手と育成契約”. 日刊スポーツ (2021年12月28日). 2021年12月28日閲覧。
  17. ^ 来季の契約について”. 読売巨人軍 (2022年10月3日). 2022年10月6日閲覧。
  18. ^ YELIMAR REQUENA (2023年4月6日). “Daniel Missaki will be the first Japanese in the LMBP”. Líder en deportes. 2023年5月14日閲覧。
  19. ^ Daniel Missaki”. tailgate zone. 2024年3月4日閲覧。
  20. ^ diablosrojosmxの2024年1月17日のツイート2024年3月4日閲覧。
  21. ^ 22年まで巨人の育成枠でプレーのダニエル・ミサキ投手、カブスと契約”. 日刊スポーツ (2024年4月26日). 2024年7月1日閲覧。
  22. ^ 巨人、最速154キロ右腕ダニエルと育成契約 「全ての皆様に感謝」、背番号「002」”. Full-Count (2021年8月17日). 2021年8月20日閲覧。
  23. ^ 【WBC】16歳・ミサキ、1回無安打「楽しく投げられた」”. スポーツ報知 (2013年3月1日). 2013年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月18日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]